プロが教えるわが家の防犯対策術!

無農薬栽培でキュウリ、ナス、トマト(桃太郎)、ピーマン、カボチャ、ニガウリ、オクラを最高の状態で育てた場合、1苗に付き収穫量の限界はどれくらいなのでしょうか?トマトは1苗で50個辺りの収穫が限界と、何処かのサイトで読んだことがあります。

今年から自家栽培を始めましたが、どれだけ収穫できれば成功なのか知りたいのと、限界収穫量を目標としたく、質問させて頂きました。

プロの方が最高の状態で栽培して豊作となった場合の、1苗あたりの大体の数でも参考になりますので、宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

えーと、実は前提条件によって全く異なる回答になるんですよね。


理論的な年間(生涯)収穫可能量は、年間(生涯)光合成産物量に比例します。
光合成産物量を増加させるためには、
・有効茎葉面積の増加
・栽培期間の延長
が必要です。

一株あたりの収穫量を上げるのであれば、一株あたりの占有面積を増やせば(つまりスカスカの条件で育て、限りなく枝を増やして伸ばせば)いいのです。
これに加えて、暖房などで加温して栽培期間を延長すれば、理論値としての最大収穫量が得られます。
(ハイポネックスという植物調整剤製造会社が、「トマトの樹」と題して、何千個ものトマトを一つの株にならせるデモンストレーションを見たことがあります)

ただし、プロの農家は経営上の最適解(収益の最大値)を目標として栽培しますので、時には品質を上げるため、摘果(収穫に向かない実を摘むこと)も行います。
「1株に何個つくか」ということを目標とはしないのです。(収量を競うのであれば、個数でなく重さを見るのが一般的)

露地栽培での基準収量は、例えば関東地域での一般的な栽培(4月下旬定植を想定)であれば、ニガウリ・オクラ以外の作目では6~8t/10a程度と考えられます。
通常1,000本/10a程度の苗を植えますので、この作型なら6~8kg/苗程度の収量が一つの「成功」目標ではないかと考えられます。
ニガウリ・オクラは生育要求温度が高いため、上記の半分程度の収量が一つの目安です。
南方ほど収穫可能期間が長くなるので、基準収量はご質問者の居住地域により変わるでしょう。

長々と書きましたが、病害虫の被害なく、適切な土で健康に育った野菜を取れたてで味わうのが、自家菜園の醍醐味です。
今後も順調に育つことをご祈念申し上げます。
(一般流通の野菜が美味しくないとすれば、「農薬を使っているから」ではなく、健全に育っておらず(結果として農薬も使っているかもしれない)、流通に時間がかかって鮮度が落ちているから、というのがより正確な考え方かとは存じますが)
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
大変分かりやすいご説明に感謝いたします。環境により収穫量はいくらでも増やすことができるため、「限界収穫量」というのは無いのかも知れませんね。露地栽培での基準収量を目安にさせていただきます。一般流通の野菜の味や、プロからみた収穫量もとても参考になりました。

お礼日時:2005/06/30 17:40

普通栽培から見た露地栽培での割合を。


トラップ・灰・回避用自然エキスなどを駆使しながらで、
ピーマン2割減
胡瓜  1割減
茄子は、7~8.5割減
ニガウリ・トマト・カボチャ・オクラ数量変化無し。

一番薦めたくないのが茄子ですね。 植え付け後から開花期まで、アブラ虫の被害を防虫ネット又はほうれん草用の不折布で覆ったとしても、完全に除去できません。数を減らす事しか出来ず、あっという間に大量発生後、他の病気が出てしまい成長が長期間止まります。 それでも、ナスを無農薬とするならば、5月から6月に掛けてのアブラ虫の大量発生時期をさけて、6月下旬に植えつける事をお勧めします。

普通栽培で有ってもその年の天候・害虫・病気の注意報が出るくらいですから、完全管理ハウス栽培以外は完全収穫量は違いますよね? 普通栽培を元に比べて見るしかないと思います。
無農薬栽培の場合、肥料が一番影響しますのでご注意ください。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
家庭菜園1年生のためわからないことが多いのですが、このような情報はとても参考になります。
普通栽培とはマルチやトンネル、ビニールハウスの事でしょうか?私の栽培方法はビニールを使わずに畑に直接植えているだけなので、露地栽培だと思っていますが、違っていたら申し訳ございません。
ナス以外の野菜では収穫量に大差がないようで安心しました。茄子などは初期の防虫対策が大切みたいですね。各栽培サイトでも注意されていました。

ネットで情報を集めてから家庭菜園を始めましたが、今のところ全ての野菜を無農薬栽培で育てており、大した害も無く順調に育っています。
一応、私の栽培方法を書きますと・・
1ヶ月前に石灰、堆肥を規定量、腐葉土を大量に混ぜ有益微生物が増えやすい、根張りのよい環境を作ります。
1週間前に元肥。
定植時に根の成長促進のため苗をピカコー水に付ける。
定植後に有益微生物増加、成長促進、成り疲れ予防、連作障害予防にキトサンを灌水。
その後、展着剤代わりにピカコーを混ぜたニームオイルを週1,2回散布し、病害虫予防を行います。
追肥には油粕を少々と、堆肥を使っています。

以上の方法で栽培していますが間違いだらけの部分があるかも知れません。それでも今のところ病害虫被害もなく、近場にある農家と同じような感じで成長しています。今後どうなるかわかりませんが…。
健康のために無農薬栽培を始めましたが、食べてみて味の違いに驚きました。キュウリやナスを八百屋で数種類買い集め、家の収穫物と食べ比べてみましたが、一般の農薬で育てられた野菜は甘みもあまり感じられず、後口に渋みのようなものが残ります。
我が家で収穫できた野菜では有益微生物の働きによって糖度が増したと思われますが、今まで食べたことの無いような甘みがあり、家族皆が驚いています。後口もさわやか。今後、真夏の日光で育てられた野菜を食べるのが楽しみです。

無農薬資材にかなりお金を使っているため八百屋で野菜を購入したほうが安いですが、趣味で行っていることなので気にしないようにしています。健康が一番ですから。^^;

お礼日時:2005/06/29 11:05

 ナスについてお答えします。

750本のナスを栽培するプロ農家に聞いた話ですが、「上手に育てれば1本の苗から150個は収穫できる」ということです。

 ただし、育苗段階からの土壌殺菌に始まり、早目はやめの消毒、きめ細かな剪定、適切な施肥・水遣り、風で実に傷がつかないように防風ネットを張るなど「最高の状態」で育てた結果です。
 
 私は、この農家から分けてもらった苗を無農薬で育てていますが、150個は夢のまた夢。カメムシ、毛虫、コガネムシに加え、カラスやヒヨドリに食い荒らされ、収穫はほんの数えるほどです。

 もっとも、私の畑が山間部にあるので、平野部に比べて害虫が多いという事情があります。質問者の畑の立地条件次第では、無農薬でも20~30個は採れるのではないでしょうか。

 

 
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
1苗で150個の収穫は凄すぎですね!今のところ病害虫対策をしているので被害はありませんが、ヒヨドリ、カラスの被害に遭う可能性もあるんですか。被害に遭う前に対策を考えなくては!
我が家の場合ですが、ナスは4月10日頃にホームセンターで購入した苗を7本定植しました。6月29日現在までの収穫量は47個なので1苗辺りまだ約7個しか取れていません。150個には遠く及びませんね…。

おかげさまで目標が出来ましたので、少しでも目標数値に近づけるよう、いろいろな栽培方法を研究してみようと思います!
引き続き、限界と思われる収穫量情報を募集していますので、宜しくお願い致します。

お礼日時:2005/06/29 10:53

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