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明日、女性天皇誕生の是非についてディベートするのですが、僕達の班は「女性天皇反対派」という振り分けになりました。
そこで質問したいんですが、そもそも天皇が昔から男子と決まっていたのはなぜなんでしょうか?

A 回答 (7件)

「家」ないし「姓」の問題をいまだにはらんでいるわけです。


女性天皇は過去何人も存在していますが、
皇族以外と結婚してできた子供が天皇になった例はありません。(少なくとも建前は。継体天皇あたりあやしいんじゃないの、という説もありますが、そのころはそもそも天皇を名乗っていなかった、という説が有力です。
天皇制の確立が進んでいく中で、天皇になれるのは特定の「氏」(なまえがありませんが)だけだ、という思想が発生します。
女性は結婚しても氏族を離れることはありませんでしたが、生まれた子供は父側の姓になりますので、それが望ましくない、ということだったようです。
たとえば女性天皇が即位して「黒田さん」と結婚したとき、その息子は黒田さんになってしまうわけですね。これはたしかに伝統に反しています。

ただし現在の問題は明治以来の天皇制度の問題なので、少々別です。明治民法は「家制度」の建前から男尊女卑、男性家長制度を採っていましたがその一環として女性天皇を排除したようです。
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まず、建前的には初代の神武天皇からの遺伝子が現在の天皇まで受け継がれてきたという伝統にあります。


ご承知のように、Y染色体を持つ精子が受精すると雄の子供が産まれます。
そのときY染色体は父親から息子に受け継がれる。
このとき性染色体の対はXY型になります。
それに対して、X染色体を持つ精子が受精すると娘が産まれる。
このとき性染色体の対はXX型になります。
性の決定に関与しない常染色体はそれぞれ半分づつ父親や母親から息子や娘に受け継がれます。
決定的なことは、Y染色体は染色体交叉をしない、つまり、Y染色体は父親から男児にそのまま継承されるのである
つまり愛子様をはじめとする女性皇族にはY染色体が無いため、歴代の男系皇族によって受け継がれてきた遺伝子が途切れることが問題なのです。
遺伝子の話以外なら、過去には女性の天皇も即位しましたし、三種の神器も前代の天皇の指名も受けずに勝手に即位した天皇もいますから、前例など造ればよいわけです。
かの後醍醐天皇も
「朕の新義は未来の先例たるべし。」と発言されたように、愛子様が女帝になれば、それが今後の前例として踏襲され、何の問題もありませんが、女帝が皇族男子と結婚しない限り、遺伝子が途切れることになりますから、これは大問題です。
生物の遺伝子の問題です。

参考URL:http://ethol.zool.kyoto-u.ac.jp/kura/EmpFim.htm
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。この資料は私たちも検索していたので今回のディベートに使いました。

お礼日時:2005/06/01 23:54

女帝反対であれば「万世一系」で戦うしかないと思います。

何故男子のみかという理由も「万世一系」です。

参考URL:http://www.ch-sakura.jp/bbs_thread.php?ID=89170& …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
万世一系といっても、遺伝子云々は昔の人たちにはわからなかったはずです。したがって、昔からなぜ天皇が男子なのかという疑問が残ってしまったんです。

お礼日時:2005/06/01 23:56

おはようございます。



昔から男子と決まってはいませんよ。
みなさんおっしゃるように女性天皇は実在しました。
ディベートの際に、知っておかないと不利ですね。
ここに質問されてよかったのではないかと思います。
推古天皇、持統天皇などが代表的だとおもいます。

議論するつもりは毛頭ないですが、
「反対派」の理由を聞いてみたいと思いました・・
「天皇制反対」ならまだ理解できるんですが・・・
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元々の王様の仕事は何なのか?これが大事なのだと思います。

王様や王子は戦争になった時に先陣をきるのが仕事です。近年では、フォークランド紛争でアンドルー王子が最前線で戦っていました。
女性に甲冑を着て剣を振って最初の矢に当たって死ねというのは難しいと思います。
さて、現在起きている女性天皇の是非ですが、あなたは反対派に属するという条件で応援的にアドバイスします。
まず、女系皇族は有史以来存在しないという点です。女性天皇は推古天皇以来数人おりますが、何れもピンチヒッターであってその後、弟や甥が成人した場合には退位しています。
次に女性天皇を立てるとして誰を婿にするのか?です。それこそ国民の合意が必要な問題になります。黒田さんと紀宮の場合、皇族を離れるという条件があるから国民は何も言わないでしょう。もし、黒田皇家が創設され、黒田家に相続権が生じるならば国民は納得しないと思うのです。これは他の内親王の場合も同じです。
つまり、皇室のあり方として誰を男性後継者にするのか?女性天皇まずありきはこのトラブルが起きるだけというのが私のアドバイスです。
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No.1さんの言うように、女性の天皇は江戸中期にも存在します。

特に古代においては実際に政治指導者として活躍した女帝もいました。

しかし女性天皇と皇族外の人間との間に産まれた子供というのは存在しません。女帝は天皇や皇族の后か、未婚であったということです。現代において女性天皇、要するに愛子様の即位ですが、を認めるということは、その次の世代として、皇族でない人と愛子様の間の子供が即位する可能性が生じるということです。

そこで「女性天皇はともかく、皇族でない人を父に持つ子供が即位することは歴史的に前例がなく認められない。」という見方が生まれます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/06/01 23:52

>天皇が昔から男子と決まっていた


別に昔からというほど昔からでは無いようです。明治時代になってから皇室典範で皇位継承は男子のみと決まったらしいです。皇室典範で皇族についての取り決めが出来るまでは良く言えば慣習的に、悪く言えば適当に皇族についての規範が定められていたようです。そこで、何ゆえ明治になってから男子継承ということを皇室典範という正式なもので縛りにかかったかですが、当時の西洋文明に追いつき追い越せという世相が関係していると思われます。西洋の王室は厳格な継承ルールが存在しており、それに基づき王位継承者を決めることとなっているのですが、日本にはそのような明確な継承ルールが存在していなかったので、西洋を見習って継承ルールを作ろうということになったのではないかと思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。たいへん役立ちました。
ディベートでは残念ながら負けてしまいました(緊張し過ぎetc)が、とても良い研究ができたと思います。

お礼日時:2005/06/01 23:51

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