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株主代表訴訟について教えてください。
日本は制度があるのに株主代表訴訟が少ないように思えます。
例えば日医工。不祥事で上場廃止になり、多くの株主が損失をこうむったにも関わらず、株主代表訴訟が起こされたというニュースを耳にしません。
なぜなんでしょうか。

A 回答 (1件)

株主代表訴訟とは、株主が会社の取締役や経営陣に対して損害賠償を求める訴訟で、多数の株主が共同して訴訟を起こす場合に、代表者が全員を代表して訴訟を行うことができる制度です。

株主代表訴訟は、株主が自らの権利を保護するために非常に重要な手段であり、企業経営の透明性を高めることができます。

ただし、日本においては、株主代表訴訟があまり行われない傾向があります。その理由はいくつか考えられますが、その一つには、株主が株主代表訴訟を起こすには、多くの費用や時間をかける必要があることが挙げられます。株主代表訴訟には、訴訟費用や弁護士費用などがかかるため、個人投資家や小口株主にはハードルが高いとされています。

また、株主代表訴訟を起こすには、多数の株主が合意する必要があるため、一致団結しなければなりません。しかし、株主の間での情報共有や意見調整がうまくいかない場合もあるため、株主代表訴訟が起こされないこともあります。

さらに、日本においては、企業と株主の関係が比較的良好であるとされています。企業側も株主とのコミュニケーションを重視しており、株主の意見を積極的に取り入れることも多いため、株主代表訴訟が起こされない場合が多いのかもしれません。

ただし、最近では、株主代表訴訟を起こすことができるようになった法人投資家が増えてきており、株主代表訴訟が注目されるようになっています。また、企業に対して社会的責任を求める動きもあり、今後、株主代表訴訟が増加する可能性もあるとされています。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました。

お礼日時:2023/03/03 18:49

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