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問題集に、
2Mg+O2→2MgO
という化学反応式があります。Mgは4.8gで、計算すると0.20molで、O2は1molです(ここまでは解答集に書いてあって理解しています)。
このとき生じた酸化マグネシウムは、「化学反応式の係数より、反応するMgと生成するMgOの物質量が等しいと分かる。」といって0.20molであると書いてあるのですが、なんで0.20molと0.10molを足して0.20molになってしまうのかが疑問です。左辺と右辺が一致しないものなのですかね?
分かる方よろしくお願いいたします!

A 回答 (1件)

>なんで0.20molと0.10molを足して0.20molになってしまうのかが疑問です。

左辺と右辺が一致しないものなのですかね?

だって、
2Mg+O2→2MgO
という式が
「Mg の2 mol と O2 の 1mol が反応して、MgO が 2 mol できる」
ということをちゃんと係数で表わしているのですから。


物質の量の測り方である mol の考え方を理解できていませんね?

原子であれ分子であれ、それを「アボガドロ定数」(= 6.02 * 10^23)の個数だけ集めると、それが「1 mol」の物質量になります。

そして、原子や分子を「アボガドロ定数」(= 6.02 * 10^23)の個数だけ集めると、その質量が「原子量」「分子量」「式量」に「グラム」を付けた数値になるのです。(というか、そうななるように決めた数値が「アボガドロ定数」(= 6.02 * 10^23)ということ。原子や分子1個は極めて軽いが、このぐらいの個数を集めると「グラム」のオーダーになる)
それが「mol」の意味です。

化学反応は分子・原子どうしで起こりますから、「同じ mol 数どうし」あるいは「反応式の係数に相当する mol 数どうしが反応する」ことになるので、物質の量を「mol」で表すと便利なのです。
「同じ mol なら原子・分子の個数が同じ」ということです。

つまり、例を挙げれば
・炭素(原子量12) を「アボガドロ定数」(= 6.02 * 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 12グラム。ということは、炭素12 のモル質量は 12 g/mol。

・酸素(原子量16)を「アボガドロ定数」(= 6.02 * 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 16グラム。ということは、酸素16 のモル質量は 16 g/mol。
 気体の酸素は酸素原子が2個結合した「分子:O2」の形なので、分子量は 32。従って酸素分子を「アボガドロ定数」(= 6.02 * 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 32グラム。ということは、酸素ガスO2 のモル質量は 32 g/mol。

・CO2 (分子量44) を「アボガドロ定数」(= 6.02 * 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 44グラム。ということは、CO2 (分子量44)のモル質量は 44 g/mol。
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この回答へのお礼

助かりました

化学基礎のさらに基礎で躓くところでした!理系選択決めているので危なかったです。本当に感謝申し上げます。やはりmolを勘違いしていました。本当にありがとうございます!酸化マグネシウム分子が0.20molという数だけできると理解できました。
yhr2様ほんとうに丁寧でわかりやすいご説明ありがとうございました。

お礼日時:2021/10/01 14:56

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