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先日アスピリンの合成実験を行いました。その際結晶がなかなか析出しなかったので、教科書に載っているように器壁を擦ってみたところ見事に析出しました。ところで何故器壁を擦ると析出するのでしょうか。ご存知の方よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

溶液から結晶を析出させようとするとき、溶液の温度を下げる、あるいは溶媒を濃縮するなどの操作により、飽和濃度に近づけて行きます。

飽和濃度に達しても、すぐに結晶は析出せず、飽和濃度以上が溶けた状態(=過飽和状態)になります。

この過飽和状態で、ちょっとした物理的刺激があると、結晶が析出し始めます。

過飽和に達していない状態で壁を擦っても、種晶を加えても、晶析は起こりません。
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だいぶ前の話なのでかなり自信がないですが…


結晶の析出は、始めにできたごくごく小さな結晶に次々結晶成分がが付いて大きくなっていきます。つまり核となる結晶が必要なわけです。
ガラス棒で壁面をこする、壁面に衝撃を加える、急冷するなどをすると溶液が大きく振動してごく小さい結晶同士がくっつくため、析出するスピードが速くなるという理由だったと思います。
その際、結晶はどうしても小さなものになってしまい、回収においては効率的ではありません。

大きな結晶を得るためには静置する、衝撃を加えない、じっくり温度を下げるなどの処置が必要ですが、収率は一般的に向上します。ですから時間があるときはじっくり結晶化させてください
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/04/25 01:36

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