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約4週間前、苛性ソーダを使用して、石鹸を作りました。
内容は、エクストラバージンオリーフ゛オイル(315g)レッドパームオイル(209g)
ココナッツオイル(110g)苛性ソーダ(82g)精製水(177g)
です。

硬い石鹸を作りたかったので、レッドパームオイルの比率を上げ、オリーブオイルの
比率を下げました。
ケン化率は、90%以下としました。

製作過程で異常が2点ありました。
イ:どこで間違ったのか、精製水が、非常に少ない設定でした。(本来は、250g弱)
ロ:ガラス瓶に苛性ソーダを入れ、精製水を加え、それを冷却するために、
  氷水に入れましたが、ビンが割れ、苛性ソーダ液が、漏れました。
  結構残っていたので、それを使用して石鹸を作成しました。
  ガラス瓶は、今まで4回ほど使用し、問題は有りませんでした。
  (但し、普通のガラス)

教えていただきたい事
1)苛性ソーダ溶液を作成するとき、水の量は、発熱量と関係があるのでしょうか?
  測定時には、82度位までは記憶があります。
  
2)石鹸が4週間経った現在、本来は固形化して乾いているはずが、見かけは
  乾いていますが、触ると油のようなものが表面で溶けます。
  これは、苛性ソーダ液がガラス瓶の破損で少なくなったので、ケン化率が
  下がり、グリセリンの比率が高くなっている、と単純に解釈して
  良いのでしょうか?

3)精製水の分量を間違ったことが、どのような結果を生み出すのでしょうか?

少し調べても、元から化学的知識が無いので、判らず、
教えていただけたら、幸いです。

A 回答 (1件)

1)水の量によります。

ある程度以上の量の水があれば発熱量はほぼ同じです。ただし、当然のことながら、水の量が少なければ同じ発熱量でも温度上昇は大きくなります。それに伴って、水の一部が蒸発することもあるでしょう。そもそも、操作として、濃い水酸化ナトリウム水溶液を作りたいのであれば、苛性ソーダに水を加えるべきではありません。水に苛性ソーダを加えるべきです。苛性ソーダは一度に加えるのではなく、水が上昇し過ぎないように、何回かに分けて加えるべきです。底に多量の苛性ソーダが沈んでいる状態で水を加えれば、容器の底の付近のみがかなり高温になることは予想できますし、そういった温度のむらがガラスの破損の原因になることも予想できます。特にガラスがパイレックスなどのような温度変化に強い素材でない場合にはなおさらです。ガラスというのはそういう素材なんです。これまで割れなかったのは単に運が良かっただけなのかもしれません。

2)苛性ソーダが少なければ当然、加水分解されていない油脂の量が多くなり、それが『油』として残ります。グリセリンは無関係です。加水分解されたものが少ないなら、グリセリンも少ないですし、グリセリンは水によく溶けるので、水と一緒に除かれることもあるでしょう。

3)よほど極端に間違えない限り、基本的にはさほどの影響はないでしょう。それと、「元から化学的知識が無い」というのであれば、いったいどうやってケン化率を計算したのでしょうか。その計算ができるのであれば、苛性ソーダの量が非常に重要であることはわかるはずであり、だとすれば、量のわからない苛性ソーダをそのまま使えるわけがないこともわかるはずです。

厳しい言い方をすれば、「化学的知識が無いのだから許してね」というのはダメだと思いますよ。苛性ソーダは劇物に指定されており、事業所とかであれば、施錠できる場所に保管し、使用量などを記録しておく必要のある危険な薬品です。それを認識できていない人が使うべきではないと思いますよ。
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この回答へのお礼

ご丁寧で、詳細な回答、有難うございます。
とても勉強になりました。
有難うございます。

お礼日時:2017/04/07 17:15

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