こんにちは。古代ローマ帝国、オスマン・トルコ帝国、モンゴル帝国、旧ソ連、etc..。
それらは かつて地上に存在した 巨大化しすぎた国家です。そして、いずれも 崩壊しています。
そして、それらの国家の崩壊の原因に共通しているのは 拮抗する巨大国家との戦争で敗北したからではありません。いずれも、足元から崩れ始め、中央への求心力を失い、分裂・弱体化しました。
ということは、現在の唯一の超大国であるアメリカだって例外ではないように思います。旧ソ連だって、10年前に崩壊を予測できた人はいるでしょうか?
そこで質問です。将来、アメリカが凋落、崩壊するとしたら、いつ頃から、そしてどのようなプロセスで進んでいくと思いますか?
No.1
- 回答日時:
>旧ソ連だって、10年前に崩壊を予測できた人はいるでしょうか?
正確に10年前以前かどうかは判りませんが、ソ連崩壊の約10年くらい前に小室直樹氏が光文社から「ソビエト帝国の崩壊」という本を出版し
その指摘の一つ一つが氏の博覧強記に裏打ちされ、説得力のある内容でした。結果は指摘とは過程は少々違うものの、本当に崩壊してしまいました。
(この本は今でも通販で買うことができますので、興味がありましたら照会・検索してください)この内容なら、私的には「的中」と言っても良い
レベルだと思います。
>将来、アメリカが凋落、崩壊するとしたら、いつ頃から、そしてどのようなプロセスで進んでいくと思いますか?
ソ連の場合、マルクスレーニン主義という計画経済の屋台骨があり、「マルクスレーニン主義がこけたら皆こけた」という状態になって
しまいましたが、アメリカの場合、その様な崩壊すべき屋台骨や統一理論はありません。何かがダメになると、その部品だけを取り換えて、
次につなぐ事が可能です。実際、過去はそのようになってきていますからね。これが近代経済学であり、政治学だと思います。今の経済学
政治学がダメになっても、どんどん新しい理論が生み出されてくると思います。それにアメリカ人の多くはアメリカの存在を今も肯定して
いますし、多くの世界の優秀な人材がアメリカへと渡っています。元日本人でも南部洋一郎氏や中村修二氏などのノーベル賞受賞者が
アメリカに帰化しています。そんなわけで、アメリカの底力は非常に強いと思います。(もちろん、100年、200年後のことまでは
判りません)
私見ですが、アメリカよりも中国の崩壊の方が早いのではないでしょうか。もちろん、私は浅学にして非才ですので、その道の専門家から
すれば噴飯ものの考えかもしれませんが、中国の場合、中国共産党という「無謬性」を誇る屋台骨があります。そして今も計画経済の領域に
あります。中国共産党は今でこそマルクスレーニン主義や毛沢東思想は言わなくなりましたが、政治経済は強権的であり、市場や国政に無理を
押し付けるところがあります。この様な手法を変えない限り、中国共産党はそう長くないと思います。
もちろん、ソ連が崩壊してもロシアは残っているように、中国共産党が崩壊しても中国そのものが崩壊することはないと思います。世界に
散らばっている中国人の旺盛な生活力・活動力・経済力は今後とも健在であり、中国と言う中国人による国家も残ると思います。
回答ありがとうございます。
>正確に10年前以前かどうかは判りませんが、ソ連崩壊の約10年くらい前に小室直樹氏が光文社から「ソビエト帝国の崩壊」という本を出版し
いることはいたんですね。しかし、当時は「そんなの戯言だろ。」と片付けられて
見向きもされなかったでしょうね。
>私見ですが、アメリカよりも中国の崩壊の方が早いのではないでしょうか。
中国の場合は チベット、ウイグルの分離独立の危惧があるでしょうね。
でも、チベットやウイグルにも 土着の人を上回る漢民族が入植し、役人たちもみんな漢民族で土着の人々を抑えつけていますからね。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
米国は移民の国です。
人種などがバラバラで雑多な価値観で
溢れています。
米国建国当初は、雑多な国民だが、結局は西欧の価値観で統一
されるだろう、と言われていました。
しかし、現実はそうはなりませんでした。
次ぎに登場したのが、人種のルツボ論です。
異種金属が溶け合って新たな金属が誕生するように
今までにない「米国人」が産まれる、と言われました。
しかし、これも違いました。
現代では、人種、宗教などがばらばらのまま共生する
人種のサラダボール論が提唱されています。
米国は移民の国です。
どうして米国に来るか、といえば、得だからです。
あるいは経済であり、あるいは自由ですが、要するに
メリットを求めて集まった国が米国、というわけです。
こういう国は脆いですよ。
上り調子の時は良いのですが、一端落ち目になると
あっという間に衰退すると思います。
なぜなら、米国にいるメリットが無いからです。
人類の理想と言われたローマ帝国の崩壊原因に
ついては諸説ありますが、人種がバラバラだった
から、という切も有力です。
●2012年 大統領選挙 (人種別、誰に入れたか)
オバマ ロムニー
白人 39% 59%
黒人 93 6
中南米 71 27
アジア 73 26
●米国の人種構成(2010)
白 72,4%
ヒ 16,3
黒 12,6
ア 4,8
”どのようなプロセスで”
↑
途上国が途上国なのは、人種や宗教などが
バラバラで政治が不安定だからです。
政治が不安定なので経済が発達しないのです。
米国も人種間の対立が激しくなり
治安が悪化し、まとまりがなくなり、
衰退していくと思います。
衰退が始まるきっかけは、戦争あるいは
経済的打撃になるとおもいます。
ワタシは戦争だと思います。
米国は最強国家ですし、国民をまとめるためにも
戦争好きの国ですが、それが首を絞めることに
なるのでは、と考えています。
”いつ頃から”
↑
これは難しいですね。
百年は必要だと思いますが。
回答ありがとうございます。
#1さんとは対照的なご意見ですね。
>米国も人種間の対立が激しくなり
カリフォルニア州やテキサス州を中心にヒスパニックの勢力が強くなると、不安定になるかもしれませんね。
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