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発電 → 送電 → 配電という流れで、
電気が各家庭に流れてきます。

発電所で作られた電気は送電線、変電所を通って
電信柱経由で各家庭に流れますが、
日本以外の国はどのように送られるのでしょうか。

それというのも海外では電信柱をあまり見たことがないからです。
たしかフランスは陸上ではなく、下水道用の水路に電線を設置していたと思うのですが・・・


主要な国の送電方法を教えていただけますか。
アメリカ
ヨーロッパ
中国
タイなどの東南アジア

A 回答 (4件)

海外の電力に関する情報は国内電力会社が出資している


海外電力調査会が詳しいと思います。

基本的には
発電所から架空送電線(超高圧の交流:100万ボルトから27万ボルト程度、50・60Hz)で送電し、需要地で降圧(2万V,6kV、400V、200V、100V)して使用するのは同じです。

日本の特徴は超大型の発電所が需要地から離れて設置されていてそれを送電線が結んでいることです。
送電線は常時負荷が流れますので迂回ルートの確保などの信頼性を検討して設計されています。
日本の場合は常に発電所から都市へ向けて負荷電流が流れています。

他国は発電所は需要地の真ん中にあることもあります。
アメリカなどは各都市に中小規模の火力発電所があって送電線は都市間をメッシュ状に結んでいます。(都市毎に小規模の電力会社がある)
送電線の目的は非常時のバックアップ的な要素が強くなります。メッシュなのでどのように負荷が迂回して流れるかの把握が難しいといわれています。
送電線は負荷の状態に応じて常に変化し、電流の方向も変わります。

ヨーロッパでは各国ごとの発電所と負荷が連係送電線で結ばれた状態になっています。連係送電線は各国の過不足を他国から補充しますがうまく制御できないと不足している国全体の停電にいたります。

旧ソ連では超長距離の送電の必要性から(ウクライナからモスクワなど)直流送電を採用しています。
交流送電は長距離になると技術的な理由から送電出来なくなってしまいますが、直流送電にはそういった制約はありません。


東南アジアの国は中国も含めて日本の敗戦補償で建設された送電網がベースになっています。

現在中国では経済成長のために毎年東京電力1社分の送電網が建設されているようです。

地中ケーブルは日本のような都市部では美観上あるいは鉄塔アレルギーがある住民対策として採用されますが、通常の送電には架空送電線を使用しています。
(「送電」は発電所から変電所までを言います。変電所から工場・ビル・家庭への送電は「配電」といいます。配電ではケーブルが採用されることもあります。特にヨーロッパやアメリカでは景観対策上、配電には地中埋設ケーブルを採用されます)

日本やアジアで配電にケーブルが採用されない理由は、
コストが高い、
家屋の構造が地中引き込みに対応していない
浸水、地震などでの故障復旧が難しい
20年程度で家を壊すのでそのたびに工事が必要になる(欧米は50年以上使う)
道路が狭くルート確保が困難(欧米の住宅地は歩道が整備されている)
道路が曲がりくねっているとケーブル工事が出来ない(ケーブルは配管をあらかじめ埋設し、その中を通します。配管に曲がり何箇所かあるとケーブルの引き込みが出来ません。その対策でマンホールを作ると金がかかります)

下水管に電線を埋設する話は聞いたことがありません(光ファイバー通信線を入れる例は日本でもあります)
共同溝といって地下鉄並みのトンネルを作る例はあります。その場合でも基本的にはガス、水道、下水、電気は別々のトンネルになっています。

下水が発生するメタンガス発生で爆発しないようにするとか、台風などの大水でケーブルにきづが付かないようにするなどの対策が必要です。

参考URL:http://www.jepic.or.jp/overseas/index.html
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全世界基本は同じです。


ただ美観や文化財の問題、寒冷地や灼熱地での電線の劣化及びロス、
風害や雨害の多い地域等世界各国では様々な状況があるわけですが
日本のように電柱で架空線を張ると、処々問題が発生するので
地中線を採用している場合が多いと思われます。
日本でも街の美観を損なう場合や重要文化財周辺ではよく用いられます。
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地域が大まかすぎます。


州や国、地域によって電力事情は異なります。

どの国がどうではなくて、どういう地域特性だから送配電方式をどうしていると言うことを
勉強した方が賢明だと思います。

日本の都市部でも共同溝を作って、電気・水道・ガスを通しています。

一般的に、地下埋設をすると費用は高くなります。
ですから、電柱を用いて送電しています。
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アメリカ以外は判りませんが、アメリカも大都市は


別として、電信柱は結構ありますよ。車で走っていると、結構送電線、鉄塔を見かけます。日本とあまり違わないと思います。

日本と違う点:

ニューヨーク大停電などのニュース解説で、送電線のネットワークが古く、柔軟性がないことが指摘されていました。一箇所の発電所、変電所が機能しなくなったとき、送電ネットワークが付加を他の発電所などにうまく分散できないとの事です。

また、電気の質(電圧、電流の質)は日本の方が優れているとのことです。
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