福祉国家(社会主義)と近代民主主義思想の「私有財産の不可侵」について

自由主義や民主主義の精神に反する私有財産の不可侵について質問です。
共産党宣言の起草者マルクス、エンゲルスらの社会主義・共産主義者は、資本主義を廃絶することによって、地上のすべての人間に完全平等を実現しようとしていました。
これに対して、資本主義国家は、自らの存命を図るため弱者救済と不平等是正を掲げる福祉国家政策の採用を迫られ、富の分配(アメとムチ)を取り出したのですか？

No.2 回答者： トモクンアヤチャン 回答日時： 2021/11/03 09:39

だいたい、おっしゃるような理解でよろしいかと思います。

資本主義を左側から支えるなどと言います。
資本主義が左に倒れそうになると、左側につっかえ棒を立ててそれ以上左に倒れないようにしてるんですね。
　一方、どうせ、いずれは倒れるんだから、早く倒して、新しく改築した方がいいものができるんじゃないの、っていうのが社会主義・共産主義です。
　私有財産の不可侵というのは、封建制度を打破するための新理論です。封建主義を左側に倒したということですが。早く倒して、新しく改築した方がいいものができるんじゃないの、っていう当時の新勢力の力です。

No.1 回答者： tanzou2 回答日時： 2021/11/02 14:45

自由主義や民主主義の精神に反する

私有財産の不可侵について質問です。
　↑
私有財産の不可侵性から自由主義や
民主主義が産まれました。



これに対して、資本主義国家は、自らの存命を図るため
弱者救済と不平等是正を掲げる福祉国家政策の採用を迫られ
富の分配(アメとムチ)を取り出したのですか？
　　↑
アメとムチ？

そうです。
社会主義国家の登場に慌てた資本主義諸国は
労働者保護などの福祉をやるように
なりました。

これを、修正資本主義といいます。

社会主義は、この修正資本主義に
破れた訳です。