プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私は,大学の理学部を卒業しています。
もう20年以上も前の話になりますが。。。。。

当時 私は大学の研究室で 水銀の魅力に取り憑かれ,毎日のように500mlのビーカーに水銀を注いで,その中に指を入れて遊んでいました。

液体なのに指がまったく濡れなく,まるでスポンジに指を入れているような不思議な感覚と,何と言ってもあのギラギラ輝く重たい液体が魅力でした。

当時は今よりも危機意識が低かったのでしょうか?担当教授からも注意された記憶がなかったように思います。

もちろん,ある程度は水銀の危険性を知っていましたが,水俣病は有機水銀だと聞いていたし,若気の至りで,「これぐらい平気かな?」と勝手に思い込んで,バカなことをしていたと思います。

卒業して20年以上経った現在ですが,特に身体の異常はないと思います。
しかし,水銀の危険性が叫ばれている昨今。かなり不安になってきました。

このような行動は,健康上 どのような問題があるのでしょうか?
また,もし異常が現れるとしたら,どのような症状になるのでしょうか?
また,治療法はあるのですか?

水銀の人体に及ぼす影響について詳しい方。
ぜひ,分かり易い説明をお願いします。

A 回答 (3件)

「水銀の人体に及ぼす影響について詳しい」者ではありませんが、化学科出身です。


金属水銀に短時間触れただけでは、多くの人に深刻な影響を与える可能性は低いかと考えます。
昔は、歯の治療にアマルガムがあたりまえのように使われていました。その後、金属アレルギーなどの原因になることがわかり使われなくなりましたが、その悪影響は、すべての人に明確な形で現れたわけではありません。
昔聞いた話で、「水銀体温計を誤って噛み水銀を飲み込んでも、金属水銀は無害」というのがありました。
もちろん「無害」は誇張でしょうが、少なくとも、多くの人とって深刻な害を及ぼすほどではないというのは、正しいのではないかと思われます。
水銀の蒸気に長期間さらされたりするような状況とは全く異なり、質問者様のケースでの影響は、無視してよいレベルではないでしょうか。
体質により一概には言えないということもありますが、20年以上不調に気づくことがなかったのですから、心配の必要はないかと思います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ていねいなご回答ありがとうございます。
昔は歯の治療にも使われていたのですね。
20年前のことですが,不安が払拭されました。

お礼日時:2017/09/10 23:09

>しかし,水銀の危険性が叫ばれている昨今。



60年以上も前から水銀の危険性は、言われてましたよ(^_^;

純粋な金属水銀は、他の重金属と同様に、蓄積されることによって毒性を発揮する。皮膚からはゆっくりと吸収されるが、消化器からの吸収はより遅い。蒸気を吸入すると肺から容易に取り込まれる。呼吸器系から蒸気として吸収すると毒性が強いものの、他の経路からの場合ではそれほどでもないとされる。金属水銀は吸収されることなく消化器系を通過することもあるとされ、歴史的には腸の障害を機械的に除去するために用いられたこともあった。今日では毒性がよく知られているため、そのようなことは行われない。

水銀の化合物は単体の水銀よりもはるかに高い毒性を持つことが知られ、水銀を含む有機化合物では特に顕著である。例えば、ジメチル水銀は千分の1ミリリットルの量でも死に至る神経毒である。

水銀は中枢神経・内分泌器・腎臓などの器官に障害をもたらし、口腔・歯茎・歯にも損傷を与える。高濃度の、もしくは低濃度であっても長時間水銀の蒸気にさらされると、脳に障害を受け、最終的には死に至る。水銀およびその化合物は、特に胎児や幼児に対して有毒である。妊娠した女性が水銀に被曝した場合、発生障害を持った子供が生まれることがある(水俣病を参照)。

摂取が止まれば、水銀中毒のうちいくつかの症状は、専用の療法を用いるか、あるいは自然に排出されることによって回復することが可能である。しかしながら、重度または長期間にわたる被曝からは、特に胎児や乳児・小児の場合、回復できない。ジメチル水銀など毒性の高い化合物にさらされると、数時間に満たないうちに死亡することもある。

治療法

水銀中毒の標準的な治療法はキレーション療法である。通常、アメリカではジメルカプトコハク酸 (DMSA) が、旧ソビエト連邦やヨーロッパでは2,3-ジメルカプト-1-プロパンスルホン酸 (DMPS)、リポ酸が用いられる。

代替医療ではビタミンC(アスコルビン酸)、エチレンジアミン四酢酸 (EDTA)、あるいは「硫黄を多く含む食品」などが使われる。しかし、EDTAと無機水銀 (Hg2+) が結合することによって生成する錯体は神経細胞骨格を損傷する可能性があることが指摘されている[10]。

ホメオパシー論者は水銀中毒の症状に処することができると主張している。彼らは、ホメオパシー理論によって体が持つ治癒能力を補助することができると考えているが、実際には人体は水銀などの重金属を脳から排出することはできないとされている。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

迅速なご回答ありがとうございます。
とても詳しく説明してくれてよく分かりました。
私の場合は,水銀の化合物ではなく金属水銀だったので安心してもいいみたいですね。

お礼日時:2017/09/10 23:08

水銀は、体に蓄積されることによって毒性を発揮します。



皮膚からの吸収は遅くさほど影響はないでしょう。
水銀が蒸発した際に肺から取り込んだときは、吸収が早いため水銀中毒に注意しなくてはなりません。

食物(魚など)を介した摂取も上記同様注意が必要です
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ていねいなご回答,ありがとうございました。
皮膚からの吸収は,あまり影響がないと聞いて安心しました。

お礼日時:2017/09/10 23:05

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!