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お酒を飲んで顔が赤くなってしまう人は赤くならない人と比べて健康リスクが16倍にもなるという噂話や、顔が赤くなる人のビール1杯は、赤くならない人の16杯分の負担が肝臓にかかるという噂話を耳にしたことがありますが本当ですか?

俳優の菅田将暉さん(29歳)は以前、情熱大陸に出ていた際にお酒(ウーロンハイを1杯)を飲んでいましたが、顔から首までかなり真っ赤になっていました。

一方、現在、アパレル会社の社長とYoutuberをしている(E-girlsの元メンバー)山本月さん(24歳)が、Youtubeのご自身のチャンネルで缶のレモンサワー(檸檬堂の5%)を6缶飲む動画を投稿されていましたが、山本さんは、レモンサワーを6缶しっかりと完飲されていましたが、顔面紅潮の症状が全くなかったです。
山本さんは目が座ってたり、呂律が回らないということも全くないように思いました。

菅田将暉さんがビール1杯飲んだら、それは山本月さんがビール16杯分を飲んだのと同じだけの負担が肝臓にかかるということですか?


1枚目は菅田将暉さん(左側)がウーロンハイ1杯を飲んだ際の画像です。
2枚目は山本月さんの乾杯前(飲酒前)の画像です。
3枚目と4枚目は山本月さんが6缶目を飲み終えた際の画像です。


山本月さんが缶のレモンサワー(檸檬堂の5%)を6缶飲む企画をされていた際の動画のリンクも添付します。

「お酒を飲んで顔が赤くなる人は赤くならない」の質問画像

A 回答 (2件)

顔が赤くなる原因はアセトアルデヒド


ご存知のとおり、アルコールは肝臓で分解されます。
肝臓で「アルコール脱水素酵素」によって「アセトアルデヒド」という物質に分解されたアルコールは、「2型アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)」などの影響を受け、無害の酢酸へと変化します。
最終的に、酢酸は水と二酸化炭素になり、身体の外に排出されます。
お酒を飲んだときに顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドの作用によるものです。
アルコールから分解されたアセトアルデヒドは、血液中で増加し血管を拡張させます。
顔の毛細血管が拡張するため、顔が赤くなるのです。
また、もともとアルコールが持っている、血流を良くするという働きも、顔の赤さを促進してしまいます。
さらにアセトアルデヒドには、自律神経である交感神経を強く刺激する作用もあります。
これにより、脈拍や血圧の上昇、冷や汗、筋肉の緊張、頭痛や吐き気、眠気、動悸など、いわゆる悪酔いといった症状につながります。
このような症状になるかならないかは、アセトアルデヒドの分解能力の高さによるのですが、それは「ALDH2遺伝子」という遺伝子によって決まっています。

お酒の強さは遺伝子で決まる
ALDH2遺伝子は、活性型(NN型)、欠損型(DD型)、部分欠損型(ND型)に大きく分けられます。
活性型は、アセトアルデヒドの分解スピードが速く、お酒に強いタイプで顔が赤くなることもありません。
欠損型は、アセトアルデヒドの分解能力が低く、ほとんど飲めないタイプで、アルコールを少量口にしただけでも、顔が真っ赤になります。
部分欠損型は、ある程度は飲めますが、アセトアルデヒド分解能力は活性型の16分の1といわれています。
欠損型ほどではないものの、アルコールの摂取により顔が赤くなるなどの反応が出ます。
このように、お酒を飲んだときに顔が赤くなりやすいかどうかは、遺伝子によって大きく左右されます。
ちなみに、日本人の約半数は活性型以外といわれています。
それでは、「顔が真っ赤になるけれどお酒が飲める」人は、どのタイプに属するのでしょうか。
顔は真っ赤なのにお酒が飲める理由
前述の3タイプのうち、活性型は顔が赤くなりません。
また、欠損型はそもそもお酒がほとんど飲めません。
よって、顔は真っ赤になるけれど飲めるのは、部分欠損型であると推定できますが、部分欠損型は本来そこまでお酒に強くないはずです。
にもかかわらず、顔が真っ赤な状態でお酒が飲める理由として、次のようなことが考えられます。
(1)「ミクロソームエタノール酸化系酵素(MEOS)」の活性化
MEOSは、異物や薬物の代謝やたんぱく質を合成する役割の酵素です。
また、アルコールを分解する作用もあり、日常的な飲酒、大量の飲酒により活性化することがわかっています。
つまり、お酒を頻繁にたくさん飲んでいると、アルコールを分解するスピードが上がり、飲める量が一時的に増える、ということが起こり得るのです。
しかし、もともとのALDH2遺伝子タイプが変わることはありませんから、「顔は真っ赤なのにお酒が飲める」という現象につながると考えられます。
(2)個人的な体質
アルコールを分解するスピードは、肝臓の大きさ(大きいほど速い)や性別(男性の方が速い)、年齢(中年は速い)なども関ってきます。
たとえば、同じ部分欠損型でも、肝臓が大きい中年男性の方が、たくさん飲めると考えられます。
また、お酒を飲むと、毛細血管が拡張して顔が赤くなりますので、毛細血管の拡張の度合も、影響しているといわれています。
総括すると、お酒を飲めたとしても、顔が真っ赤になっている以上「お酒に強い」とはいえないでしょう。
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私は反対に、お酒を飲んで赤くならない人のほうが、健康リスクは高いという話を、健康雑誌で読んだことがあります。

 
 理由は、「お酒に強い」と「肝臓が強い」とを混同される方が多いためです。
 お酒を飲んで、すぐ赤くなる人や、ちょっと飲み過ぎると悪酔いし安い人は、自分はここまでしか飲めないと言う適量を心得ています。
 ところが、赤くならない人は、「俺は酒に強いから、肝臓も強いのだ」と誤解されることが多く、これが大きな間違いなのです。
 お酒に強い、弱いと、肝臓が強い、弱いとは、全く別のものです。
そのため、赤くならない人のほうが、飲み過ぎることが多く、アルコールが原因の肝炎や肝硬変、更には肝がんになるリスクは、高いとされています。
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