社会科学や人文科学などでは、西部邁や小林秀雄、福田恒存などに代表される様に大学者でないのに大学教授よ

社会科学や人文科学などでは、西部邁や小林秀雄、福田恒存などに代表される様に大学者でないのに大学教授よりよほど優れた哲学や知識を持った人がいると思うのですが、こんなことは自然科学の世界ではありえないですよね？つまり社会科学や人文科学などは科学としてはかなりいい加減で、科学とすら言えないのではないのでしょうか？例えば政治学という学問がありますが、政治は科学たり得るのでしょうか？ビスマルクはかつて政治を芸術だと表現しましたがどうでしょうか？

No.5 ベストアンサー 回答者： kifimi_goo 回答日時： 2022/09/28 16:53

ご質問の考えは、「優れた研究者は全員が大学教員でなければならない」という押し付け的な偏見によるものですよね。

日本には職業選択の自由があります。在野で研究が可能なら、大学教員という「宮仕え」にこだわる必要はありません。宮仕えをしないからこそ、自由な研究が出来るという考えだってあるでしょう。
自然科学分野の場合、どうしても研究設備など「研究に最低限必要な環境」の問題で、大学や研究所に所属していないと研究ができない・成果が上げにくい、という傾向はあるかもしれません。チームでの研究も多いから、個人で私財を投じて、というのには限界があります。
それに比べて、人文学分野は個人研究が多いので、極端なことを言えば「自分の頭と紙と鉛筆、文献」があればかなりのことができます。文献は、公立図書館や大学図書館に揃っており、一般人でも手続きさえずれば無料または格安で利用できます。フィールドワークが必要な研究も、ツテと資金次第で可能です。研究費は出すから共同研究させてくれと言えば、喜んで応じる大学教授もいるでしょう。
結局は、「何で生活費と研究費を稼ぐか」なんです。大学教員という職業でそれを賄う人もいれば、大学教員にならなくてもそれらを調達できるという人もいる、というだけです。
研究分野の優劣の問題にはなりません。

No.4 回答者： han-ka-2 回答日時： 2022/09/28 14:40

工学部の元教員です。

なぜ社会科学や人文科学がいい加減なのでしょう？みなさん科学的な研究をしておられますけど。西部邁氏は東大の教員でしたよ。ただ，中沢新一氏の件でおかしなことになってしまっただけ。社会学とは関係が無い。ご質問文が偏見や曖昧な推測で成り立っているとしか感じません。既にご回答があるように，自然科学の世界でも大学の外にも優秀な人はいるわけだ。例えば田中耕一氏。彼は工学部電気科を卒業後に就職先で業績をあげて，それがノーベル受賞（化学賞だったか？）に至っています。

No.3 回答者： rose2011 回答日時： 2022/09/28 14:28

> 人文科学などは科学としてはかなりいい加減で、科学とすら言えないのではないのでしょうか？

ちょっと面白い。
自然科学的に採点したら、「×」な考え方でしょうけど、人文科学では、そう言う考え方も受け入れられるでしょうね。

でもまあ、少なくとも「明確に優劣が決定されるものが科学（決定されなければ科学ではない）」なんてのは、科学の定義としては存在しないでしょう。

ちなみにビスマルクは、「政治は可能性の芸術で、関係性の科学」と言ってますし、芸術も人文科学分野に含まれます。
あるいは、「政治は精緻科学ではない」とも言っており。
ビスマルクの意図は、「政治は自然科学的にだけやると、失敗するぜ！」みたいなところじゃないですかね？

ついでに、近代経営の父と言われるテイラー博士は、経営に科学を持ち込み、「科学的管理法」を提唱しましたが、失敗してます。
逆にメイヨー博士は、社会科学的な「人間的経営」を提唱しましたが、こちらも失敗。

現在の結論は、「いずれに偏ってもいけない」です。
要は、人文，社会科学と自然科学の、いずれか一方でアプローチすべきことと、その両方でアプローチすべきことがある訳です。

No.2 回答者： seiji91 回答日時： 2022/09/28 13:25

自然科学の場合、大学教授よりはるかに優秀な研究者やエンジニアが企業にたくさんいますよ。

No.1 回答者： tanzou2 回答日時： 2022/09/28 13:24

西部邁は、評論家として有名ですが

元は経済学者です。

他の人は評論家です。



こんなことは自然科学の世界ではありえないですよね？
　↑
他の学者よりも優れているのかは
判りませんが、優れていても不思議はなく
そのなことは自然科学ではまず
あり得ないですね。



つまり社会科学や人文科学などは科学としてはかなりいい加減で、
科学とすら言えないのではないのでしょうか？
　↑
１，数式をあやつる自然科学と違って
　日本語さえ使えれば、それなりの説得力ある
　論旨を展開できますから
　素人に、優れていると思わせることは可能です。

２，自然科学と違って、対象が自由意志がある
　人間の集団です。
　それだけ客観性が乏しく、再現性や実験が
　難しいという面があります。

３，自然科学は認識学ですが、これらは
　社会に働きかける実践学です。