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You should be fair to everyone regardless of national origin,gender,or creed.の英文で、originとgenderは物質名詞でもあるので、冠詞は付かなくていいと思うのですが、creedは数量名詞のみなのに、なぜ冠詞が付かないのでしょうか。

A 回答 (5件)

#2,3,4さんのご指摘の通り、creedはこの場合は不可算名詞であると見ることも可能かもしれません。



しかし、ではなぜ辞書にもあるとおり一般的には可算志向の名詞creedがこの例では不可算的に用いられるのかについて考察してみる必要があると考えます。

この現象は#3さんがご回答の後半で部分的に触れられている点にあると私は考えます。すなわち、可算名詞creedが冠詞抜きで用いられているのは、名詞が列挙される際には冠詞などの限定詞がしばしば省略されるという現象、の一例のように思われます。

樋口(2003:377-378)は「冠詞など限定詞は、名詞部がペアを構成するときだけでなく、3つ以上の項目が列挙されるときも、しばしば省略される」として様々な用例を挙げています。その一つに次の例:

Dashing toward my train one morning, hair, coat and bags flying behind, I heard an announcement boom out: “Stand clear on Platform Five---express passenger passing through.”(ある朝、髪もコートもカバンも後ろにふっ飛ばしながら、私の[乗る]列車に突進していたとき、校内放送が響くのを聞いた。「5番フォームから離れてください。特急列車が通過中です」

があります。(express passengerが無冠詞であることはここでは触れません。)

ここで注目すべきは
(1)hairはここでは不可算志向の名詞、coatは可算志向の名詞、bagsは可算志向の名詞bagの複数形であること、

(2)ここで、一般的には可算名詞の単数形には「冠詞などの限定詞」がその前に冠される必要があるにもかかわらずcoatの前に「冠詞などの限定詞」がなく、結局3つの名詞がすべて「冠詞などの限定詞」なしに「列挙」されている点です。

この例が示唆することは、名詞が「列挙」された場合にはその名詞が、(1)不可算志向の名詞、(2)可算志向の名詞の単数形、(3)可算志向の名詞の複数形、を問わず、不可算・可算単数・可算複数の違いを超えて「冠詞などの限定詞」が省略されて用いられうる点です。

質問者が挙げているregardless of national origin, gender, or creedの場合も、接続詞がandではないものの同じ等位接続詞のorを用いて(1) national origin(不可算志向の名詞)、 (2) gender(不可算志向の名詞)、および (3) creed(一般には可算志向の名詞)の3つを「列挙」した結果、「冠詞などの限定詞」が省略された例と思われます。

《引用文献》樋口昌幸(2003)『[例解]現代英語冠詞事典』大修館書店
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この回答へのお礼

大変丁寧なご説明、ありがとうございました。
名詞が列挙された場合には冠詞が省略されるのですね。

お礼日時:2005/02/01 09:00

名詞の加算・不加算は、その語を使う人のイメージの持ち方だと思います。


"regardless of national origin,gender,or creed" では creed は、不加算のイメージです。

また、"regardless of creeds" と書く(言う)人は、加算名詞のイメージで使っているのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
その語を使う人のイメージの持ち方で使うこともあるのですね。

お礼日時:2005/02/01 09:02

いや、全部 抽象名詞になります。


それに、これは無冠詞名詞の列挙と言いまして、よく
使われる用法です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
「無冠詞名詞の列挙」―初めて知りました。

お礼日時:2005/02/01 09:03

●冠詞なしでも慣用的に多用されているという、No.1の方と同意見です。


●想像ですが、文章を書いた人はcreedを敢えて抽象名詞(物質名詞)として扱っているのではないでしょうか。冠詞なしのcreedの例文が英英辞典にもあります。
●辞書:Collins COBUILD :  A creed is a religion. (FORMAL), N-COUNT(=可算名詞=数量名詞)と解説したうえで・・・
●例文:The centre is open to all, no matter what race or creed.(拙訳:当センターは、人種や宗教を問わずどなたでもご利用いただけます。・・・英国語なのでスペルがcentreになっています)
●この例文にあるraceは可算・不可算名詞両用(数量・物質両用)の単語ですが、creed可算名詞(数量名詞)と一緒に使われているのに冠詞がついていません。no matter whatが、race or creedに対してまとめて冠詞の役目をしているのだという文法論的解釈があるのであれば話しは別ですが、形としてはaもtheもありません。つまり、「人種とか宗教とかそういった何らかの基準で区別するということ」を全体として抽象名詞(物質名詞)としている例文だと思います。
●上記COUBUILD辞書のregardless of~の文例リストを見ても、No.1の方が言われるように無冠詞のほうが多く出ています
●ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
全体として抽象名詞としてまとめているわけですね。

お礼日時:2005/02/01 09:06

Google検索



"regardless of a creed"      0

"regardless of the creed"     36

"regardless of creed"        13,000

■確かにcreedは数量名詞です。しかし、"regardless of" の後に来る名詞を見ますと、結構冠詞のつかない数量名詞が多いようです。文法上の理由はわかりません。慣用的な表現だろうと思います。他にも冠詞のつかない数量名詞の使用事例は結構あります。
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この回答へのお礼

検索までしてくださってありがとうございました。regardless of~の文例では無冠詞のほうが多く出ているということがわかりました。

お礼日時:2005/02/01 09:08

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