「力は山を抜き…」この抜くの意味は？

力拔山兮氣蓋世 （力は山を抜き 気は世を蓋う）

ここの「抜く」は、

「引き出す」の意味　→　愚公山を移すように山を引っこ抜く意味

「追いこす」の意味　→　天を衝く勢いが山の高さを上回った状態

のどちらに解釈するのが適切でしょうか？　よろしくお願いします。

No.1 ベストアンサー 回答者： m770 回答日時： 2005/03/12 01:00

　わはは、子どもの頃、万国びっくりショーに出てた謎の韓国人「力抜山」を思い出した。

　引き出すと言うより、山を突き抜くと言うのが正解では？

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

> 突き抜く

これは想定していませんでした。

「引っこ抜く」が定説のようですが、個人的には
この「突き抜く」を選奨したいところです。

というのも、引き抜くには山以上の背丈が必要で、
となれば、力の凄さよりスケール感の無理が先に
気になります。同じ誇張するにも地に足のついた
表現をしてほしい。その点この「突き抜く」なら、
等身大の人間が山に向かってギャラクティカマグナム
を放った(少数にしか通じない例えでスミマセン)
という感じでしっくりきます。

※ 偏見で良解答20ptつけました m(_ _)m

お礼日時：2005/03/12 17:53

No.4 回答者： skytear 回答日時： 2005/03/12 09:18

力拔山（兮）：覇王・項羽の勢威が巨大な様をいう。

「山を抜く」いうイメージは、日本の山からは、分かりにくいですね。中国の山の写真をみるとイメージが湧くかも、、

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

水墨画に見られる峻険な山容が現実に望める桂林は
以前から訪れてみたい観光地の一つでした。
頂が裾より拡がる姿は、取っ掛かりがあって引き抜
くに持ってこいですね。(大根じゃないけど^^;)

お礼日時：2005/03/12 17:51

No.3 回答者： fromMtoM 回答日時： 2005/03/12 03:37

「史記」の項羽と劉邦の「四面楚歌」の場面で項羽が歌う詩の冒頭部分ですね。

「引っこ抜く」の方が一般的なようですね。肉体的にも精神的にも壮大で抜きん出て優れている、という対句表現として解釈するのがよいと思います。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

肉体と精神で対だから、山は物理的に抜かれるわけですね。
これに納得です。

お礼日時：2005/03/12 17:52

No.2 回答者： chatea 回答日時： 2005/03/12 03:21

項羽の詩ですね。

慣用句である「抜山蓋世」の元になった語です。

「山を抜くほどの力と、世を覆い尽くすほどの気力」という意味ですから、「引っこ抜く」と解釈するのが正しいです。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時：2005/03/12 17:52