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高校化学 です。
ハロゲン化水素の沸点について。


ハロゲン化水素の沸点が
HCl<HBr<HI<HF
となるのは何故ですか?

HFは分子間に水素結合を形成するため、この中で最も沸点が高くなるのは分かります。
しかしHCl<HBr<HIとなるのは何故ですか?

ある問題集に、
「沸点の高低は、一般に、粒子間の結合力や引力の強弱に関係する。結合力や引力の大きさは、一般に、共有結合>イオン結合>金属結合>>水素結合>極性分子間にはたらく引力>ファンデルワールス力」……✱
とありました。

そこで私は、次のように考えました。

HCl、HBr、HIはいずれも極性分子であり、
電気陰性度は
H 2.2、Cl 3.2、Br 3.0、I 2.7 であることから、
極性の大きさはHCl>HBr>HIとなる。
よって✱より、沸点はHCl>HBr>HIとなる。

でも実際は、HCl<HBr<HI<HFとなってます。
私の考え方はどこで間違っているか教えていただけると嬉しいです。

因みに、色々調べてみたところ、
HCl<HBr<HIとなる理由は、分子量の大きさ(ファンデルワールス力の大きさ)の違いで説明されています。
でもこの考え方は、✱に反していませんか?
「極性分子間にはたらく引力>ファンデルワールス力」
なのに、なぜこう言えるのでしょう、、?
良ければここのところも説明していただけると助かります。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

フッ化水素がポリマー状態であるのはどこを見ても書いてありますしご存知なので構いません。

問題はこの話しはやたらに難しいということ。ファクターが多すぎるのです。例えば原子間距離、ヨウ化水素が最も大きい、すると分極率が大きくなるはずですがHSAB(Hard and soft acid and base)によると水素はhardでヨウ素はsoft相性が悪い、言い換えるとヨウ素は分極能(分極率と無関係)が大きく水素は小さい。そのせいで分子の電子分布の偏りが他の分子より小さくなってしまい、分子の分極率が大きくならず逆に下がってしまう。一応分子の測定された(実際の)分極率を調べて下さい。
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この回答へのお礼

複雑な要因があるんですね。実際の理解にはなかなか時間がかかりそうです、、、。これからの勉強の楽しみとしようと思います。
お二人とも回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/12/10 22:34

ファンデルワールス力というのは分子量が大きいほど大きくなりますよね。


だから本来は質問者様の考えの逆の考えになるはずです。
しかしフッ化水素はとても強い静電気的な力が働いてしまうために大きくなってしまうのです。
ポイントは分子量です(^。^)
フッ化水素が例外なのです。
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