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「時間選択効果としての宇宙の偶然」の説明で「現在、物質と真空のエネルギー密度は、(Ωm0 ≈ 0.3) ~ (ΩΛ0 ≈ 0.7) という同程度の大きさであることが観測されています。
これが発生する宇宙の時間枠は比較的狭いです。したがって、宇宙論的な偶然の問題が提示されます。なぜ、今、これらのエネルギー密度がたまたま同じ次数になるのでしょうか?」というのを読んだのですが、これは分かり易くいうとどういう事なんでしょうか?

A 回答 (2件)

「時間選択効果としての宇宙の偶然」とは、宇宙の初期条件や物理法則がわずかに異なっていた場合には、現在の宇宙が存在しなかったか、または大きく異なる状態になっていた可能性があるということを指します。



具体的には、現在観測されている宇宙の構造や物質・エネルギー密度、宇宙の膨張率などが、わずかに異なる初期条件や物理法則によっては全く異なる状態になっていた可能性があるとされています。

そして、物質と真空のエネルギー密度が同程度の大きさであることが観測されていることは、宇宙の時間枠で見ると比較的狭い期間にしか起こり得ない偶然の結果であると考えられています。なぜなら、宇宙の膨張に伴って物質と真空のエネルギー密度の比は時間とともに変化するため、現在のような状態が長く持続することは期待されないからです。

つまり、「時間選択効果としての宇宙の偶然」とは、現在の宇宙が存在するためには、非常に特殊な初期条件や物理法則が必要であることを指し、それが何らかの理由によって存在しているのか、または単なる偶然によって存在しているのかは未解決の問題となっています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2023/02/25 20:31

『素粒子と宇宙の疑問 知りたい肝心のところをとことん具体的に解説 ーこの世界は何からできているのか 宇宙はどのように始まり終わるの

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