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中世ヨーロッパ貴族などが勉強で使っていた本は、どうやって作られたものですか?当時の本は印刷技術がないため手書きのものだったのでしょうか?

A 回答 (4件)

そうです、活版印刷の発明までは洋の東西を問わず、本はほぼ全部手書きです。

だから本は非常に貴重で高価なものでした。
本のほとんどがそうなのですから、勉強のための本もそうです。(彼らは現代の学生のように一人一冊教科書が与えられたわけではありません。)

こういう、人が1文字ずつ書き写して出来た本を写本といいます。
写本でないものは版本(狭義、木版本とも)といいますが、少数です。

幻冬舎なのでご紹介するものか迷いますが、こちらのページがよくまとまっています。

中世ヨーロッパの書籍は彼らの手から生まれた!写字生たちの姿を追う
https://www.gentosha-book.com/bookshelf/renaissa …

Wikipediaの写本の項目も。

写本
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%99%E6%9C%AC


こうした写本はヨーロッパの場合、修道院の若い僧、そのなかでも写本を分担する僧が書きうつしています。(日本でも僧が写本をよくしたのと似ていますね。イスラム圏でも似たような話があります。僧は庶民と比べるて非常に識字率が高い、従事する時間が取れる、お給料を高くしなくてもよいことになっている、世俗の権力や世情と表向きは分断されている、戦禍に巻き込まれにくい、などの条件が揃っているのもあるのでしょうね。)
幻冬舎のサイトタイトルにあるように、彼らは邦訳だと写字生と呼ばれていました。修道僧ではない職業写字生もいます。
「手で書き写した」といっても、ほぼ専門職みたいなものですから、まるで印刷かのように字、字間、行、行間、字体はきれいに揃い、読みやすいですよ。たまーに書き写しミスがあるのが印刷と違うところです。


「写本」でググるだけで面白い情報がたくさん読めます。
もしよろしければ、興味深い本も多数出版されていますから、ぜひ手に取ってみてください。
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グーテンベルクの発明として有名な印刷技術は『活版印刷』です



活版印刷とは、金属製の活字を組み合わせて印刷の版元にする方法です
これによって版画のように印刷ページを毎回一から作り直す事無く
文字を何度も繰り返し使う事で印刷の効率化が可能になりました

逆にいうと、効率は良くなかったですが
版画的な技法での印刷は中世期にも存在していましたね
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版画の技法はあったと思います。

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