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鍼灸の経絡治療と中医学の特徴と違いについて、知りたいのですが、ネット検索したところ、表のようにはっきりとわかりやすくここがこう違うと書いてあるサイトを見つけることができませんでした。
あまりに基本的なことすぎて載っていないのでしょうか?
学校の東洋医学概論で学んでいるのは、中医学的な内容なのでしょうか?
1年の頃はやみくもに教科書の内容に沿って、勉強していたのですが、今頃になって、自分は一体、鍼灸の勉強のどこらへんにいて、これからどう進んでいくのだろうと急に考えてしまった次第です。
期末テストが終わって、夏休み直前だからでしょうか?
よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

>東洋医学全般について学校では学んでいると考えてよいのでしょうか?


そうですね。
中医学も経絡治療も、根本的な部分は一緒ですから。

>sinnkyuusiさんはどのような方向で勉強されたか、知りたいです。
僕は経絡治療を学んでいます。
中医学の証の多さやわかりにくさについていけなくて悩んでいた頃に経絡治療に出会って、治療理論のわかりやすさに関心して勉強しはじめました。

極端に言うと、経絡治療って証が4つしかないんですよ(肝虚証、脾虚証、肺虚証、腎虚証)。
この4つの区別ができれば、初心者は初心者なりに治療が組み立てられて効果も出せるというのが魅力でしょうか。
日本の鍼灸師が最も多く学んでいる技術が経絡治療だというのも大きなポイントでした。

>脈診ってどうなんだろうと思ってしまうのです。
脈診には科学的根拠がない、と思っていませんか?
実は僕もそう考えていた時期がありました。
ですが、学んでいくと「脈診は科学なのだ(と諸先生方が皆口にするのです)」という事に気づくはずです。
実は、脈診は医学的な根拠の上に成り立っているのです。
不思議な事など何ひとつなく、脈は身体の状態を如実に反映する唯一の部位なのだという事がわかると思います。

これに気づくと非常に楽しくなります。
脈を診ただけで「あ、この人、家族の人とけんかして家を出てきたな」とか「昨日は夜更かししたな」とか「数回は吐いてきたな」など、面白いようにその人の暮らしぶりや性格、身体の状態などがよくわかるようになります。

>脈は同一の人でも、その時々の状況や時間などで、異なってくるはずなのに・・・
人間は生き物ですから、時々刻々と身体の状態は変化しているわけです。
それに合わせて脈状も微妙に変わりますが、根本的な脈差はそんなに変わりません(脈差は気が動けば大きく変わりますので、それを利用して体調を整えるのが僕等の仕事です)。
脈状診と脈差診の違いがわかれば、その疑問は解消されると思います。

学生さんのうちは、必ずひとつの壁にぶち当たる時期が来ます。
ほとんどが「鍼灸って本当に効くのか!?」という基本的な疑問だと思います。
これに関しては、西洋医学的な鍼灸を勉強しているうちは解決されません・・・。
だって、鍼灸は『気の医学』であって、西洋医学的な根拠や科学的な検証が出来ない分野なのですから(でも僕はこれに気づくまで相当時間を費やしましたが・笑)。

医師と連携をとって治療にあたる事も多いのですが、医師が「何でこの治療で治っていくのかわからない」と言います。
西洋医学的な見地から鍼灸を見ると、それは単なるプラセボのようにも見えて非常に理解しがたいようなのです。
しかし、古典を読んで昔からの伝統医学としての鍼灸を勉強してみると、不思議な点など何ひとつなく、むしろ西洋医学に不足している部分を補って余りある効果を実感できるようになると思います。
そのひとつの手段として、東洋医学系の学会に所属、または勉強会に出席されてみるのは非常に意義のある事だと思います。

僕の所属する団体のURLを貼っておきます。
8月には経絡治療夏期大学というイベントがありますが、僕が一番最初に出席したのもこれでした。
もし宜しかったら一度来てみてください。
お金は高いですが、3日間で基礎から応用まで非常にわかりやすく、筋の通った講義や実技を受講する事が出来ます。
当日の受付けもやっているはずです(今年は参加人数が多いそうですから、受講するならなるべく早いうちに申し込んだ方が良いかな?)

講習会はお金をとる所が良いですよ。
やはり、ただで諸先生方の技術を盗もう何て都合のいい話はないです(笑)。

少々長くなったので、これで失礼します。
何かあればまた補足しますので、何でも聞いてください。

参考URL:http://www.tjmed.com/

この回答への補足

そうなんですか!夏期大、申し込んでありますよ♪
早期申込みをしてありますσ(^_^)昨日、テキストが届きました。初めての研究会参加です。

>当日の受付けもやっているはずです

受付されているんですか!?では、「sinnkyuusiさんですか?」って聞いたら、分かりますかね!?
ってわかりませんよね(^_^;どの受付の方もきっと鍼灸師(sinnkyuusi)さんですからねぇ。。。

>極端に言うと、経絡治療って証が4つしかないんですよ(肝虚証、脾虚証、肺虚証、腎虚証)。
>この4つの区別ができれば、初心者は初心者なりに治療が組み立てられて効果も出せるというのが魅力でしょうか。

まだ経絡治療について全く無知なので、勉強になります。でも脈診ができるようになるまで、物凄く時間がかかるようなイメージ(>_<)何十年とか…。

>脈診には科学的根拠がない、と思っていませんか?

思っていますねぇ。。。σ(-_-;でもsinnkyuusiさんも最初はそういうふうに思っていて、それがその後、信じることができる方向に向かっていったということが分かって、少し安心しました。

>脈状診と脈差診の違いがわかれば、その疑問は解消されると思います。

脈診への不信感を払拭する糸口になりそうですね。

>ほとんどが「鍼灸って本当に効くのか!?」という基本的な疑問だと思います。

壁ですねぇ。。。東医臨の授業で先生が「鍼は効くのか?と疑問に思っている人、手を上げてください」っておっしゃったんです。で、私はすぐにパッと挙手をしたんです。そうしたら、挙手をしているのは私、たった一人で「○○さんがそう思うのも、無理はないですね。鍼には効果のある疾患とそうでない疾患もありますし…」と言われました。

自分自身、効果があって鍼の世界に入ろうと思ったからではないんです、実は。ただ、今まで月経痛とひどい肩こり・頭痛に悩まされ続けてきて、いろんな治療機関に行っても一時的に良くなることはあっても、完治することはなかったので、この世界に入る前の最後に受けた鍼治療に何か可能性を感じて、自分で治してみようって思ったんです。

>これに関しては、西洋医学的な鍼灸を勉強しているうちは解決されません・・・。
>しかし、古典を読んで昔からの伝統医学としての鍼灸を勉強してみると、

そうですか。西洋医学的な鍼灸、局所治療的な鍼灸には限界があるのではないかなというのは考えています。まず教科書をきちんと勉強して、余裕が出てきたら、古典にも触れて行けたらなぁと思っています。
なんだか、まとまりのない文になってしまいましたが、ここで止めておきます。ありがとうございます。(またお返事を期待してみたりして…)

補足日時:2004/07/25 13:10
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asrabbitさんも夏期大にご出席されるとの事で、嬉しく思います。


初めて出席されるとの事で、アドバイスを。

1)講師の先生を信頼する事!
毎年いるのですが、講師の先生を押しのけて持論を展開してしまう受講者がいます(笑)。
経絡治療を勉強しに来ているはずなのに、なぜか中医学的にはこうで・・・という話を熱心に他の受講生に話している受講生。
こういう方に捕まらないように(笑)、とにかく講師の先生のやる事をしっかり見て、聞いてください。

2)人脈を作ろう!
鍼灸師は開業すれば一匹狼・・・ではなく、やはり横のつながりが非常に大切です。
夏期大で知り合った方々にはその後も連絡を取り合える関係になれれば最高ですね。

3)講師陣の実技は池田先生を!
僕の個人的な意見なのですが・・・。
最後の日に講師全員参加の実技講習会があります。
その際、ぜひ池田政一先生にぴったりくっついて、先生の話と手の動きをご覧になってください。
僕も毎年池田先生の話を聞いているのですが、初心者にもわかりやすく、また質問に対しては必ず納得できる回答をしてくれるのは池田先生だけのような気がします。
たしか2時間30分ほど時間があったと思いますが、他の講師のところへ移動せず、ずっと見ていてもいいくらいとても勉強になりますよ。

4)終了後は各支部の講習会へ!
関東支部や関西支部などでは定期的に講習会を行っています。
ほとんどの参加者が夏期大で予習し、講習会で復習というスタンスを取っていると思います。
関東支部だと10月から翌年7月まで、月1回ペースで行っており、こちらも非常に有益ですよ。

と、こんなところでしょうか。

鍼灸の効果に疑問を抱くのは、非常に大切な事だと思います。
疑問に思った事や今まで消化できなかった謎など、何でも講師の先生に相談してくださいね。
夏期大で相談できなかった事は、このサイトでどうぞ(笑)。

ちなみに、僕は毎年参加していますが事務局の人間ではないですよ(笑)。
ただの常連参加者です。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます!(^-^)

>毎年いるのですが、講師の先生を押しのけて持論を展開してしまう受講者がいます(笑)

毎年いるのですか…うーん、いそうな感じですねぇ
(^_^;気をつけます。


>3)講師陣の実技は池田先生を!

はい、池田先生ですね。マークしてみます。
その先生の近くにsinnkyuusiさんもいらっしゃりそうですね。ちょっとキョロキョロしてみます。
池田先生の周りにいて、他の人よりキョロキョロ度が高いのがワタクシだと思います(^_^;


>4)終了後は各支部の講習会へ!

夏期大学で経絡治療学会の治療方針や考え方、雰囲気を見て、自分がよりここで学びたいと感じることができたら、支部の学生会員になろうと密かに考えています。夏期大から入っていく人が多いんですかね!?


>夏期大で相談できなかった事は、このサイトでどうぞ(笑)

はい、今後ともよろしくお願い致します。
本当にありがとうございます<(_ _)>

お礼日時:2004/07/27 07:48

とりあえず、以前回答したものを参考にしてください。


#7で現代医学的治療、中医学的治療、経絡治療の3種類の特徴を書きました。

分からないことがあれば補足してくださいね。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=524304

この回答への補足

回答ありがとうございます。
とてもわかりやすかったです。

学校の東洋医学概論で学んでいるのは、中医学的な内容なのでしょうかという質問はナンセンスでしょうか?中医学、経絡治療、問わず東洋医学全般について学校では学んでいると考えてよいのでしょうか?

それと、もし良かったら、sinnkyuusiさんはどのような方向で勉強されたか、知りたいです。
中医学?経絡治療?西洋医学的?それらの良いところを取って独自の方法を取っている?など…

当方、浅刺&低刺激で効果を上げる治療法を会得したいと考えています。
ですので、以前から刺激の強そうなイメージの中医学は自分には関係ないかなと思っていたのですが、だからと言って脈診ってどうなんだろうと思ってしまうのです。脈を診て、人の身体の状態を判断するというのに疑問を抱いてしまうのです。
脈は同一の人でも、その時々の状況や時間などで、異なってくるはずなのに、それをメインの診断方法にする経絡治療も自分に向いているのか?と考えてしまいます。

後進の者へのアドバイスとしてお答えいただけるとありがたいです。
よろしくお願い致します。

追伸ー昨日、治療院めぐりの一環としてお邪魔した、吸玉メインで治療されている先生は明治鍼灸大卒の方でしたよ。

補足日時:2004/07/24 07:25
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