酸化還元適定（逆適定）の場合の計算方法

５[Bi5+]solid + 2(Mn)2+ + 8(H2O)→2(MnO4)- +5(Bi)3+ + 16(H)+
という反応後
(MnO4)- + 8H+ +5Fe2+ →　Mn2+ + 5Fe3+ + 4H2O
という反応をさせて残った鉄をまた逆適定をしてBi５＋の量を計算する。

なんですけど、よろしくお願いします。

No.2 ベストアンサー 回答者： Zincer 回答日時： 2001/10/01 19:17

通常の滴定操作での終点で成り立つ式

ＮＶ＝Ｎ’Ｖ’（＝酸化剤及び還元剤のグラム当量「以下単に量と表記します」）
Ｎ，Ｎ’：溶液の規定度
Ｖ，Ｖ’：加えた容積
は、御存知とは思いますが、逆滴定においてはちょっと応用して
ΣＮＶ＝ΣＮ’Ｖ’
となるだけです。後は、どの試薬が酸化剤及び還元剤かを考えればいいわけです。
よって、御質問の場合は、
（最初に存在したＢｉ5+の量）＋（残存したＦｅ2+の滴定に要した酸化剤の量）＝（過剰に加えたＦｅ2+の量）
（注意点）
1.ここで「量」と表記したものはすべてグラム当量であり、目的のＢｉ5+のmol数あるいはグラム数を得るためには、換算が必要です。
2.Ｍｎ2+に関しては一旦ＭｎＯ4-に酸化されていますが、最終的にＭｎ2+に還元される為、考える必要はありません。（おそらく、ここで混乱されたものと思います。）

この回答へのお礼

解りやすい解答ありがとうございました。
最初に解いたとき、モル濃度で計算したため、解答に自信がありませんでした。
でも、規定度をもちいた計算でおこなうと、すぐに簡単にでてきました。
本当に有難うございました。

お礼日時：2001/10/02 16:35

No.1 回答者： rei00 回答日時： 2001/10/01 15:26

　何をお知りになりたいのかよく分かりませんので，考え方だけアドバイス致します。

　「逆滴定」の結果から，残った鉄の量がわかりますので，加えた鉄の量から引けば反応した鉄の量が求まります。

　この鉄の量から，MnO4- と Fe2+ との反応の量的関係を考えると MnO4- の量がわかります。

　最後に，Bi5+ と Mn2+ が反応して MnO4- と Bi3+ ができる反応の量的関係から Bi5+ 量が求まります。

　いかがでしょうか。詳しくは「分析化学」の教科書をご覧下さい。

この回答へのお礼

有難うございました。
なんとか解決しそうです。

お礼日時：2001/10/02 16:37