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なぜ欧米諸国は世界に先がけて発展したのでしょうか。

A 回答 (5件)

中学や高校では、世界で発展が早かったのは、エジプト、メソポタミア、インダス、中国などと教わったと思います。



欧米諸国は、世界では、遅れて発展した方でしょう。

発展が早い地域、発展が遅れる地域があるのは確かですし、先行して発展しても、遅れて発展した地域の勢力が圧倒的に勢力が強くまた技術や物質などで優勢になったり、また、別の地域が盛んになったり、植民地の一つだった地域がその後に世界で最も繁栄したりとなっていることも、現実です。

どうして、なぜ、ということは、たぶん言えないのだろうと思います。

現実を理解納得するために、理屈を後付けでこしらえても、どうにも、まがい物で、多くの人を納得させるのは、難しいと思います。

「欧米諸国」という表現ですが、かなりの多くの国や民族、政治体制を含んでいるのは間違いないです。 工業力、農業、資源、宗教、科学技術、芸術的なこと、食生活、文化習慣、気候風土、歴史的経過も、実に多様です。 1900年でも、1960年でも、2010年でも、各地域毎の社会状況はずいぶん違うし、この10年間の盛衰?や経済状況も、同じ方向でというようなものではないです。

日本は、アメリカは、ドイツは、フランスは、スペインは、イタリアは、イギリスは、   そのように国名のようなもので簡単に言いたくなる気持ちは分かるのですが、そのようなおおざっぱで、現実に検討の対象にしているのがどのようなことを指しているのか曖昧なままで、「どうして」「なぜ」と思っても、何もまともな思考は出来ないです。  誤解や思い込みを酷くすることになると思います。
「なぜ欧米諸国は世界に先がけて発展したので」の回答画像5
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欧米諸国と言っても、アメリカはヨーロッパからスピンオフの国。

西側陣営の日本も、江戸末期、長州が国をイギリスに売って、明治は、すべての仕組みをパクったので、もとをたどれば、ヨーロッパということになりますね。

ヨーロッパの根源は、ローマです。アカデミックなギリシャは、科学技術に優れてはいたが、都市国家しか作れなかった。ローマは、紀元前700から西暦600年までの1000年にわたって、ヨーロッパから西アジア、北アフリカに至る大帝国を作った。ギリシャの技術を現実に展開したと言ってもいいかもしれません。

ここでは

・ 技術が流通
・ インフラによる国の統一
・ 統制された軍事力
・ 征服した相手を国に取り入れる
・ 市民という発想
・ 帝国という発想
・ 能力主義
・ 法治国家
・ 選挙
・ 公共事業
・ 自由精神
・ 経済発展

など、現代の西側諸国の考えと似通った発想がすでにあるわけです。最後は、この精神がキリスト教にパクられて、別にローマ市民にならなくても、キリスト教を信じれば同じこと・・・となり、ローマは滅びる。ヨーロッパは、民族移動、多民族間の争いを繰り返し、やがて中世封建制でまとまるが、ローマのダイナミズムはなくなり、発展が止まります。

しかし、それが近代に再び扉が開いて、世界征服、植民地、産業革命、ルネサンス・・・と、現代に続くあらゆる発想や運動が起こったことでしょう。結果論で言えば、いいものを取り込むキリスト教の現実主義が、ローマの考えを普遍的、標準的に仕立て、それが現代の仕組みに合っていたのでしょうね。

神はいるが、その神のつくった世界を明らかにするために、科学が発展してもよい。その中で、むしろ人間が能力に目覚め、人権に目覚めていく。考えて見れば不思議な話です。そして、ビジネスに対するネガティブな思想もなく、厳密な戒律で人を制限するより、むしろ人の弱さを助け、自由に行動して、幸せになれと。

これらは、ローマの精神そのものだと感じます。ヨーロッパが、中東などに比べ、肥沃な大地と温暖な気候に恵まれていたなど、挙げればキリがない理由はたくさんあるでしょうが。

そして、近代国家の幕開けとともに、民主主義、人権、法治国家、政治機構、産業革命、資本主義など、今われわれが西側陣営のコンセンサスとして信じている、概念や仕組みがどんどん生まれる。覇権争い、帝国主義による植民地問題、世界大戦、貧富の差など、いろいろ問題・課題を乗り越えながらもそれが一番人間に合っていて、人間の力を結集し、機会の平等を与え、みんなが満足しながら、平和に暮らすために、ベストではないがベターな仕組みとして認識されたってことでしょう。

実際、専制主義、共産主義などが、イノベーションを生み出せず、ほぼ自滅していく中で、未だに、プーチンのような人が生まれ100年前の発想で、ダダを捏ねる。中東やアフリカやアジアの多くは、未だ専制国家。虐げられた人を、力で制圧し、一部の独占した権力が旨味を吸っている。

しかし、結局マクロで見ると、経済発展もイノベーションも起こせないので、中長期で見れば勝ち負けは明らか。でも、世界がそういうコンセンサスを得るにはまだ、100から200年かかるでしょうね。
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欧米諸国は、アフリカ、アジア、中南米の植民地から富を搾取しまくったからです。

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世界に先駆けて発展したのは中国です。


中世までの世界とはユーラシア大陸とその周辺地域でしかなく、唐の例ひとつをとっても当時の世界最先端の巨大国家であり、当時のヨーロッパは足元にも及んでいません。
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その解説を始めると本一冊でも全然足りません



まずとっかかりとして

マックス・ヴェーバーの名著
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
のさわりだけ少し紹介します

ある工場の製品が人気が出たので
工場主は増産したいと考えます
そこで従業員の時給を上げることにしました
すると残業する従業員が増え増産に成功しました

あたりまえの結果ですね
しかしヨーロッパ以外のアジアやアフリカではこれは成功しません

時給を倍にしたとたん
みんな半日だけ働いて帰ってしまう
工場の生産量は半分になります
そこで時給を下げるとみんな残業を始め
増産に成功します

ヴェーバーによるとこういうことが
資本主義的精神を持っているヨーロッパ人
持ってないアジアアフリカ人だという

おもしろい分析ですね
後世のヴェーバー研究家が
日本人だけはアジア人の中で唯一異質で
資本主義的精神があったと分析しています
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