プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

職場で、利益をしっかり把握する為に原価計算をする事になりました。
小さな会社で年配の方が多く経理も手書きでの管理が多いです。
今までもどんぶり勘定だった様で、フォーマットも無いので自分でエクセルで作ろうと思っています。
経理も簿記も分からないので、大まかに
材料費、労務費、経費をとりあえず調べている段階ですが、
機械を設計から加工、組立までを行っている会社で他に何の項目が必要でしょうか?
設計費、加工時間×時間単価?位しか思いつきません、宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

初めて原価計算を行うのであれば、先ず、製造直接費の計算に力を注ぎましょう。

当面は、製造間接費の配賦は考えなくても構いません。


◆機械を受注生産する場合の生産作業は、基本的には、次のような工程(作業フェーズ)になります。

I.設計
①要件定義及び基本設計
②詳細設計

Ⅱ.製造
[部品又は材料の仕入れ]
①材料加工
②材料加工の外注
③組立
※組立を外注する会社もある。

Ⅲ.試験
①単体試験
②統合試験


◆生産に関わる原価要素は、材料費、労務費および経費に分類する。

・材料費は、おおむね次のように細分する。
1 素材費(又は原料費)◎
2 買入部品費◎
3 燃料費
4 工場消耗品費、消耗工具器具備品費等

・労務費は、おおむね次のように細分する。
1 給料(基本給のほか割増賃金を含む。)◎
2 従業員賞与◎
3 退職給付引当金繰入額
4 通勤手当◎、法定福利費◎、福利厚生費
※労務費のうち、◎を付けた費用を用いて時間単価を算定する。

・経費とは、材料費、労務費以外の原価要素をいい、外注費◎、減価償却費、棚卸減耗費、賃借料、修繕費、水道光熱費、旅費交通費などの諸経費に細分する。


作業フェーズごとに製造直接費(↑◎を付けた費用)を計算しましょう。作業フェーズごとの製造直接費の合計額が、その機械の原価です。


さて、

>・・・設計費、加工時間×時間単価?位しか思いつきません、宜しくお願い致します。

「設計費」は、「I.設計」の作業をした従業員の人件費(=労務費)だけを計算して集計して下さい。「I.設計」の作業に必要な事務用消耗品費や水道光熱費、通信費などの製造間接費は、機械ごとに集計する必要はありません(年間に会社全体で発生した製造間接費を集計する必要はありますけど)。

人件費(=労務費)は、加工時間×時間単価で計算しましょう。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます(^-^)
分かりやすく勉強になりました(^-^)

お礼日時:2016/05/08 17:32

工業簿記の範囲になりますね。


勉強の仕方としては、日商簿記2級の「工業簿記」でテキストが多数ありますので
まずはそちらを参考に計算方法などを身につけてください。
製造原価表の作り方までやるはず。
2級の工業簿記は、いきなりやっても、だいたいわかると思います。
実際にそういった職場で、ちょこっとでも経理担当をしていたら、
テキスト読んでも「ちんぷんかんぷん」は、あまりないと思います。

材料費、労務費、経費、は基本となりますが、
製造間接費の配賦率などについての知識も必要となります。
この辺りは、未経験者だったら、やはり専門家のお知恵拝借が必要です。
今までも納税などについて、会計士さん・税理士さん、
または地元の商工会などに相談する機会があったと思いますので、
そのような方にも、経理処理方法を指導頂くと良いでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます(^-^)
本を買って勉強してみようと思います(^-^)

お礼日時:2016/05/08 17:31

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