プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんばんは。19歳の大学生です。僕はとある私立大学に通っており、文学部に在籍しております。
日本史に興味があり、将来も日本史に関する職に就きたいと考えており、高校の地歴の教員になろうと考えていました。
しかし高校教員ですと、地歴なので地理や世界史なども教える必要があり、少し迷いが生じ始めています。
もちろん日本史を勉強する上で世界史も学ばないと見えてこないものもあるので学ぶことは問題ないのですが、教えるとなると話が変わってきます。
僕は日本史に関する事を主な職務としたいので、学芸員や大学教授なども考えています。
もちろんどちらも狭き門なのですが、一般的にどちらの方が職に就くのが難しいのでしょうか。
予備校講師など、その他日本史に関する職はありますが、一旦ここでは学芸員と大学教授で回答お願いいたします。

A 回答 (2件)

「教授」は職位なので、大学教授ではなく「大学教員」として回答します。


どちらも求人がなければ就職できないのですが、強いて言うなら大学教員のほうが就職するのが難しいでしょう。
まず、大学教員になるには博士課程まで進学する必要があります。昔は文系ならば修士号だけでも大学教員になれたりしましたが、今は文系でも(まともな大学なら)博士号はほぼ必須です。その上で、論文での研究業績と、大学での非常勤講師などの教育歴も求められます。大学院を出てブランクなしで大学の専任教員になれると思わない方が良いです。
大学教員の求人は、単に「日本史」での募集ではなく、日本中世史とか日本近世史とか、そういう細分化された募集になります。また、助教/講師・准教授/教授といった職位別に指定もあります。例えばあなたが博士課程を出たばかりの若手研究者で、専門が日本中世史だとして、A大学の「日本近世史・助教相当」の求人の応募しても分野違いで選考対象外だし、B大学の「日本中世史・教授相当」の求人に応募しても職位の区分に合わないということで選考対象外です。
それに比べれば、学芸員のほうが、求人の段階でそこまで細かな条件が付いていません。
ただし、日本史しかやりたくない、というので学芸員になるのは現実的に厳しいと思います。国立博物館みたいに複数分野の専門的な学芸員を雇っているところならまだしも、ほとんどの博物館や美術館は、少ない学芸員で幅広い分野を網羅し、収蔵品を管理しています。地方の小さな資料館に行くと、担当の学芸員はたった1人で(他は専門家ではない職員やボランティアスタッフ)、専門外だからか、古文書の翻字や展示品のキャプションの内容が間違っていたりと、なかなか悲惨な状況だったりします。
学芸員の資格は学部卒でも取得できますが、現実問題として、就職するには修士レベル(以上)の専門性が求められます。もちろん学部卒で学芸員として就職できる人もいますが。

まあ、ぶっちゃけた話、大学教員や学芸員よりも、高校教員のほうが就職しやすいと思いますよ。高校レベルの地理や世界史を教えられないようでは、大学教員や学芸員なんてとても…という気がします。
    • good
    • 0

学芸員も大学教授も、椅子の数は決まっています。


共に空きがないと職に就けません。
椅子が空いても、座りたい人は多数存在しますから、
採用試験や論文や他の実績などで比較検討されて後任が決まります。
その競争に勝ち抜くのは容易なことではありません。
どちらかと言えば、採用試験が主の学芸員がやや優しいといえると思います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!