アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

洋画の吹き替えの独特なしゃべり方は普通に喋るのと何が違う??

吹き替えが大好きです。
ちょっと大げさな表現とか、ユーモアや皮肉めいた言い回しとか、なぜだか分かりませんがとても好きなんです。

いったい普通のしゃべり方と何が違うと、あの独特のしゃべり方になるんでしょうか?
あの独特さの秘密は何ですか?

好きすぎてずっと気になってます。
どなたか教えて下さい。

A 回答 (1件)

特にハリウッド映画を基本にして回答するなら


・まったく言葉の違う、英語の話し方や言い回しに合わせる必要があるから
・まったく違う言語の口の動きや顔の表情などに合わせる必要があるから
・まったく違うボディーランゲージ、特に日本はボディランゲージが少ないので、大袈裟に言葉を言わないと合わなくなるから
などです。

吹き替えで多くみられるのが「○○、でしょ?」とか「○○っていうのか?そうか、じゃあ××してやる」のような話し方で、これはオリジナルのセリフの呼吸に合わせることと、結論が先に分かる欧州語と末語まで聞かないと肯定か否定か分からない日本語、という対話でのリアクションも異なってしまう言語同士の工夫、という面も大きいです。


たとえばこの動画(インディージョーンズ)の「逃げろ・なんだって?」というやりとりも英語だと"run・yes"の繰り返しだけです。でも日本語だと「逃げろ・ハイ」だと逃げないとおかしいし「逃げろ・分かった」でもそこにとどまっているのは違和感があります。

だから吹き替えでは"yes"という短い原語と同じ程度の時間で「生返事をしつつ、意味が分からない間抜けさ」を作りだす必要があるわけです。

その後の"paper?”も最初の吹き替えでは「ペーパーを拝見」ですが、後のものは「証明書を拝見」になっています。
これオリジナルでは通訳者である太っちょの現地人が、英語の"paper"の意味が分からない、というそぶりで新聞紙をだして「これpaper(新聞紙)だよ」ととぼけている間に"run"と告げているのですが、それだとやり取りが意味不明になってしまうので「証明書を拝見」に変えていて、でもそうなると、新聞紙を見せて時間を稼ぐ、のがさらに不自然になるので、どちらにしても吹き替えで見ている人は「違和感を感じつつ、とぼけた雰囲気の会話を楽しむ」ということになっていくわけです。
上記の他に、こういう「言葉がもっている内容の違いを翻訳しきれないから独特の言い回しになる」というものもたくさんあります。


なので、日本語と共通した単語もあり、語順も同じ韓国語の場合「吹き替え独特の言い回し」は割と少ないです。
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!