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日本は国民皆保険制度がある為基本的には経済格差に関係なく同じ医療が受けられます。米国では経済的に裕福な方は世界一の高度医療が受けられますが経済的に余裕のない階層の方はそれなりの医療しか受けられません。個人的には資本主義国家ならば支払える対価に見合った物しか手に入らないというのは正しいことだと思いますが日本は混合診療解禁も潰されてしまいました。日本はなぜか‘左巻き‘の方が多いみたいですが、経済格差によって医療格差が出ることに‘賛成‘の方の意見と‘反対‘の方の意見が聞きたいです。
反対派の方は25条無しでお願い致します。また日本はこれから経済格差が医療格差につながるような社会になる可能性はありますでしょうか?よろしくお願い致します。

A 回答 (7件)

こんにちは。


僕は、数年前まで日本で医者をやっていました。今はアメリカで医者をやってます。
個人的な見解を述べます。
お金を持っている人がより高度な医療を受けられるというのは基本的に賛成です。というか当たり前だと思います。
少なくとも日本にいる間はそう確信していました。
それで、今はどうかといいますと、それに反対している人の気持ちも少しわかるようになりました。
正直なところこっちで仕事をするようになって“アメリカの医療が日本よりいい”とは必ずしも言い切れないのだという出来事にいくつか遭遇してしまったのです。
それから考えが少し揺らぎ始めました。

確かに、大金持ちにとってはアメリカの医療は最高ですね。それは間違いありません。
しかし、この国で医療破産するのは貧乏人だけではありません。主人が病気になってしまったおかげで普通の中産階級の家族がばたばたと自己破産に追い込まれてゆくこの国の現状を見ていると「これじゃ日本のほうがまだましじゃねーかよ、、、、」と感じてしまうこともあるのです。
つまり、あなたや僕もアメリカではいい医療を受けられない側に入るということです。アメリカにおける自己破産の実に50%以上が医療破産です。

アメリカで、いい医療を受けられるのは本当の金持ちだけなんだーと知ったときのあの無力感といったら、、、。

とはいえ、はじめに言ったように質問者の方の考えには基本的には賛成です。日本は行き詰まっていますから医師会もうすこしフレキシブルに考えられればいいのになーと思いますね。ですから、僕の立場は条件付賛成というところです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。日米両方で医師の経験のある先生の回答は貴重でためになります。
自分も米国の医療制度は極端すぎると思いますが、生活保護受給者もCTだMRIだ人工透析だと際限なく高度医療が受けられるの日本の現状もおかしいと思います。保険料や税金を納めている人間と何らかの区別はつけるべきだと思います。

お礼日時:2005/03/04 15:05

 考えようによってはすでに存在していると思います。

これまでの方が言われているのとは逆のことですが、例えば生活保護を受けている人は保険料はおろか自己負担分さえ払いません。保険料は所得が多くなると高くなります。つまり保険料を考えれば同じ医療を受けたとした場合、収入によって費用負担が違っています。
 ちなみに私はどちらかといえば賛成です。理由は前に書いたように保険料負担がそもそも差があるからです。
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texaschaimsawさん、こんにちは。



先ず事実を共有しておきましょう。日本では
●比較的良質の医療が
●比較的安価に
●比較的平等に
提供されています。ツッコミどころ満載ですが、これは事実です。他の方のご意見では「平等ではない」という意見が多いようですが、程度問題に過ぎないと思います(無視して良いという意味ではありません。ここでのテーマではないという意味です。ツッコまないで下さいね)。

民間保険中心のアメリカでは、16%の人(6人に1人)は健康保険がありません。お金が無いという理由で死ぬ人がいます。しかも国民一人当たりの医療費は日本の2倍。ということはアメリカの富裕層は、日本人の数倍のお金をかけて医療を受けているということです。
texaschaimsawさんの質問の趣旨はこのあたりですか?

texaschaimsawさんが「資本主義社会」と仰っているのは、「自由競争主義的経済」をイメージされているのですよね。80円のハンバーガーと800円のハンバーガー、どちらでも自分の身の丈にあったものを食べれば良い。医療も同じ、そういうことですよね。

だとすれば私は反対です。

自己責任という言葉があります。イラクの人質事件で散々叩かれた言葉ですが、私は正しい言葉だと思います。そして健康に関してもこれは当てはまります。
「風呂上りに裸でクーラーの効いた部屋で寝たら風邪をひいた」
「歯磨きをしなかったら虫歯になった」
「飲酒運転で事故」「喫煙者の肺癌」
これらは自己責任で相当の負担をすべきです。数百万円の治療費を全額負担できるお金持ちだけが、タバコを喫えばいいと思います。ここに医療格差はあってしかるべきです。

しかし例えば先天疾患の患児や、飛行機事故の怪我人、HIVなどの無罪感染など、本人に何の落ち度も無い人を、自由診療で治療するというのは、私には承服できません。ここに医療格差を生じることを認めたくはありません。資本主義より大事なものがあります。

基本的に私は自由競争を賛美します。しかしハンバーガー屋さんと同じメンタリティで競争する、アメリカの自由競争「至上」主義医療を賛美する気にはなれません。

自由主義は民主主義が前提となっています。民主主義は全員が平等であることが前提になります。もちろん結果平等ではなく「機会平等」です。
そして全ての人間は、健康で文化的な最低限度の生活を「獲得する機会」を保障されるべきだと思います。
それは私の所属するコミュニティが、自由主義より大切にしてほしいものです。資本主義と機会均等は矛盾しません。「富と法」だけが普遍性を持つわけではないのですから。

混合診療導入の当初の目的は、自由競争至上主義に基づくものではありませんでした。未承認薬を使う場合は、検査・手術・入院費用まで全額自己負担。それを是正しようとするものです。そこに医療格差が生じてくることは事実です。しかしこの理念に沿う限り、許容されるべきものだと思います。

●経済格差が医療格差につながるような社会、、、
これは自由主義や平等主義という理念とは無関係に、医療費の公的負担が限界に達していることから、こういう社会にならざるを得ないだろうと思います。パチンコ産業と同じ規模の医療費なんですけどねぇ。

長々と失礼しました。質問の趣旨に外れていなければいいのですが。
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確かに国民皆保険は世界に無い素晴らしい制度です。

しかし、だから「同じ医療」が受けられるかというと「医療」の内容や質の面での格差があるのは現実です。また、経済的な格差が存在するのも、格差が拡大しているのも現実だと思います。
例えば「野球」といってもプロ、アマチュア、高校野球全て野球ではありますが、技術・考え方その他に違いがありますし、そこに掛かるコスト(費用)もちがいます。医療の世界でも時間は掛かるが予後の状態は予測できる治療法や短時間で治るけれど副作用が強いとか、人によって効果の現れ方が違う、といった個人差の問題もあります。
 世の中で何をやっても金の掛からないことはありませんから、金銭によってのみでなく、医師の考え方や技術によって、格差が生じるのは当然のことだと思います。
公的私的にかかわらず保険制度は、費用負担を広く薄くして必要な人に必要な医療が届けられることが目的だとおもいますが、無尽蔵にあるわけではありませんし、医療技術や医薬品の開発にも人手や時間(即ちお金)が掛かっているわけですから、一様に金銭による格差があるのはけしからん、というには短絡に過ぎるように思います。
 高度で質の高い医療を出来るだけ多くの人が必要とする時に受けられる社会の仕組みをつくるには、どうすればよいかを考えるほうが良いと思いますが、いかがでしょう。
 医療の提供側も人間ですから、医療の世界にも野球のイチローのような数億円プレーヤーが存在することも認められるような社会の意識がないと、制度の隙間をついて金儲けに走るような人種が出て来易くなりそうです。自分の健康維持に使うコストは適正であるのか、受けた医療がそれに見合うものであるのかを意識すること、つまり医療の消費者としての勉強が大切だと思います。
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現状で、すでに経済格差による医療格差は存在し、医療を受けられない人、受け続けることを断念される人が多数存在します。

また、差額ベッド(=質量差額)による入院拒否も日常茶飯事です。医療費による生活環境の変化も経済格差に基づきます。裕福であれば経済生活(仕事や支出)に大きな影響なく過ごせる可能性が高く(保険なども裕福な層で充実しています)、貧困~標準的な経済状況であれば、生活保護世帯となったり、仕事を失ったり、家族のほかのものが働きに出たりすることがよく見られます。アメリカでも、それなりの医療を受けざるを得ない層の拡大により、重症化し、結果的に医療費を押し上げていると言う矛盾を抱えています。今後の可能性は現状では間違いなく格差拡大の方向です。私個人としては反対です。資本主義にも矛盾や問題点があるからこそ、市場原理だけではなく、社会保障や医療制度が存在するわけです。また、こうした問題に興味を持っておられるなら、それなりの文献や調査報告などがありますので、そうしたものもよく読んで勉強されるといいでしょう。
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私は混合診療反対です。


日本ではアメリカほど、
インフォームドコンセントが浸透していません。
差額ベッド代でさえ、
患者の弱みに付け込んで支払わせている現状では、
混合診療を認めてしまうと、
平均的収入なのに、
金持ちクラスの診療費を支払わせられる可能性が高い。
経済格差というなら、
金持ちは自由診療で、
好きな医療を受ければいいだけでしょ。 
         
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
差額ベッド代を弱みに付け込んで、という意味がいまいち分かりません・・。個室代というのは経済的余裕のある方がオプションとして選ぶいわば‘贅沢費‘ですが弱みに付け込むというのはどういったことでしょうか? 平均的収入なのに金持ちクラスの診療費を払わせられる、という意味もよく分かりません・・。
所得に応じて支払う額が変わるのならそれはただの共産主義ではないですか? 同じレストランに行って、
あなたはお金持ちだからハンバーク定食3000円です。あなたは所得が低いから500円でいいですよ、といことはありませんよね? 価格が2000円なら3000円払う能力がある人は食べられる、500円しかないのだったら食べられない。それだけの事ではないですか?500円しか払えない方に‘お前!!食わせてやるから2000円払え!!‘とは誰もすごまないと思いますが。

お礼日時:2005/03/01 14:40

>日本は国民皆保険制度がある為基本的には経済格差に関係なく同じ医療が受けられます。



果たしてそう?
金があるほうが高度な治療を受けられませんか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/03/01 14:30

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