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「におうとどっこい」というお話をご存知でしょうか。
日本の「仁王」と唐の国の「どっこい」という二人の大男が力比べをする、という豪快な民話です。
お互いの大力を称えあって、日本では重いものを持ち上げる時に「どっこいしょ」と言うようになり、中国では「仁王!」というようになった、というオチがついているのですが、中国語、又は古代中国語で「仁王!」というかけ声は本当に存在するのですか?

A 回答 (1件)

「におうとどっこい」というお話は読んだことないのですが、「日本昔ばなし」からの出典のようですね。

中国語(古典中国語も含め)で「仁王」(中国語ではrenwangと読む)という掛け声はないと思います。ただ「仁王」のことを中国語では「口亨口合二将」(heng-ha erjiang)、口を閉じた「口亨」と口を開けた「口合」の二将を指していいます。「どっこい」「どっこいしょ」は中国語では「口亨」(heng)「口亨口育」(hengyo)などといいます。どちらのことばも「口亨」の漢字が使われています。「口亨」は「フン」とか「ウン」、うなったり鼻歌うたったりする様子をあらわす擬声語です。仁王像は寺の門の左右に立っている門番を兼ねた神様で力持ち・勇ましい象徴ですよね。重いものを持ち上げるとき、「口亨」という掛け声を上げるけど、その荷夫たちの顔つきも口を開けた仁王のように険しかったからかもしれません。そもそもこの二つの言葉に共通点なんてないものと思っていたけど、ふと単語を調べてみると同じ漢字が使われているから、この昔話のオチはあながち間違ってないかもしれません。以上、私の勝手な推測でした。
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この回答へのお礼

こんにちは。大変詳しい解説をありがとうございました。
今回このお話の発表を職場(小学校)でやったところ、「本当に中国の人は『仁王!』って言うの?」と子供から質問を受けまして、投稿した次第です。

私も中国語をかじっているのですが、方言の広東語なもので、自分の知識ではどうにもなりませんでした(^^;)

早速プリントして、大威張りで(笑)子供に見せることができます。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/10/26 12:27

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