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グリーン購入法やホルムアルデヒド規制等環境にやさしいものづくりが叫ばれる昨今、家具業界独自の規制があると聞きます。環境問題に関する家具業界の規制をチェックする、又は入手する方法はありますか?

A 回答 (1件)

私は個人経営の家具工房を経営していますので、大手の家具業界との係わり合いはなく、


家具業界の独自規制とは関係ないところで物づくりをしています。
私の知る限りでは、業界独自の規制が出来たという話は聞いていませんが、もし出来るのなら良い方向性であると歓迎しています。

しかし、業界の自主規制がどのようなものになるかは、期待したい気持ちがある反面、
真に消費者の利益を考えた規制になる可能性は、非常に低いと言っておきましょう。

ある有名な学習机を作っているコ○ヨという会社の例では、
学習机に、「森林浴効果」「超低ホルムアルデヒド」などを、目玉商品には、取り入れていますが、
「森林浴効果」は2~4年で消滅、ホルムアルデヒドも「ゼロ」ではありません。

「グリーン購入法」も理念の聞こえは良いのですが、肝心の、木材の入手先での、森林伐採による環境悪化への配慮が足りません。

批判するばかりで、申し訳ありません。
それでは、今何が必要で、何ができるのでしょうか。

先ず問題点の整理して必要な対応を述べましょう。

1.ホルムアルデヒド対策

 『問題点』
 住宅業界が規制を始めてから慌てて追随している状態で、根本からホルムアルデヒドを排除しようというよりも、
 現状において、市場がどの程度反応しているかを見極めて、消費者受けする対応を選択している。

 『必要な対応』
 有機化学系の接着剤の乱用を止める。
 木材もどきの合成素材の使用をやめる。
 消費者に情報を公開する。

2.森林保護(グリーン購入)

『問題点』
 環境問題が社会問題として取り上げられたことに乗じて、森林の役割を自分に都合の良い方向に解釈し、宣伝の材料に使っている。
 木材を使うことに、良い面と悪い面があるにもかかわらず、家具への木材使用がすべて『善』となるような誤解を与えている。

『必要な対応』
 家具業界の木材消費量は、森林の破壊や育成に影響を及ぼすほどではありません。
 「木」のように見せかけた、合成資材の使用を止め、木を見せたいところには「本物の木」を使い、木の消費量を増やす努力をするべき。
 森林破壊が深刻化している「海外の木」は使わずに、「過密状態」となっている国内の木を利用する。

家具つくりをしている者は、住宅関係者同様、住環境への関心が低い。
営業ツールとして、ビジネスチャンスとしてばかりとらえて、消費者の利益優先という意識にはなっていない。

大変申し訳なく思います。
私は微力ながら、問題解決に向けて「地域の木」「身の回りの木」のみを使う物づくりを実践し、
周りの関係者にも推奨していますが、呼応してくれるものは極わずかです。

家具業界といいますか、住宅関連業界の実態はこんな程度です。
聞こえの良い情報に惑わされず、真実はどこにあるのか見極める目を持って、厳しく業界に圧力をかけてください。

個人のレベルで、上記の諸問題に対応している会社のサイトを紹介しておきます。
参考にしてください。

参考URL:http://www.valley.ne.jp/~ecoshop1/
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