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第二次対戦用に開発された戦闘機は、五気筒や七気筒のエンジンをつなげて、十気筒や十四気筒としていますが、何故奇数気筒で、作られているのでしょうか。偶数気筒構成の方が、バランスが良いように思われます。振動も出やすいのではないのでしょうか。

A 回答 (5件)

星形エンジンを調べれば、奇数気筒である意味が一番分かりやすいですよ。


wikiでも。
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第二次大戦期の航空機エンジンには水冷直列型(及びこれを2列組み合わせたV型)と、シリンダーを放射状に配置した空冷星形エンジンがあります。



前者はみな偶数気筒で、後者の星形エンジンには奇数気筒を一単位とした偶数気筒です。

具体的に言うと中島飛行機の栄エンジンは14気筒、誉エンジンは18気筒ですが、このエンジンは二つのシリンダー列から構成されており、エンジンを分解してして一部を取り出すと、7気筒だったり9気筒だったりするわけです。

栄の14気筒はBMWの801型14気筒を参考にしたと思われ、誉の18気筒はP&WのR-2800型18気筒を模して作られたと思われます。

星形空冷エンジンの原型は5気筒です。
4気筒以下では死点が発生するので、重量のあるフライホイールを装着しなければならず、軽量化を目指す航空機エンジンではフライホイールを必要としない多気筒にする必要があったと考えられます。

5気筒よりももっと爆発感覚を狭める(振動を減らす)ために多気筒化が進み、7気筒、9気筒と進歩していきましたが、ここで6気筒、8気筒が採用されなかった理由も死点の回避と言われています。
4サイクルエンジンでは5気筒以上であれば、爆発間隔は72度以内に収まるので、偶数気筒でも死点の問題はなくなるようにみえますが、厳密に言えば偶数気筒だと死点が無くせないそうで、これが原因で、単体は奇数気筒、2列合わせて偶数気筒になっているようです。

私自身、回答を書いていながら疑問に思うのですが、星形で6x2の12気筒がダメなら、何故V型は12気筒で良いのか、と言う疑問があります。

液冷直列型の方はメッサーシュミットのDB600も、P38のアリソンV-1710もV型12気筒なのですよね。

現時点での理解では、水冷V型エンジンはどうしても重量が嵩むので、だったら小質量のフライホイールをつけて振動吸収をすれば良いが、軽量化命の空冷星型エンジンにあっってはあくまでフライホイール無しの設計にこだわり、その結果、死点の影響が一番小さい奇数気筒数のコンフグが選らばれてきたと言う理解です。

詳しくは「死点」をキーワードの検索して見るとヒントが見つかるかと思います。
ご参考になれば。
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星形エンジンは空冷で作りやすいし壊れにくいので飛行機に向いています。


さらに星形は奇数のほうが振動がでにくい。
水冷(液冷)しか作れない直列エンジンと勘違いしてませんか?
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星形空冷エンジンなら、冷却の関係でそうなる。

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