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二十一ヵ条の要求とはどういった内容なんでしょうか?早めに教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

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第一次世界大戦に於いて日本は、元々参戦するつもりはなかったのですが、イギリスより再三参戦を求められ、しぶしぶ参戦することになりました。

この時日本が宣戦布告を行った相手がドイツです。
この当時ドイツは、中国の山東省にある青島という地域を支配しており、日本はドイツからこの青島を取り戻す、という名目で第一次世界大戦に参戦しました。

日本はドイツに圧勝し、青島を取り戻すわけなのですが、日本が宣戦布告した相手はドイツ。
中国に宣戦布告を行ったわけではありませんから、形式的に日本は「ドイツから青島を取り返した」という構造になります。

これを明確にするには、第一次世界大戦終戦後に講和条約を結び、正式にドイツから青島を接収し、日本の領土とした上でこれを中国に対して返還する、とう形を取ることが当時の国際法のルール上必要だったわけですが、ここで当時の中国のリーダーであった袁世凱は、「中国はドイツとの間で条約を結んでおり、ドイツは条約に於いて第三国に青島を渡さないと約束している。日本は自国領土とすることなく、速やかに青島を中国に返還すべきだ」と言ってきます。

ですが、少なくとも日本はイギリスの要請を受けて一次大戦に参戦しており、国際的なルール上、そのような方法を取ることができません。日本は中国のために青島をドイツから取り返したはずなのに、このままでは中国との間で賠償問題に迄発展しそうになりました。

そこで、日本は袁世凱を交渉のテーブルに挙げることを目的として、当時孫文との間でまとまりつつあった要求を、「対華21か条要求」として袁世凱に突きつけたのです。(このうち5つの要求は、実際には『要求』といえるものではなく、『構わなければこの5つの内容もお願いしたい』というようなレベルのものでした)

この時袁世凱は「日本はとんでもない国だ!中国の領土である青島を奪った上に21もの要求を突き付けてきた!」と言って中国の反日世論を煽ります。中国だけでなく、当時反日であったアメリカやドイツに対しても同じようなプロパガンダをばらまきます。

そのくせ、最終的には日本に対して「日本から脅迫されて、仕方なく21か条要求を呑んだ形にしてくれ」という風に懇願し、日本がこれに応じて最後通牒を突き付け、条約を結ぶわけですが、条約を結んだ直後に袁世凱は自国民に対し、

「日本人に土地を貸したものは公開裁判なしに死刑に処す」

というお触れを出す始末。
この時に袁世凱があおった自国民に対する反日感情が後の日中戦争へとつながるきっかけになりました。
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