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イギリスについて

イギリスでは貴族社会の名残が色濃く残ってると聞きますが本当ですか?

A 回答 (4件)

「貴族社会」というよりは「階級社会」なんでしょうね。

もちろん「貴族」も階級の一つです。「貴族」に限らず、平民の中にもいわゆる「ブルジョア」(富裕層、上級市民、学歴のある知識人=インテリ)と「労働者、農民、庶民」(プロレタリア)の階級があります。

#1 さんの挙げているミュージカル「マイ・フェア・レディ」(ヘップバーン主役の映画が有名)は、下層階級の花売り娘を「教育」して、上流社会の「夫人」(レディ)に仕立て上げるというストーリーです。作られたのは1913年で、日本では大正年間です。

日本では「明治維新」で「士農工商」の身分制度がなくなり「四民平等」の世になりましたが、ヨーロッパではそういった「社会制度の大転換」はなかったので、古い階級制度の名残は現在まで残っています。(「社会制度の大転換」があったのは、ロシア革命とナチスの制度ぐらいか)
現在では、社会の最下層は主に「アジア系、アフリカ系、アラブ系」の移民が担っています。

イギリスには「王室」が残っていますし、王族を中心にした「貴族」も残っています。国家に貢献した平民は、一代限りの騎士(ナイト)である「サー(男性)」「デイム(女性)」に叙されます。(元ビートルズのポール・マッカートニーは1997年に、リンゴ・スターは2018年に「サー」に叙されています)
また、ミュージカル「キャッツ」や「オペラ座の怪人」の作曲者であるアンドリュー・ロイド・ウェッバーは、一代限りの貴族である「男爵」に叙勲されています。

そういう意味では、イギリスは「貴族社会の名残が色濃く残っている」ということになりますが、日本でも「皇室」や「皇族」(秩父宮家、高松宮家、三笠宮家、常陸宮家、秋篠宮家)が残っています。(さすがに、「華族」であった近衛家や三条家などの「公家」や徳川家や細川家などの「旧大名」などは日本国憲法下では平民になりましたが「家系」としては続いています)
日本で「貴族制度が色濃く残っている」と感じますか?
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実際のことを全く知りませんが、現実のイギリス社会に《貴族社会の名残が色濃く残ってる》ということはないだろうと想像します。


日本にも城は残っていますが《武士社会の名残が色濃く残っている》とは思わないです。 
イギリスには《紋章》があちこちにあって、それなりに重要です。日本にも《○○家之墓》とか《菩提寺・お寺さん》はあって、それなりの意味はあっても《仏教が重要だった社会の名残が色濃く残ってる》とは言わないです。 
イギリスではアッパークラスの方はサッカーや野球にはほぼ関心がなくて、クリケットやポロ、ラグビーに興じたり、乗馬や賭け事に関心があるのだそうですが、それを《貴族社会の名残が色濃く残ってる》というのはおかしいように感じます。
広大な土地や大きな屋敷をもっているアッパークラスが目立つのは確かでしょうが、それを《貴族社会の名残が色濃く残ってる》というのはおかしいように感じます。今はそうした土地や屋敷を貸したり見せたりということでなんとか収入源にしているようで、観光客を呼ぶ仕組みになっています。雑誌やドラマ、貴族の紹介図書の類いはそうした流行や関心を土台にしているのでしょう。
「ノブレス・オブリージュ……イギリスの上流階級」で上流社会、貴族、アッパークラスでの人の「称号」が大変という紹介があるそうです。だけれども称号の使い方が正しくないことがあるそうです。
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 https://webfrance.hakusuisha.co.jp/posts/3692
貴族の称号に関するこういった細かいルールを、すべてのイギリス人がわかっているわけではないのは言うまでもない。特に二十世紀以降の小説やテレビドラマ、映画などには、この分野の間違いがよく見られる。たとえばイギリスのジャーナリストでBBCに勤めた経験もある作家ダイアナ・アップルヤードの小説『火遊び』(2005年)は、階級と恋愛を扱った軽い娯楽小説だが、その中に次のような記述がある。
 セーラがつきあっている、いささかむさくるしい格好をした若者が、サー・ルパート・コテリルの次男、ジ・オノラブル・トム・コテリルだとわかると、セーラの母親は驚喜した。トムとその家族に出会うまで、セーラはこのような人々がまだ存在しているとは思っていなかった。 (Diana Appleyard, Playing with Fire, Black Swan, 2005, p. 71)
セーラのボーイフレンドの父親は「サー」の称号を持っているので、これまで見てきたように、准男爵かナイトだということになる。しかし、どちらであれ、その息子は長男だろうが次男だろうが、「オノラブル」の敬称で呼ばれることはない。普通に「ミスター」と呼ばれるはずなのである。
 イギリスの貴族の称号はこのようにかなり複雑で、その細部まで頭に入っている人間は少ないだろう。
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貴族・アッパークラスでの称号の使用法さえも、現代のイギリス人があまり分かっていないから、《階級と恋愛を扱った軽い娯楽小説》でも称号がいい加減になるのでしょう。 ということは、一般のイギリス社会では、イメージとして貴族階級は存在していても、実態はほとんど知らないということでしょう。 イメージの世界では貴族社会があっても、実態としては理解されてない・知らないということでしょう。 
たぶんイメージだけが強く残ってて、実態としての《貴族社会の名残》が現実の社会では消えているのではないですか。 執事や・主人や奥様古語も達の各人についている召使い・屋敷の使用人・料理人・庭師・運転手と抱えて制圧するのは、経済的なことだけでなく、雇用面でも難しいのではないですか。
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はい。


イギリスは特にそうですが、欧米は今もずっと階級社会です。
ケイト王女が婚約したときも、身分違いなのでかなり叩かれていました。
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映画、オードリー・ヘップバーンのマイフェアレディが参考に


成ろうかと。
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