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電験二種の二次試験に向けて勉強を始めようと思って、参考書を開くも、レベルの高さにやる気がおきない。これは勉強しなくてもいいんじゃないとか、これだけは覚えたほうがいいよとかあったら教えてください。

A 回答 (1件)

2種は3種とほぼ同じ範囲で出題されますので3種のおさらいが基本です。

3種で不明確にしておいた内容を確実にする必要があります。理論や機械科目では計算問題が3種に無い内容(地絡電流計算など)があり、そこだけは問題集を丸暗記するくらいにやっておかないと得点ができません。(そこを避けて通ると残りの問題では得点できません)用語の説明や概念などを問われる問題は3種のおさらいをしておけばよいでしょう。
あと、3種しかお持ちで無いなら、エネルギー管理士に挑戦した上で2種に挑戦されることをお勧めします。エネ管は2種よりはやさしいですが、変圧器の平行運転、配電電流の計算、パーセントインピーダンスなどの計算問題が必要になりますが、これらは2種以上に必須のもので挫折する主原因です。エネ管の参考書はこれらを丁寧に解説していますのでエネ管の勉強を通じてモノにしてしまうのがよいと思います。

(2種の必要な現場にはエネ管も役に立ちます)

計算問題以外の説明問題は3種でお使いになったテキスト(たとえば絵とき電験3種シリーズなどの4分冊タイプ)を復習し念のため電験2種シリーズも手をつけて置けばよいでしょう。(2種シリーズはほとんど3種シリーズと同じことがわかるはずです)

私自身は10年前に3種をその3年後に1種をとりましたが、2種に比べて1種は計算問題が少なく逆にらくだと感じたからです。現在は雑誌の依頼で2種の解答速報を執筆していますが10年前の3種のテキストの内容でほとんどが解説できます。

3種は町のビル、小工場の管理なので接地の基準など工事に必要な内容が、2種では大型ビル・中工場などで特高連系に必要となるリレーの整定を行うための地絡電流計算などを求められます。1種は発電所と直結している超高圧系統に接続した発電所、変電所を持つ大工場などの管理資格ですので系統運用やネットワークの保護といった内容が中心になります。メーカーや現場の技能員を指揮する立場なので実務内容(各種計算)はさほど求めらないようです。

2種の出題は世間で話題になっている内容が結構出ます。太陽電池や小出力風力の連係とか事故時の報告とか、台風で鉄塔が倒壊したときには鉄塔の技術基準などが問われました。来年以降は火力配管の耐圧試験や核燃料サイクルが出るでしょう。

そのほか機会あるごとに現場を見学し、有資格者との交流を持つことです。
会社が2種を奨励しているのであれば会社の上司を巻き込んで受験を応援してもらうことも必要です。(自分を追い込むことになる)
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