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仕入の前払いについて教えてください。

納品前に支払った場合、通常は①の仕訳をすると思います。
①前払い時点で前渡金として仕訳

しかし、実務上では、②~④のどれかの仕訳をすると聞きました。
②納品時点で仕入代金の全額を買掛金として仕訳
③前払い時点で買掛金として仕訳
④前払い時点で買掛金として仕訳し、決算期末で前渡金に振替

これについて、質問が3つあります。
【質問1】②~④の仕訳のしかたは、下記の記入例で合ってますでしょうか?

【質問2】実務上で、買掛金とするのは、なぜですか?前渡金で記入する方が、簡単そうなのですが。。。理由・メリットなどありますか?経理のコンピューター上の問題でしょうか?

【質問3】②~④の方法は、正しい仕訳方法ですか?それとも、間違いだけど、実務上ではこの方法を使っているのでしょうか?

<記入例>代金10万円(前払1万円、残額を掛払い)

■記入例①:通常の仕訳
(前払時)
前渡金1万円/現金1万円
(納品時)
仕入10万円/前渡金1万円
ーーー  /買掛金9万円
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円

■記入例②:納品時に全額を買掛金とする
・前払い時点で前渡金として仕訳
・納品時点で仕入全額を買掛金として仕訳

(前払時)
前渡金1万円/現金1万円
(納品時)
仕入10万円/買掛金10万円(←仕入全額を買掛金とする仕訳)
買掛金1万円/前渡金1万円(←前払い済みの1万円を打ち消す仕訳)
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円

■記入例③:前払い時に買掛金とし、決算前に納品
・前払いした金額を買掛金として仕訳
・納品時点で全額を買掛金として仕訳
・決算時には前渡金に振替しない(納品済の為)

(前払時)
買掛金1万円/現金1万円
(納品時)
仕入10万円/買掛金10万円
(決算期末)
振替なし
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円

■記入例④:前払い時に買掛金とし、決算時に未納品
・前払いした金額を買掛金として仕訳
・決算期末で前渡金に振替(未納品の為)
・翌期首に買掛金に再振替

(前払時)
買掛金1万円/現金1万円
(決算期末・未納品)
前渡金1万円/買掛金1万円
(翌期首・未納品)
買掛金1万円/前渡金1万円
(納品時)
仕入10万円/買掛金10万円
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円

長文ですみませんが、冒頭の【質問1~3】にご回答頂けますと幸いです。

質問者からの補足コメント

  • うれしい

    皆様、ご回答ありがとうございます。

    どの回答も大変勉強になったのですが、買掛金を使う理由を書いてくださった方を、ベストアンサーとさせて頂きました。
    ありがとうございました。

      補足日時:2019/08/18 15:38

A 回答 (3件)

その通りで良いんじゃないですかね?



「実務上」というより、どの納品分の前渡し金なのか、
後から紐づけるパターンですね。

前渡し金の処理は経理がやり、
仕入計上は購買部が担当している、といった企業で極たまにあります。

前受金と売掛金だとこのパターンは割とありますが、
買い側では珍しいです。
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この回答へのお礼

ご回答頂きありがとうございます。
大変勉強になりました。

お礼日時:2019/08/18 15:27

>納品前に支払った場合、通常は①の仕訳をすると思います。


①前払い時点で前渡金として仕訳

はい。前払い時点で前渡金、または前払金として仕訳します。
〔借方〕前渡金100,000/〔貸方〕現 金100,000

そして納品時点で、
〔借方〕原材料仕入高100,000/〔貸方〕前渡金100,000
と仕訳。

1万円だけ前払いしたのなら、前払い時点で、
〔借方〕前渡金10,000/〔貸方〕現 金10,000

納品時点で、
〔借方〕原材料仕入高100,000/〔貸方〕前渡金10,000
〔借方〕…………(空白)………/〔貸方〕買掛金90,000

支払い時点で、
〔借方〕買掛金90,000/〔貸方〕現 金90,000


>しかし、実務上では、②~④のどれかの仕訳をすると聞きました。
②納品時点で仕入代金の全額を買掛金として仕訳
③前払い時点で買掛金として仕訳
④前払い時点で買掛金として仕訳し、決算期末で前渡金に振替

ほとんどメチャクチャ。実務上も、納品前に支払った場合は前払い時点で前渡金、または前払金として仕訳しなくてはなりません。


なお、納品後に仕入代金を支払うのであれば、納品時点では全額を買掛金として仕訳します。
〔借方〕原材料仕入高100,000/〔貸方〕買掛金100,000

そして支払い時点で、
〔借方〕買掛金100,000/〔貸方〕現 金100,000
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この回答へのお礼

ご回答頂きありがとうございます。
大変勉強になりました。

お礼日時:2019/08/18 15:27

>実務上では、②~④のどれかの仕訳をすると聞きました…



誰に聞いたのですか。

>経理のコンピューター上の問題でしょうか…

あなたの会社の中だけでの問題ですか。

>■記入例①:通常の仕訳
(前払時)
前渡金1万円/現金1万円
(納品時)
仕入10万円/前渡金1万円
ーーー  /買掛金9万円
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円…
-------------------------
でよいと思いますけど。

>■記入例②:納品時に全額を買掛金とする…
(前払時)
前渡金1万円/現金1万円
(納品時)
仕入10万円/買掛金10万円(←仕入全額を買掛金とする仕訳)
買掛金1万円/前渡金1万円(←前払い済みの1万円を打ち消す仕訳)
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円
-------------------------
買掛金とは、仕入れたその日にはまだお金を払っていないのであり、前払い済みの分まで買掛金とするのはおかしいです。

>■記入例③:前払い時に買掛金とし、決算前に納品…
(前払時)
買掛金1万円/現金1万円
(納品時)
仕入10万円/買掛金10万円
(決算期末)
振替なし
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円
-------------------------
同じ理由で、まだ仕入れていない (納品されていない) うちから買掛金が発生することはありません。

>■記入例④:前払い時に買掛金とし、決算時に未納品…
(前払時)
買掛金1万円/現金1万円
(決算期末・未納品)
前渡金1万円/買掛金1万円
(翌期首・未納品)
買掛金1万円/前渡金1万円
(納品時)
仕入10万円/買掛金10万円
(支払時)
買掛金9万円/現金9万円
-------------------------
上に同じ。


>【質問2】実務上で、買掛金とするのは、なぜですか…

だから誰がそう言ったの?
言った人に聞いてください。

>【質問3】②~④の方法は、正しい仕訳方法ですか…

正しいとは言えません。

>間違いだけど、実務上ではこの方法を使っているので…

誰が使っているのですか。
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この回答へのお礼

ご回答頂きありがとうございます。
大変勉強になりました。

お礼日時:2019/08/18 15:26

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