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ポリマーコートの中にポリマーをシンナーの様な有機溶剤に溶かした液を塗って、乾いた後に薄い皮膜ができている、という類のもの(にかわのようなもの)があります。
ポリマーが溶けるということは、固まっていた多数の分子鎖が1本1本にばらばらになって溶剤中に分散することと考えていますが、このとき温度によって溶け方は変わるものなのでしょうか?
同じものを同量溶かしても、夏と冬で液の粘度が違うようなのです。

A 回答 (3件)

ポリマーの研究をしているものです。


hachijiさんもおっしゃっている通りポリマーが溶けるということは分子鎖がほどけ溶液中に均一に分散するということです。他の物質でもそうですが溶解度に温度は重要因子です。ポリマーの種類(どんな構造をもっているか)によって溶液に対する溶解度は違いますし、温度によっても溶解度は変化します。
一般的に物質は温度があがると溶解度も大きくなるといわれますが(溶媒分子が熱運動をし激しく動くようになるので)、わたしが扱っているポリマーは逆に小さくなります(水に対して)。(疎水性と親水性のバランスがくずれてしまうためです)。

難しい話はともあれ、とにかくポリマーの溶解度には温度依存性があるということです。お使いになっているポリマーの物性をしらべてみるといいかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ポリマーも食塩やホウ酸同様に、溶解度曲線のようなものが存在するということですね。
水に対して溶解度が逆転するポリマーもあるのですね。そうしますと話は別になりますがポリマーの保管試験をする際には高温多湿のみでなく低温も必要のようですね・・・

お礼日時:2005/01/12 12:31

それとつけたしですが(NO.2)、高分子の場合、溶媒に溶ける量が多くなるほど粘度は増します。


溶ける量が多くなるほどポリマー鎖が絡みやすくなりますから動きにくくなるわけです。
だから温度によって溶解度が変化することで粘度もかわってくるということで説明がつきますね!!
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お考えのとおり温度で粘度は異なります。


高分子になるほどその傾向は強くなります。
溶かす時の推奨温度というものがあるはずですから
それを参照にしてください。
そうしないと、膜厚が異なってきてしまいますよ。
もし温度管理ができないときは、ちょっと溶剤で薄めたほうがいいかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
粘度が変わると膜厚も変わってくるとは・・・!
推奨温度については仕様書に書かれていなかったのでメーカに問い合わせてみます。

お礼日時:2005/01/12 08:20

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