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そもそも国はどうしてここに自衛隊を派遣することになったのでしょうか。敢えて戦闘地域には当たらない、という玉虫色の発表をしながらです。欧米の国々に対するお付き合いみたいなものでしょうか。
 日本のあずかり知らぬ理由で内戦を繰り返す国に、PKOを派遣する国の気持ちが、またはおかれている立場がよく分かりません。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

>。

敢えて戦闘地域には当たらない、という玉虫色の発表をしながらです。

PKOを自衛隊の本来任務としたことから、「国連の要請に基づき、PKO任務に限り、非戦闘地域に自衛隊を派遣する」という仕組みが常態化しました。
PKO任務なので戦車部隊が行くことはありません。施設建設、道路補修、橋梁設置、給水、防疫保健業務などが対象ですね。広義に考えれば、それを実現するための輸送業務も含まれるかもしれません。

非戦闘地域に派遣するので、派遣された地域は戦闘地域ではありません。カンボジアPKOの際、「戦闘の無い安全な地域である」と日本政府が認定したため、TVカメラをクメール・ルージュに奪われた橋田信介氏(故人)は、強盗被害に遭ったとして損害保険会社に請求しました。日本政府が「戦闘の無い安全な地域である」と認定したため、紛争状態にある危険な地域での取材は損保請求対象外と損保会社が主張できず、保険金は払われました。戦闘地域かどうかは状況が決めるのではなく、日本政府が決めるのです。南スーダンではかの国の勢力間で衝突がありましたが、日本政府が派遣したPKO部隊との「戦闘」があったわけではないので、政府は「法的な意味での戦闘はなかった」と言うわけです。

>欧米の国々に対するお付き合いみたいなものでしょうか。

現実的に現地国連軍の司令官(派遣国の中から選ばれますが、一般的に軍事力を行使するための派遣と言い切っている国の将官が選ばれることが一般的)にとっては、自衛隊は日本の自衛官ではなく、国連軍にその身柄と命令権も含めて委譲された軍事勢力なので、「おい、自衛隊、○○国のPKF部隊がゲリラと交戦しているから、出動して○○国の部隊を救出してこい。状況が厳しいようならゲリラの殲滅を許可する」とか「ゲリラを殲滅してこい」とか命令することはありうるわけです。大筋、日本の軍はROEが不明瞭で、国連軍として委譲されても日本の国内法の制限を受ける等のことは、現地国連軍の司令官も知っているので、日本の自衛隊にわざわざ一線を越えさせる試金石は設けません。しかしながら急を要する事態になったときに、その命令を受け入れられないと日本政府が判断してPKOを撤退させるか、日本政府が撤退を判断するまで近々は国連軍司令官の命令のもと行動せよ、とするのかは日本政府の才覚です。また、PKO活動には、戦闘はない故に死ぬことはない、と括っていますが、国連軍司令官の命令に基づく戦闘行動の結果での戦死、正当防衛行動中の戦死、奇襲による戦死、地雷などによる事故死(?)、友軍誤爆による戦死などの危険は当然にあります。

そのときにPKOの在り方が議論されることになるのか、PKFに移行するのかは未だ分かりません。それでも、基本的には国際的なお付き合い、義務の範疇です。それでも先進国は命の値段が高いので、発展途上国の軍がより多くの人員を出す傾向にあります。自国での勤務より高給、国にとっては余剰軍人を維持しつつ出費を抑えられるなどのメリットがあるからです。実戦経験を積ませるというのもメリットかもしれません。
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当時は民主党政権時代で、スーダンにある港が海賊に襲われ、スーダンの中華街が南スーダンの政府軍に攻撃されたから、自衛隊のPKO活動で、南スーダンの油田とスーダンまでのパイプラインと海上警備をお願いしたからです。


これらの施設は、全部中国の利権です。

理由を聞けば、いかにアホらしい派遣なのかがバレますので、そこは野党は追求しません。
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南スーダンはアフリカでも屈指の産油国で、国家収入の98パーセントが石油収入といわれています。

 この石油利権に深く関わるアメリカは、イスラム過激派の温床ともなっている北部スーダンから、南部スーダンを切り離したいと考え、スーダン人民解放運動(SPLM)を支援し、その結果生まれたのが南スーダンです。 一方、中国も積極的な経済支援によってスーダン南部に石油利権を確保しています。 国連の平和維持活動の裏には、この米中の石油利権保護のために、両国が一致して内戦の鎮静化を図っているというのが実態です。 日本が自衛隊を南スーダウンに派遣した理由は、表向きは国連の要請に基づいてPKO活動に参加するということですが、実際は米国からのあつりょくによるものです。 自衛隊員が戦闘に巻き込まれない範囲ならと言うことでしぶしぶ出て行ったものです。
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まあ、良くも悪くも「政治」が理由です。



南スーダンが独立して混乱している状態を、国連が放置する訳にはいきませんよね。
いろいろと意味がありますが、一番の理由(建前)は平和維持活動、つまり「世界の平和を守るため」で、そして国連の存在意義は、正にそこ「世界の平和維持」にあるためですよね。

国連軍というのは、国連の要請というか、国連憲章・・・等に基づいて、紛争地域で紛争解決のため、国連の指揮下で、各国が軍隊を出し合って活動する部隊ですね。
各国いろいろと思惑もある訳ですけど、基本的には「世界の平和」を守るための国連で有り、国連部隊な訳です。


そこに部隊を出さなければ、先進国世界での、日本の評判は悪くなりますよね。
ですから、日本はイヤイヤながらも、

「戦闘行為はしない、インフラ工事だったら軍隊を出そう!」

そういって、今まで自衛隊をPKO、つまり国連の平和維持活動に対して、戦闘はしないが、道路や学校を作って、現地のインフラ整備をする、先進国としての義理を果たしていた訳ですね。



端的に言えば、日本の評判を落とさないため。ですか。
その辺りが理由になってきますかね。
「おつきあい」と言う意味合いとはちょっと違う感じです。



安倍政権になって、もう少し送る意味合いが変わってきましたね。
インフラ整備だけでは無く、防御(つまり現地での武力行使)も参加するという方向性ですかね。

政治的にどんどんねじれているので、末端の自衛隊員だけが損をする構図になってきていますかね?

アメリカにべったりしたいんですが、それだけでは自衛隊の海外派兵の理由になりませんから、お得意の「絡め法案」で、自衛隊員にどしどし無理をさせ、犬死にをさせるような方針に変わってきています。

「アメリカ」だけでは国民の反発が強いから、「アメリカにしっぽ振りしたいんじゃ無い、正義の国連に協力するんだ!、結果アメリカにしっぽ振っているように見えるけど、これは偶然だ」的な理由じゃ無いですかね?
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