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戦後最大のヒット曲の1つとされる「リンゴの唄」。1番の歌詞は、何かのメタファーとして「リンゴ」が歌われているようです。
可愛いリンゴの気持ちがよく分かる、の奥に隠されたものが何だろう…と思っていると、2番で「リンゴによく似たコ」を歌う内容になって、拍子抜けします。なんのことはない、思わせぶりな1番は、「気だてのよい可愛い娘」を引き出す伏線に過ぎないのでしょうか?
3番の歌詞で、人格を付与された存在であることが確定しますが、小首をかしげて夢見顔の「人物」が2番のリンゴによく似た子と同一人物か?、というと微妙です。最後4番でリンゴの位置付けはますます抽象的になり、ヒントも汲み取れません。
結局、リンゴとは少女のメタファーに過ぎないのでしょうか? あるいは、1〜4番は内容的に独立していて、「リンゴ」が象徴するものも異なるのでしょうか?
戦中には勇ましい曲以外を聴いたり歌ったり出来なかったが、軍国主義からの解放で禁止が解かれ一気に人気になった という、よく聞く「説明」は、何もこの曲だけに当てはまる要因ではないはずで、それはヒットの背景に過ぎません。あの歌の歌詞のどこに、当時の大衆は魅せられていたのでしょうか?(旋律の明るさ・軽快さの魅力要因は承知しています。ここでは、歌詞にテーマを絞って下さい)
あそこまで国民的に愛された歌が、あの文字通りのたわいない意味しかないとすれば不思議な話です。「たわいないからこそ、当時の世相に合ったのだ」という答は、何故リンゴなのか?、に答えていません。
別にダブルミーニングや比喩的解釈だけに限って答を探る必要はないでしょうから、それらも含め、この歌詞の言わんとする処,出来れば「リンゴ」が象徴しているもの について、論考などがあれば紹介して下さい。
紹介でなく独自研究を披瀝される際は、テクスト研究の方法に則り、論拠を明確にお願いします。
よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (2件)

リンゴといえば何故か東北が思い浮かびます。

実際、青森が生産のトップで、全体の半分以上。サトウハチロウは両親こそ東北出身ですが、東京生まれの東京育ち。漠然とリンゴを通しての、氏の望郷の念という思いを抱きましたが違う様です。ただ、母への思いから母の生まれ故郷である仙台へは足繁く訪れていた模様。そういう意味では多少母への思いが込められているかもしれません。


戦後間もない頃のヒット曲という事ですが、当時、リンゴは高級果物だったと推測出来ます。東北エリアから果たして何処まで流通していたかと考えると、地域はかなり狭まるはずです。それなりに日持ちのする果物ですが、今の様に流通は発達しておらず、日本津々浦々の人々の口に入る物ではなかったはずです。私は50台前半で、静岡の片田舎の出身ですが、病気に成った時にしかお目に掛かっていませんでした。

色気はまったくないですが、戦後の貧しい日本において、リンゴは一つの憧れの食べ物で、それを題材にしただけではないか、そんな風に考えます。色々と比喩的な表現でリンゴが語られていますが、頑張って皆でリンゴが食べられる様な豊かな国にしよう、といった応援歌ではないでしょうか。前記の母への思いから仙台を訪れる機会は多かった様ですので、東京より頻繁に食べられる同地にて、その思いをリンゴに込めたのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

投稿拝見。
たまたま、リンゴをモチーフにしただけ、リンゴでなければならない論理的必然性はなかった、というご指摘は、私も異存ありません。アートとはそういうものでしょう。しかし、ひとたびモチーフを選んでイメージを膨らませた以上は、もはやそれは単なる高級フルーツだけの意味ではなかっただろう、というところから出た質問です。
私には歌詞のどこを読んでも、リンゴを食品として見ている視点を微塵も感じ取れないので、皆がリンゴが食べられる国になろうという意味だとの解釈は、素直にテクストから感じ取れる印象からは最も遠いものなのですが、ご意見は参考にさせて頂きます。
4番だけ取り出して見れば、何らかの連帯を呼びかける心情が歌われていることは確かでしょうね。ただ、4番の「リンゴ」を他のいかなる語句に置き換えても、みんなが歌えばなお楽しいはずですよね。やはり4番はヒントにはできないなぁ、という思いが拭えません。

お礼日時:2015/10/07 11:50

映画の挿入歌で話題になったが、本当は戦時中に作詞されたものだということはあまり知られていない。

今となってはサトウハチロウしか本当の意味は知らなかろう。
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