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質問です。現代社会です。

日本中のマネーを全て足すと約1300兆円になります。
日本銀行が発行している通貨は110兆円です。

日本銀行が発行した紙幣の額より多くのマネーが流通している理由を教えてください。

A 回答 (4件)

A社がア銀行に100万円の現金を預けます。


ア銀行はB社に90万円貸します。
B社はイ銀行に90万円預けます。
イ銀行はC社に81万円貸します。
C社はウ銀行に81万円預けます。

現金は100万円なのに、3つの銀行で合計271万円の預金ができました。
これを信用創造といいます。

ア銀行は100万円を預かりましたが90万円貸してしまいました。もしA社が100万円全額下ろしたいと言ったらお金が足りません。
でも実際には、多くの取引先があり、その全てが全額下ろしたいなどということはありませんから、預かったお金の「一部だけ」現金で持っていて、残りは貸してしまっても問題ないのです。
その一部を支払準備金と言います。これくらいあれば大丈夫だろうという金額だけを現金で残しておくのです。上記の例では支払準備金を10%で計算していますが、実際はもっと少ないですから、信用創造の額も大きくなります。
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あなたのいう「日本中のマネーを全て足す」とはマネーストック(以前はマネーサプライといったもの)のことでしょう。

マネーストックは現金通貨と預金通貨の合計からなる。現金通貨とは民間部門(銀行を除く企業や家計)が保有する現金(日銀券と硬貨)のこと、預金通貨とは民間部門が銀行に保有する預金(当座預金・普通預金等)のこと。日銀が発行した紙幣(日銀券)の一部は各銀行が預金引き出しに備えて銀行の金庫にも保管されていますが、それらは(現金)通貨ではない。マネーストック全体に占める大きな割合は預金通貨からなるので、日銀発行高残高を大きく超えていても驚くにあたらない。通貨とは取引・決済のための手段ですが、現金は私たちの日々の買い物とか小口の取引にしか使われない。(アメリカで暮らしたことがあるが、アメリカでは日常的にもドル紙幣等の現金はほとんど使われない、スーパー等での買い物ですら、個人小切手とかデービット・カード、つまり預金通貨で決済する。)では、預金通貨はどうやって創造されるか?民間部門の現金・預金選好とか、法定預金準備率等にも影響されるが、銀行システム全体が生み出しているものだ。いま、M=マネーストック、C=現金通貨、D=預金通貨、R=銀行の支払い準備, H=マネタリーベースとすると
M=C+D
H=C+R
が成り立つ。M,C,Dについては説明した。銀行の支払い準備のRとは、銀行の預金にたいしてはその一定割合が日銀への当座預金で保有することが義務付けられているし、それ以外にも各銀行の金庫には日常の現金引き出しに備えて日銀券が保有されているので。それらの合計だ。マネタリーベースHは、日銀券発行高と各銀行の日銀当座預金の合計からなる。DをHで割ると
D/H=D/(C+R)=1/(k+r)
D=[1/(k+r)]H
を得る。ここで、k=C/D、r=R/Dで、kは民間部門の現金選好率、rは各銀行の預金の支払い準備率だ。つまり、マネタリーベースであるHが与えられると、Hの乗数倍の預金が銀行システム全体につくりだされる。
 なお、より一般的には第1式を第2式で割ると
M/H=(C+D)/(C+R)=(k+1)/(k+r)
となる。
M=[(k+1)/(k+r)]H
が成り立つ。kやrが与えられると、日銀はマネタリーベースを動かすことでマネーストックをコントロールすることができる。日銀券発行高も重要だが、マネタリーベースがどうなっているか見ることも重要だ。
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預貯金や、株、国債を始めとした種々債券などはほとんどがコンピューター内部に保存されているデータでしかありません。

 預貯金を現金で引き出したりしない限り、大半の取引はパソコンの中のデータの付け替えで行われます。 個人の決済もどんどん電子マネーで行われるようになっています。 当然日銀発行の通貨が、実際に世の中に存在するマネーよりはるかに少ないことは容易に理解できるはずです。
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金融機関の信用創造機能によるものです。



現在多くの決裁がなされていますが、通貨が使用されているのはごく一部です。
たとえば貴方が5千万円の住宅ローンを借りたとしますよね。
でも実際には5千万円の現金を貴方がうけとるわけではありません。
通帳に5千万円の入金が表示されるだけです。

住宅ローンの返済を考えてみましょう。
あなたが銀行に現金をもっていくわけではありません。
貴方の通帳の口座から引き落としをされ金融機関の当座口座がふえるだけです。

各企業の取引についても考えて下さい。
ほとんどは現金のやりとりをするわけではありません。
発注側の通帳の金額がマイナスになり、受注側の通帳がプラスになるだけです。

ですので「お金がまわっている」といっても、銀行の通帳が記帳されるにすぎないのですよ。

実際に現金が必要なのは経済活動の一部なんです。
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