悪を用意する国、それを待つ大衆

国家社会主義や社会民主主義は、政府が悪を指名して、大衆に叩かせることをしますが、大衆とはその指令を待ち構え、全員同じように動く為に用意されているのですか？

No.3 回答者： aouze_ya 回答日時： 2023/01/02 12:17

｢主義｣というのはなんなのかを考えるといいです。

　民主主義でも、共産主義でも、資本主義でも、社会主義や個人主義、現実主義、理想主義、完璧主義、禁欲主義、たいていの主義は、何かに極端にシフトした強い思い込みに根ざして他人や社会に対する｢《こうあるべきだというような思弁や観念に基づく》行動や発言｣に対する他人からのラベル、あるいは自らの名乗り上げです。

《こうあるべきだというような思弁や観念に基づいている》のですから、それに反するものは｢悪･邪･不正･不義｣のように判じられ、排除･排斥･破棄･処罰などの対象にされます。　優柔不断であることさえも、《こうあるべきだというような思弁や観念に反するもの》とされます。

強い信仰に基づけば、不信心、自立も反抗とみなされ、｢悪･邪･不正･不義｣となります。　反共を強く掲げる統一教会のようなところでも、親に帰依しない自立は悪です。　信者に対して｢指令を待ち構えるようにせよ｣とは言わないと想像するのですが、指令･指示が示されれば、即時行動を起こすことは求められているのでしょうし、ツイッターなどでリーダーとフォロアーが形成されるように、人々は(同類･仲間だと感じる人々が)集まると各自の個性が容易に消失し､その感情および思想が一斉に同じ方向をとりはじめるというのは、世界中で、太古から現代、そして将来も続くのでしょう。　そうした状況の中では個々人の責任と判断という個別のことは消えて、一種の匿名状態、個人責任での行動という側面は消え、衝動性･激情･行動･敵対攻撃性･波及性が高まります。　主義の内容とは関係がないです。　魔女裁判、異端審問、宗教戦争、水利や猟場に関わる争い、敵味方の識別過敏化と即攻撃は、人間社会ではつきものですし、集団帰属/非帰属に過敏になれば、どこでも、おきます。　数年前に元大統領が唆して暴徒化したニュースが流れ呆れた人も多かったでしょうが、そんなものです。　欧州でも、アジアでも、南米でも、アフリカや近東の付近でも、そのような傾向は強まっていますし、理性や知性よりも、叫声と狂性の方が強く表に出る状況になっているとは見て取れます。

＞　大衆とはその指令を待ち構え、全員同じように動く為に用意されているのですか？

キリスト教民主主義にしろ、民主主義を標榜しようがしまいが、政権や権力構造を変えよう、あるいは強化しようとする主張を持つものは、大衆に働き懸け、大衆をバックに利用していこうとします。　それは、独裁者や独裁政権を支えようとする人々でも同じです。　
大衆は"全員同じように動く為に用意されている"のではないけれど、どのような主張を掲げる人でも、真っ向異なる主張を持つ人でも、大衆を自分のバックや戦闘実動部隊のように扱おうとするのです。
日本でも明治政府は、徳育と称して大衆の翼賛化を図りました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2 …
即時に効果を上げるものではないにしても、権力側が大衆の特性を利用しようとすれば、こうした方法は確実に成果を挙げます。　内容や方向性とは、まるで別です。

No.2 回答者： 春閑 回答日時： 2022/12/28 18:03

そうするために小学校から高校まで、長い時間をかけて洗脳するわけです。

すぐにできる訳ではありませんし、完全にそうなるには、国家がそういう体制を作り始める前に、高校を卒業した人々が死に絶えるのを待つ必要があります。

この回答へのお礼

全体主義、本当怖いです。

お礼日時：2022/12/28 18:18

No.1 回答者： angkor_h 回答日時： 2022/12/28 15:14

逆です。

政府は、大衆を叩ける人を側近において、
大衆を抑圧しながら、政治を進めていきます。