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愚問で恐縮です。

時々パニック物の映画などで、パイロットが負傷したジャンボ機を、スチュワーデスが管制塔からの無線の指示で何とか空港に着陸させて拍手喝采というシーンがありますよね。

ボタンの位置や押し方を指示通りに従っていましたが、その中で少し気になった事があります。

たしかある高度まで下がったところでアラームが鳴り、最低高度を下回ったため適切な措置を求められるようなシーンがあったように記憶しているのですが、このようなアラームは実在するでしょうか?

もしそうなら、たとえばジャンボジェット機が低空飛行を続けるというのは 「物理的に」 無理なんでしょうか?

あるいは速度が原因だったのでしょうか?

極端な例ですが、ジャンボ機に限らずジェット戦闘機が、たとえば障害物が何もない条件で、高度がわずか数Mもの超低空で何時間も高速飛行 (一応、音速以下の速度で) をするというのは物理的に無理なんでしょうか?

A 回答 (9件)

高度アラームは実在します。


これは皆さんが書かれているとおりです。

また、自動着陸装置で完全に実用段階の物はありません。

さて、初心者が指示だけで着陸することが
可能かというと、
滑走路が非常に長ければ可能かもしれません。

というのは、ILSという装置で、
上下左右にどれだけずれているかは簡単にわかるのです。
無風であればこれで滑走路まではたどり着けます。
そして最後に、着陸する瞬間に機首を上げれば
失速して着陸できます。

しかし、本来の着陸は、滑走路に着くまでに
どんどん減速し、
さらに着陸した瞬間に逆噴射を掛けます。
こうしてマッハ0.8ぐらいで飛んでいた飛行機が
短い滑走路でも停止できるのですが、
これは地上からの指示でもすごく難しい作業です。
エンジンを絞りながら方向を合わせるのですが、
常に失速と隣り合わせの作業です。

あ、最後に、高度数メートルで飛べるかという
ご質問ですが、
物理的には飛べます。
ただし実際は、大地には起伏があるし
海には島と波があります。
また、実際にはそんなに安定した高さが続くわけでは無く
高高度巡航中でも多少上下します。
これが地上数メートルだと
下が水か陸かで浮力が変わりますから、
安定した高さは得られないでしょう。

そして、飛んだときの風で
地上に被害が及びます。
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この回答へのお礼

とても詳しく解説していただき、有難うございました。 やはり映画の中だけの話のようですね。 だって写真で見た操縦席なんて計器だらけで、一体どれがどれやらサッパリ ・・・という印象を受けていましたので、当時映画を見た時も 「こんなウマイ事いくかよ」 と感じた記憶があります。

お礼日時:2005/02/12 14:53

>ところで、この映画では機長も副長も重症の怪我を負ったため、仕方なくセスナ機も操縦した経験のないスチュワーデスが管制塔の指示に従ってひとりで操縦桿をにぎり、無事ジェット旅客機を着陸させるのですが、今思うに、これって本当に可能でしょうか?



昔、宮崎 緑さんというニュースキャスターが科学番組のレポーターの時、B-727のシュミレーターで着陸の収録の際、言われた通りに操縦したら一回目で着陸してしまったそうです。
それでは番組にならないと言うことでもう一回試みたら見事に?墜落したそうです。

 
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この回答へのお礼

有難うございました。 シュミレーターでは一発で着陸させたのですか ・・・ でも、実際にはそうはいかないでしょうねえ。

お礼日時:2005/02/12 14:55

高度の警告、ありますよ。


アメリカでは、民間の大型機は装備が義務付けられています。
地上接近警報装置、GPWS、と呼ばれています。地面が近いのに降下率が大きいときなどに鳴ります(というより音声で警告)
ただ、これは自動で回避するわけではないので、警告が鳴っても適切な操作をしないとそのまま墜落します。
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この回答へのお礼

有難うございました。 とても参考になりました。

お礼日時:2005/02/12 14:49

余談ですが・・・・


#5さんの説明は"エアポート75"と言うタイトルの映画です。
出演は、チャールトン・ヘストン/カレン・ブラック/ジョージ・ケネディ/リンダ・ブレア・・・・
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD1075/index. …
やはりメインは操縦不能になったジャンボジェットですが、当時のジャンボジェットは形は一緒ですが現在のような自動化は進んでいないので、飛行経験の無い人が無線指示だけで着陸させるのは現実的でなく、そのため空軍のスゴ腕(チャールトン・ヘストン)が空中で乗り移る事になりました。(本当はもう一人いたけど、しくじって落っこちてしまった)
ただ質問文からすると、この映画をご覧になったのでは無いようですね。
たしかにこの手の映画は何作もあるので、どれをごらんになったのか良く判りませんが、"タービュランス"辺りではないかと推測します。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD30428/
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この回答へのお礼

有難うございました。 映画のストーリーや出演者がハッキリしなくてモゾモゾしていたのですが、たしかハイジャックされたのですが、そのリーダー役にTV版 「名探偵ポアロ」 で主演していた俳優がいた事を思い出しました。 たしかイギリスの俳優だったと思いますが ・・・ 話が脱線しましたが、当時のジャンボ機を全く未経験の人が着陸させるのは無理だったようですね。

お礼日時:2005/02/12 14:49

No.2です。



思い出しましたその映画。
ビジネスジェットのパイロットが心臓発作か何かで操縦不能になってB-747に衝突して、コクピットに穴が開き副操縦士は機外に、機長も重体になって、大型へりからパイロットが乗り移り着陸させるというストーリー。
「エアポート70」? 「チャールトン・ヘストン」?

結論、低空のため正面に山が現れ、彼女が操作したのはオートパイロットのへディグセレクター。

当時のB-747は自動着陸装置はまだ搭載されていませんでした。

自動着陸装置はロッキードL-1011「トライスター」で実用化の実験中だったように思います。

 
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この回答へのお礼

有難うございました。 記憶がうすいんですが、たしか着陸させたスチュワーデスは黒人系の美人だったように思います。 映画の中で警告音が鳴ったのは、多分おっしゃるようにオートパイロットの、ある機能だったかも知れませんね。 でも当時はまだ自動着陸装置はまだ無かったんですねえ。

お礼日時:2005/02/12 14:41

最近の機材には自動操縦装置が付いており、離着陸も自動ですることが可能です。


が、日本の法規では、パイロットが操縦しなければならないことになっているため、その装置は使わない、ということのようです。

離陸前に、通過地点のコードを入力しておくと、自動的に、その進路を取るようになっています。
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この回答へのお礼

離着陸も自動で可能 ・・・ そんな装置が実際にあるんですねえ。 とても参考になり、有難うございました。

お礼日時:2005/02/12 14:37

まったく可能です。


有名なところでは、那覇空港への北側からの
アプローチ(進入)、北側へのデパーチャー(出発)の際、10分程度1000フィート(約300m)の高度で飛行します。これは、嘉手納の出発進入経路と重なるために、
トップを抑えられてしまうためです。

さらに、ローパスといって、低空で滑走路上空を通過することもあります。まれに着陸脚の不具合が発生すると、地上から目視で点検してもらうために行なったり、また訓練で行うこともあります。こちらの場合は、200フィート(約60m)程度まで降下することもあります。

これ以上の低空での継続的な飛行は、必要性も安全方向へのマージンもないということで行われることはありませんが、機体性能上はやってやれないことはないと思います。

また、高度に関する警報ですが、大別して2種類あります。
一つはGPWSといって、着陸状態でない場合(脚やフラップが下りていない)や、急速な地上への接近に対して警報が鳴るものです。エアバス社の機種の中では、これと自動操縦が連動して、地上への衝突を避けるよう自動的に回避行動をとるものもあります。

もう一つは、パイロットが自ら設定した高度に接近したときに注意喚起のために警報がな驍烽フです。パニック映画(エアポートシリーズなどでしょうか)にエアバスの機体が出てきてはいないので、ご覧になったシーンは考証の間違いか、もしくは単に警報音を消すように格闘していただけ(?)かと思われます。
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この回答へのお礼

ご回答、有難うございました。 なるほど、高度に対する警告音ではなさそうですね。 昔見た映画のワンシーンですので、不確かな質問ですみません。 

ところで、この映画では機長も副長も重症の怪我を負ったため、仕方なくセスナ機も操縦した経験のないスチュワーデスが管制塔の指示に従ってひとりで操縦桿をにぎり、無事ジェット旅客機を着陸させるのですが、今思うに、これって本当に可能でしょうか?

もしかすると無線で自動着陸装置 (そんなものあるんですか?) をオンにするようにと指示があったのかも知れませんが ・・・

お礼日時:2005/02/10 17:05

こんにちは。



 恐らくこんな事を言っていたのでは。
http://www.jal.co.jp/jiten/dict/g_page/g156.html

旅客機の場合、滑走路が逆風の場合に周回しながら着陸する時が最も高度が低いのではないかと思います。
1000ft~2000ft位なのでしょうか。
この時は有視界飛行が主のようでパイロットの手動による操縦のようです。

通常航空機は高度によって速度制限がありますし、映画のような飛行はありえないわけですが、航空ショーではこれに近い飛行をしているようです。
http://helicopt.hp.infoseek.co.jp/ila2004airbus. …

こちらはF-14のローパスの動画が終わりのほうにあります。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/a-cubed/aero-misc …

高度がわずか数Mもの超低空で何時間も高速飛行はできなくはないでしょうけれども、例えばMig-25事件のように。
 
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この回答へのお礼

もしかすると、過大な降下率を警告するものだったかも知れません。 でも Mig-25 はその昔、高度数Mもの超低空で函館空港に亡命してきたんですねえ。 べレンコ中尉だったですかね、考えれば大した腕前なんでしょうねえ。 参考になり有難うございました。

お礼日時:2005/02/10 16:55

ジャンボジェットなど、最近の旅客輸送に使われている主だった航空機には、イロイロな安全装置がついています。


その中に地表が近づくと、警報(又は警告)を発する装置もあります。
これはパイロットのミスで墜落を防ぐためのもので、高度で反応と言うよりも地表などにぶつかる事を避けるものなので、ある程度の高度でも山に近づけば作動します。
また、飛行中の他の旅客機が接近してきた場合に、高度を変える指示を出し衝突を回避する装置もあります。
大型旅客機が低空飛行を続ける事は可能ですが、低空は気流が乱れやすく安定しにくいのであまり連続飛行には向いていません。
気流さえ安定していれば、地表近くを飛ぶと翼と地表の間に空気流ができ、安定して進むこともありえます。
もちろんある一定以下の速度になれば、飛び続けることは出来ません。
ジェット戦闘機の場合も物理的には可能だと思いますが、パイロットの疲労がかなり大きいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答、有難うございました。 高度不足を警告するアラームってなさそうですねえ。 多分、私の記憶ちがいだったのでしょうね。 とても参考になりました。

お礼日時:2005/02/10 16:45

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