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建築物の環境衛生の勉強をしています。
オゾンが地表付近に存在すると良くない様な事が記載されています。
オゾン層のオゾンと自動車の燃焼過程で発生するオゾンは同じ物質なのでしょうか?
成層圏に存在するオゾンは良いと記載がありますが地表のオゾンが成層圏にいく事はできないのでしょうか?
また、普通に考えれば化学式の窒息の次が酸素で更に酸素×3なので空気より重いと思うのですが地表へは降りてこないのでしょうか?

「建築物の環境衛生の勉強をしています。 オ」の質問画像

A 回答 (1件)

オゾン層のオゾン濃度って10ppm程度であって、オゾンだけの空気層があるわけじゃないのです。


成層圏で大気が薄くなるのは重力に縛られなくなるのと当時に、宇宙からの外的ストレスを緩衝して大気が分解されて地表に還元しているのです。その際に酸素が分解されオゾンが発生する。オゾンがさらに還元されて酸素や水に戻る。
成層圏にあるオゾンはいいオゾンなのではありません。生物に有毒なのはかわりません。成層圏の大気濃度で人は生存できないだけ。
また地表のオゾンも生物への殺菌効果を利用して、空気清浄や水の浄化などにも利用されています。

オゾン層は、赤道付近の日照の強い地域の一定高度で紫外線により酸素分子が分解されオゾンが発生し、それが自転によるジェット気流にのって南北極に流動している。
フロンなどの化学物質はオゾンを分解するため、大気汚染によってオゾン供給が減ると、南北極のオゾン濃度が低くなりオゾンホールが発生する。
オゾン濃度が低いと地表まで紫外線が到達し、生物に皮膚がんなどの健康被害が起きる。
先進国は北半球の高緯度に集中しているため、先進国ほど人口密度と排ガス量が多く、オゾンホールの影響による健康被害を受けやすくなる。こういう仕組みです。

光化学スモッグは、オゾン層で起きている紫外線ストレスによる分解還元が、低空で発生し短期循環してしまう状況。
成層圏では薄い大気でゆっくり分解還元されているオゾン分解が、都市部でオゾンやフロンを含む化学排気物のエアロゾルが濃くなると、水蒸気の核となって雲を形成し滞留していまい、光を遮り上空まで汚染物質が揮散しなくなってしまうのです。その雲が濃くなると窒素酸化物を多く含んだ酸性雨となって地表を侵しますし、地表付近でオゾンを消費してしまうので、オゾンより安定しているフロンが成層圏に達し、オゾン層が希釈されてしまいオゾンホールの原因となります。
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この回答へのお礼

詳しく有り難う御座います。
オゾンは地表でも成層圏でも同じ物質で人体には有害なのですね。
大気汚染の仕組みも解りやすく解説して頂き大変 参考になりました。

お礼日時:2016/05/14 08:30

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