都道府県穴埋めゲーム

ddeana様

こちらfrolander様への御回答をとても興味深く読ませていただきました。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9152589.html

flavorは「匂い+味わい+素材を組合せた総合的な「香り」」とのことですが、それではaromaはどのように定義されるのでしょうか。

また、研究社英和中辞典はaromaの意味を「芳香,香り、風格、気品、趣」としていますが、そうであれば「香ばしい香り」はaromaを用いて言った方がいいように思えるのですが、flavorの方がよいのはなぜでしょうか。

A 回答 (1件)

わざわざ指名していただき、ありがとうございます。



frolander様の質問への回答で、私がflavorの方が適当と考えた理由は、「香ばしさ」という表現が嗅覚だけでなく、いわゆる五感と言われる、「知覚、感覚」を総合的に合わせたものの表現だからです。
miho1994様は「香ばしい香り」と聞くと何を想像されますか?
・さんまのパリパリと焼ける時の匂い
・遠赤外線でやく焼き芋の匂い
・ご飯を窯で炊いている時に匂い
など、日本の食生活で育ってきた人には、すぐ浮かぶかと存じます。ですが、それは実際に目で見て、口に運んでパリパリとした食感や、歯で噛み砕く感覚、そして食べながら鼻に抜ける香り、加えてなによりそれを「美味しい」と認識した自分の経験があるからこそ、総合的に「香ばしさ=いい香り」と脳に情報として蓄積されたものなのです。
よって、食文化が違えば、香ばしさ=良い匂い という定義も変わってしまうのです。

sensory evaluation(官能評価)をアメリカで学んだ時、その顕著な例を耳にしました。
日本人にはなじみがあるご飯が炊きあがる時の香り。あれは日本人にとってはすごくよい「香ばしい香り」ですが、ご飯を炊いてそれを食べるという習慣がなかった時代アメリカ人には、ものすごく臭くていやな匂い=odorとしか認識されなかったのです。つまり彼らにとっては、香ばしくはなく、よってaromaticでもない香りだった訳です。同様に、焼き魚の匂いも何かが燃えている「火事」の匂いであってもコーヒーアロマのようないい香りではなく、苦情の対象です。
frolander様に、いくつか選択肢を示して、その中から一番あなたが香ばしいと思う表現を選んでくださいとお話したのも、どれがその人にとって一番「香ばしさ」を表すのにふさわしいか個人差があるからです。

>aromaはどのように定義されるのでしょうか。
aromaとは、嗅覚のみで感知する匂いであり、誰がかいでもそのものの特徴を顕著に表している香りを指すものです。加えてそれを良い香りと認識するものでもあります。
ですからフレグランス業界では、出来あがった香りをflavorではなくaromaと表現します。つまり食べたり、味わったりせずにわかるよい香りなのです。

>研究社英和中辞典はaromaの意味を「芳香,香り、風格、気品、趣」としています。
香りをあらわす単語はaroma以外にも
・smell(匂いもgood smell となれば、良い香りと同意語です)
・scent
・fragrance
などありますが、日本語の辞書では、スペースの問題もあり、詳細な使い分けまでは説明されていません。日本語の、「いる」という言葉には、1)煎る2)炒る、二つ漢字が当てはまりますが、英語になるとともにroastとなってしまいます。ですがこの二つには調理法にあきらかな違いがあります。そこまで英語の辞書では説明されないのでそれと同じことです。

少しでもご質問への答えになっていれば幸いと存じます。
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この回答へのお礼

ddeana様

ああ、何という素晴らしい御回答でしょうか。
詳しくて、鋭くて、やさしい!!
御一緒にお仕事をさせていただきたいです!!

ありがとうございました。

お礼日時:2016/01/15 14:47

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