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政府が控訴を断念したことについてどう思いますか?

A 回答 (2件)

 私は,その判決自体,国の責任を明確に認めた点を評価しています.


非常に画期的な判断であったと思っています.長い間闘ってきた被害者
の方々にも嬉しい判決であったと思います.しかし,ここで政府が控訴
すれば,高齢である被害者の方たちにまた苦しい闘いを強いることにな
りますし,また,保守的な裁判所でこのような画期的な判断がでるのは
稀であることを考えますと,控訴審・上告審で敗訴するのは確実です.
これらのことを考慮しますと,政府は控訴すべきでないと考えていまし
た.政府の控訴する理由も言ってみれば,メンツのためであったと言え
ます.そのような理由で,控訴されたときの被害者の方々の心情を慮り
ますとその怒りや悲しみを察するに余りあります.
 控訴断念は小泉首相の英断のように語られていますが,その判断は人
として当然だと思っています.不当な偏見や差別の原因(法律)を作って
おきながら,謝罪もせず,更に新たな苦しみを与えることは人として許
されないはずです.
 以上の理由から控訴断念は当然のことだと考えています.控訴するか
どうか悩んだ政府の態度には疑問を抱いておりました.
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極めて妥当な措置だと、個人的には考えています。



いわゆる「ハンセン病訴訟」につき熊本地裁で国側が敗訴した時、
「控訴して和解」と「控訴断念」の二種類の選択肢がありました。
ハンセン病患者に対する人権侵害があったことは明白な事実でしたが
厚生労働省や法務省の官僚は『控訴して和解』のシナリオを描いてい
ました。
しかし、小泉首相の政治判断で「控訴断念」の政治決断が下されたの
は、国民に感動をもたらすと共に「官僚主導から政治(家)主導へ」を
印象づけた意義ある出来事であったと考えています。

この件については、読売新聞の記事が首相・官僚の動き、法律的見解
など一連の問題を簡潔かつわかりやすくまとまっており、とても参考
になりました。参考URLに掲載しておきます。

参考URL:http://www.yomiuri.co.jp/sosho/s0524_04.htm
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