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スタンドバイミーの小説(映画版では省かれていた)に出てくる一フレーズ「人間は一番話したいとこが話せないから、どうしても2番目に話したいことを言ってしまうんだ(?)」という内容だったと思うのですが、原文(英語)が知りたいのです。誰か知っていらっしゃる方お願いいたします。

A 回答 (2件)

とにかく"diminish"という動詞をこの文章で覚えたことは確かなんですが、そこからだんだん記憶をたどっていくうちに、いろいろ思い出してきました。


このフレーズは何回か繰り返して出てくるんです。

"I"は、作者であるStephen Kingの経歴とダブるところもある作家です。
記憶のなかにある「12歳の夏」は、かぎりなく豊かで、かけがえのないものなのに、それを言葉によってあらわそうとしても、ずいぶん見劣りのするものになってしまう。
そうした意味を持つこのフレーズが、時折、挿入されることで、12歳の"I"と、振り返りつつそれを書こうとしている30代の"I"の距離が感じられるようになっていたんです。
とくにそれが明らかになるよう、冒頭の部分はイタリックで記されています。

そう思って、いくつか見当をつけて探してみました。
まず2章、3章は過去の話ばかりで、該当箇所はありませんでした。

20章(ひとり早く起きた主人公がシカを見つけた場面―ここはすごく印象的な場面ですよね)の一番最後に、イタリックではなく地の文に混じって以下の文章が出てきます。

"The most important things are the hardest to say, because words diminish them. It's hard to make strangers care about the good things in your life."
(一番大切なことというのは、ほかのどんなことよりも話すのがむずかしい。言葉は大切なことを切り縮めてしまうから。自分の人生のなかの善きものを、他人に大切にしてもらうことなど、できるものではない)

そのつぎの章の最後にももう一度、30代の作家が成功し、ニューヨークに観光に行った時、ふとヒルに吸い付かれて取れなかったときのことを思いだす場面で、まずイタリックで、作家と書く理由についての見解が記されます。

"The only reason anyone writes stories is so they can understand the past and get ready for some future mortality;"
(ひとがものを書くただひとつの理由は、過去を理解し、必ず訪れる死に対する準備を始めるためなのだ。)

そしてそのあとに現在のことを語る最後にイタリックではなく地の文として"The most..."が出てくる。

ここには絶対あると思った主人公とクリスが別れてそれぞれの家に帰るシーンには出てこないんです。そのかわり、ヴァリエーションとして、

"Speech destroys the functions of love, I think -- that's a hell of a thing for a writer to say, I guess, but I believe it to be true......The word is the harm."
(口に出してしまうと、愛という作用はダメになってしまう。作家がこんなことを認めてしまうのはまったくひどい話だが、やはりそれが真実だと思う。…言葉は危険なものなのだ)

全文を読み返したわけではないので、見落としたなかにあるかもしれません。
そうだとしたら、やはり"The most important..."の繰り返しのなかで、その変奏として出てくるフレーズかなぁという気がします。

>回答欄の ”them ― words...”の”ー”は必要なのでしょうか?
えとえと、自分の回答、思いっきりスペルミスしていて赤面するんですが(^^;)、ダーシは原文にあります。だから、キングとしては
・words diminish them
・words shrink things
と並列して、意味を強めたかったんでしょうね。
わたしは上にも書いたように、diminishをこの文章で覚えたんですが、deminishがおもに外的要因による減少であるのに対して、shrinkが内在的要因による収縮とランダムハウスにあったのを覚えています。
diminishであるだけでなく、shrinkでもあるんだ、と言いたかったんだと理解できると思います。
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>「人間は一番話したいとこが話せないから、どうしても2番目に話したいことを言ってしまうんだ(?)」


これは冒頭でしょうか。

The most important things are the hardest things to say. They are the things you get ashamed of, because wards diminish them ― words shrink things that seemed limitless when they were in your head to no more than living size when they're brought out. But it's more than that, isn't it?

手元にペーパーバックしかないので日本語訳がどういうふうになっているかわからないのですが。
“一番大切なことというのは、ほかのどんなことよりも話すのがむずかしい。気恥ずかしくもなる。というのも、言葉は大切なことを切り縮めてしまうからだ。言葉にするとなにもかもが縮んでしまう。頭の中にあるときは、かぎりない拡がりをもっていたはずのことどもが、口に出してしまえば字義通りの大きさでしかなくなってしまうように。けれどそんなものじゃない、そうだろう?”みたいな意味になるかと思います(訳が間違ってても許してね)。

もしこの部分ではないようでしたら、ごめんなさい。
章がわかれば該当箇所を探します。
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この回答へのお礼

ありがとうございました(^^)!
たぶんこの部分だったと思います。私は訳された本を10年前くらいに読んだので(しかも現在その本も手元に無い)のではっきりしたことは覚えていないのですが、確か2章か3章で挿入のように書かれていた章であったと思います。
こんな変な質問に返答いただき、本当にありがとうございました。また、ghostbusterさんの回答欄の ”them ― words...”の”ー”は必要なのでしょうか?

お礼日時:2004/09/01 00:24

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