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会社の文章で、「○○の取り付けについて…」としたところ、上司から「この場合は名詞だから『取付け』が正しい。「○○を取り付けるように…」と続く場合は、動詞だから「り」が入る、と訂正されました。なるほど説得力のある使い分けですが、私はこれまでずっと気にせず使っていたので、今まで知らなかったことに対する恥ずかしさも含め、本当にそういう使い分けでいいのかと少し調べてみたのですが、そのような区別は見つけられませんでした。
同じような使い方は、「貼り付け」と「貼付け」、「話合い」と「話し合う」など、いろいろあると思いますが、統一的な考え方が存在するのでしょうか。ご存じの方、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

国が定めた指針「送り仮名の付け方」(昭和48年 内閣告示・訓令)では、通則4及び6により、本則として、活用語の複合語は、元となった語の送り仮名の付け方にならう、というようになっています。


「とりつけ」は「取る」と「付ける」の複合語の連用形からの転成名詞ですから、「取り付け」が本則ということになります。
「貼り付け」も「話し合い」も同様です。
ただ、「送り仮名の付け方」には、読み誤る恐れがない場合には次のような書き方も許容する、ということで、「取付」なども載っていたかもしれません。(URLでご確認ください。)
なお「貼」は常用漢字ではないので、「張り付け」でお探しください。公文書、学校以外では「貼」を使うことは妨げられません。

要するに、本則に従えば「取り付け」だが、「取付」も許容されている、ということでしょう。

ただここで難しいのは、通則7により、「取締役」などは送り仮名を付けないということです。その理由を、通則7では「慣習により」とあいまいな言い方をしています。ただ、逆に言えば、通則7に挙げられている語以外は「取り付け」というように活用語尾を送るのが本則、ということです。

詳しくは、下記URL内の「送り仮名の付け方」全文をご覧ください。なお、それはあくまでも国が定めた指針と言うだけであり、問題点が全くないというわけではありません。また、個人の使用を制限するものでもないと、文書自体に書かれています。
ただ、上でも触れたように公用文や学校教育(特に義務教育)では、上記のような通則の本則を基準としているのは確かです。適宜ご判断の上、お書きになればよろしいかと存じます。
疑問点がおありでしたら、またご質問ください。

参考URL:http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20070 …
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この回答へのお礼

大変ご丁寧な回答をどうもありがとうございました。ご案内のHPは私も確認しておりましたが、よく理解できず質問しておりました。
ようするに「名詞か動詞かによる違い」はないということですね。
他の方の投稿も待っておりましたが、ここらで締め切ります。

お礼日時:2007/02/24 14:27

念のために補足しておきます。


国語表記の基準とされているものの遵守の根拠は、国が国民に向けて
定めたものではなく、昭和48年に文部省当該局長からの各都道府県教
育委員会などへの通知によって学校教育の場での取り扱いを定めたも
のです。
したがって、これをあたかも国語の基準のようにいう人がいますが、
それはナンセンスです。
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この回答へのお礼

補足ありがとうございました。
おっしゃることはよく分かります。
私の質問とは主旨が違うようですので評価は差し控えたいと思います。

お礼日時:2007/02/24 14:28

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