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愛知県の矢作川から農業用水や工業用水を取水する堰の施設「明治用水頭首工」で大規模な漏水で農業用水が使用できず、愛知県のあちこちで田植えができなくなっています。また、工業用水が使用できず、自動車産業等が操業停止に追い込まれています。そこで、愛知県の西三河地方の全住民に節水を呼びかけ、飲料水を一部農業用水に回すことができないでしょうか。このまま復旧にメドが立たなければ、愛知県は稲作が著しい不良になってしまいます。また、この地域の温水プールの営業の一時中止や飲食店の時短営業など必要が出てきます。これらの協力で、稲作は何とか確保できないでしょうか。

A 回答 (2件)

連日大きく報道されているので少し調べてみましたが。

もし上水道の節水が少しでも農家を救う役に立つなら、行政が呼びかけるでしょう。しかしそういう話は全然聞こえてきません。どの自治体もそんな呼びかけしていません。逆に「家庭用の上水道には影響ない」という報道はありました。

西三河の自治体いくつかについて上水道の水源を調べてみると、どこも井戸水や川の伏流水といった自己水源を持っている、県が管理する用水も使ってはいるけれど明治頭首工やその先にある安城浄水場からの送水に頼っているという記述は見当たりませんでした。ちなみに「(自治体名) 水道ビジョン」で検索すると資料が見つかります。

一方で以下の資料によると、明治頭首工から取った水の用途は大部分が農業用水で、それに対して工業用水は1/8、生活用水はたった1/25です。しかし工業用水については県が通常の3割程度に抑えるようにと節水呼びかけている、量的に僅かと言えど生活用水についても節水が必要なら呼びかけしないとおかしいです。
https://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/mizukyouky …
>明治用水頭首工 最大取水量 ㎥/s
>生活用水  1.23
>工業用水  4.02
>農業用水 31.44

推測ですが、おそらく、明治頭首工の水を上水道に使うこともあるのだけど、上記の数字は使っても良い「枠」でしかない、先週今週の時点では他の水源で間に合っているから使っていないのでしょう。

この見立てが正しければ、西三河の住民が上水道をいくら節約しても断水で困ってる農家の助けには一切なりません。強いて言えばむしろ、水道事業全体の収入が減る分、ごくごくごく僅かですが農家の首を絞めることになります。あくまで強いて言えばの話ですが。



ところで、地域の上水道から農家が自分の田んぼに水を入れるのは、それは各農家の勝手です。もっともそれやったらコストかかってしょうがないからやらないんじゃないかと思います。金額を計算したわけじゃないのであくまでも想像ですが。

果樹園とかだったら枯らしちゃったら大損害だからコストかけてでも守るでしょうが、稲の場合は今年分の儲けが水道代で吹っ飛んじゃうようだったら最初から作らないほうがマシです。
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稲作は田植え時期から土用干しまで大量の水を使います。

昔は天水のみでした。節水の水では賄えないでしょう。
まず、穴を塞ぎ水を溜める。あとは雨乞いですね。植える苗は育ちすぎて使えない可能性もあります。苗を作り直すのがいいかもしれません。
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この回答へのお礼

苗を作り直すのは並大抵ではありません。収穫が1カ月以上遅れると思います。

お礼日時:2022/05/20 07:29

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