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朝鮮の女性文学で、清少納言の枕草子みたいに機知やウィットに富んだ受け答えを描いた面白エッセイみたいなので、一番古い文献を教えてください。

A 回答 (1件)

新しいものはよくわかりませんが、文字を読み書きできる人自体が、李氏朝鮮時代以前は男女を通じてほとんどいませんでした。

特に女性は絶望的にいませんでした。確実に文字を使えたのは仏僧と学者、そして貴族の両班に仕えていた中人と呼ばれた下級事務官たちと一部の商人たちだけでしょう。それも男ばかりです。数少ない文字を操れた人々は官制の高級遊女(妓生)だけだったでしょうか。身分の売買が始まった李朝後半からは、文字も読めないニワカ両班も大量発生したくらいです。朝鮮の識字率が劇的に向上したのは日韓併合で日本と同じ義務教育が始まってからのことです。
もっとも、近世以前は、朝鮮以外でも、ほとんどの国が欧米諸国も含めて識字率が非常に低い時代でした。10世紀頃に清少納言のような女性文学家が数多くいた国なんて日本だけでしょう。日本が異常だったということです。

話を戻しますと、昔の朝鮮の女性芸術家で伝説的な人物は、あれほどの男尊女卑社会でありながら「松都三絶」のひとりと謳われた黄真伊(ファンジニ)でしょうか。16世紀の高級妓生で、残念ながら作品は僅かな詩などしか残っていません。美人としても有名でしたが、並外れて頭の回転が速く、天才的な頭脳の持ち主だったようです。もし彼女が日記を記していれば、素晴らしいエッセイになっていたかもしれません。
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