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内集団バイアスの例は何がありますか?
また内集団バイアスの社会的意義を適応の視点から述べよという問題があるのですが、どう答えればいいでしょうか?
わかる範囲で構わないので教えてください!

A 回答 (1件)

> 内集団バイアスの社会的意義を適応の視点から述べよ


 
例えば、国家の運営がうまくいかず、社会がバラバラになりかかっているときに、仮想敵というか、敵国を強く意識させる世論誘導をすると、自国内のまとまりや高くなり、国家運営が容易になります。 国家でなくても、私企業でも競合企業とのシェア争いや生き残り、勝ち負けを意識させると、同じ企業内のまとまりが高くなり、目標達成に向けたベクトル合わせは簡単になります。私的な個人の仲間集団でも、例えば、ダンスや音楽演奏、スポーツの仲間集団でも、対抗的グループを意識することで、自分の属する内集団の結束や協力・共同行動の活動性は一段と高まります。 仲間集団でも、企業でも、国家社会でも、集団の結束の強さ、集団の活動性が高まれば、その内集団のメンバーは心理的に安心感が高まり、昂揚感や多幸感も高まります。

自分一人でなにかに熱中しているのでも昂揚感や多幸感は起きますが、自分が属していると思っている集団全体、集団に他の構成員も同じだという思い込みは、安心を高め、共同の喜びと仲間感の昂揚も高めるので、個人をハッピー感に酔わせることになります。
 
集団の構成員が、集団と同じ方向で結束し行動し思考していることにハッピー感を感じ、それを継続強化しようという感情傾向を強めるならば、その社会を継続的に運営するという観点に社会的意義は高いでしょう。 国家の危機を訴えるときに内集団バイアスの社会的意義はおおきいです。
逆に見れば、そこに集団のまとまりや壁ができてまとまって継続するということでもあるので、社会を改革し、新しい社会を創出するという面から考えれば、具合のわるいことであり、社会的意義はマイナスということでしょう。
ヨーロッパで各国毎の内集団バイアスが強ければEU共同体はできないし、イスラムやイスラエルを外集団とする内集団バイアスが強ければ世界平和は難しいです。
 
どちらの場合でも、独立性に不安を感じ易い個人にとっては、集団との同化・一体感・共同体のメンバーであるという思い込みができることは、社会適応、生存の適応にとっても大事なことです。
自分の能力や社会的地位、役割分担に不安を懐く人にとっては、内集団を意識させられ、内集団バイアスを持たされることはとても意義が高いことになります。 周囲から内集団を意識させられる機会が少なく、自分に自信が持てない・不安であるという場合、私はこの一家の主人だ、妻だ、娘だという意識を強く持つことで、自分の居場所を作り出し、精神の安定と、しっかりした生活を送ることができることに、内集団バイアスは貢献します。
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