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僕は推理小説の中でも叙述トリックやどんでん返し系が好きなのですが最近どんでん返しの帝王で知られる中村七里さんが気になっています。中村七里の作品は面白いですか?またどの作品がおすすめですか?

A 回答 (1件)

中村七里さんじゃなくて、中山七里さんですよね。



中山七里さんの作品は、叙述トリックというよりは、終盤、「え? この人が犯人なの?」というようなタイプのひっくり返しです。リーダビリティが高く、その上で思わぬ結末が待っている、という意味では面白い作品を書く人だと思います。ただ、結構、グロテスクな表現のある作品もあります。

私がお勧めするのは、岬洋介シリーズ(『さよならドビュッシー』『おやすみラフマニノフ』『いつまでもショパン』『どこかでベートーヴェン』)です。特に、デビュー作である『さよならドビュッシー』は非常に良かったです。
犬養シリーズ(『切り裂きジャックの告白』『七色の毒』『ハーメルンの誘拐魔』『ドクター・デスの遺産』)は、単純にひっくり返し、という意味では面白いです。ただ、社会問題などをテーマにしているのですが、著者の下調べが足りないのか、実際のそれとはかけ離れていたり、ただ一方的なものの見方だなと感じる部分があります。ですので、テーマとなっている問題に興味があると掘り下げが足りないな、と感じる部分があるかも知れません(この傾向は、中山さんの作品で、社会問題などがテーマになっているもの全般に言えますが)
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