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レンズについて質問すると
パブロフの犬みたいに
チャートを持ち出す回答が多いです。

このチャートの信頼性って?
示されたチャートがシャープな描写なので
信じてレンズ買ったら
晴れの時はいいけど
ちょっと曇るとシャープさにかける
なんてことはないですか?

それともチャートは絶対的指標ですか?

A 回答 (2件)

解像度チャートですけど例えばレンズ同士を比べる際や レンズ自体の中央、周辺を比べる際に比較しやすいようにしてるだけです。



現実的使用の際には 

>晴れの時はいいけど
ちょっと曇るとシャープさにかける
なんてことはないですか?

ということはないわけでもないです。

なにせ晴れに比べれば曇り状態では当然露出時間は増えます。
絞りを開けるか(でも普通は開放に近いとそれなりに描写も甘くなります)
ISOをあげるか(こちらもノイズが増える分、ノイズとしては見えなくても解像という意味では落ちます)
あるいはシャッター速度を落とすしかありません。
ちょっと曇る くらいであれば(絞り、シャッター速度、ISO)それほど影響もないでしょうけど理屈上では解像は落ちると言えるでしょうね。
わずかとはいえシャッター速度が落ちれば影響は0ではないので。

ただし、この場合では絞り以外は「レンズ」自体が周囲の明るさで光学的に解像が落ちてるわけではないわけです。
したがってレンズそのものの評価には使えるかと。

ただし絞りを変えた場合はレンズの収差が変わるのでこちらはレンズ性能といえます。良く開放から使える~~とか言う人がいるのはこのことです。
ズームレンズの場合も、ズーム幅全域で同じ光学性能ということはありません。

話に出やすいのも比較しやすいからかと。
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日本ではそうだったみたいですね。


初期のニッコールレンズが解像度重視でしたから
とにかくチャートの真ん中だけを高解像するのが目標だったらしいです。
当時の主な用途が文献複写と報道写真でしたから、
それで充分に用を足せたわけで、それも仕方ないでしょうけど。

ところがライツやツァイスのレンズはそうじゃなかった。
チャート撮影ではそれほどの解像をしているわけではないのに
それが写像になるとキリッとして見えて質感も豊富。
それが「コントラスト」だったんですね。

ミノルタあたりがそれに気づいてロッコールレンズを発表して
やっと日本でも解像度とコントラストの両立が評価されだしたけど
自分では写真を撮らない多くの光学技術者にはまだそれがよく分からない。

まあ、試験問題さえ解ければ学力優秀とされた時代の名残りが
そう簡単には拭えなかったんでしょう。

おまけにカラー写真の時代になって
ポートレートの肌の描写がどうにも外国のレンズと違いすぎる。
毛穴の一本一本まで写っても、それで肌を写したことにならないのが
人物写真のカメラマン達の発言で明瞭になってきて、
答えさえ見つかればそれを導き出すのが得意な日本人だから
やっと今では外国製レンズを凌駕する品質になってきたんです。

ただ、デジタルの時代になってまた
超高画素のセンサーに負けない超高解像のレンズを…という
新しいオモチャを与えられた子供のようにそれに群がって、
また高解像度の競争に戻りつつあるのが現状でしょう。
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