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四柱推命を勉強中の者です。

四柱推命では色々な流派があり、蔵干をあまり重視しないところもあれば、月柱蔵干を元命として最重要視するところもあります。

ある推命家からは、私の場合元命が傷官で、一生この星から影響を受けると言われたのですが、別の推命家からは、蔵干については気にする必要が無い、とも言われました。これは全く背反する事項なので、困っています。

私としてはどちらを信用して良いか解らないので、いままで起こってきた事象と照らし合わせて、どちらが当たっているか見るしかないのですが、今ひとつ判断つきかねる部分があります。

四柱推命というのは、天干と干支のみで判断するのが妥当なのでしょうか?それとも蔵干も加味したほうが精密な判断ができるものなのでしょうか?

参考までに、私の命式は:
庚戌
丁亥
癸卯
甲寅
です。

宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

>>私は良化した壬・劫財と、吉力をうまく発揮できない丙・正財とが重要と判断します



>泰山式では確かに癸は壬を喜び、私のように冬生まれだと丙が必要だということですが。。

 いえいえ、そうではありません。「良化した壬・劫財と、吉力をうまく発揮できない丙・正財」というのは、単に日干の癸のみから判断しているのではなく、命式全体の蔵干を含めた干同士の関係から導いたものです。お分かりかと思いますが、この命式中に壬も丙も存在しているのです。壬は月支蔵干に、丙は時支蔵干に。

 そのため、仮に寅刻生まれだったのだとすると、性格の点においても、良化された劫財と吉力をうまく発揮できない正財の性質を合わせた性格を有しているはずと考えられます。俗に元命とされる傷官の性質などよりも。


>これはただ単に大運流年だけではなくて、こういった星を持つ人と常に一緒に居たほうが良いということでしょうか。

 四柱推命を用いて判断するに際し、命式から導いた特定の五行や十干を喜神や忌神としてそれを絶対視し、喜神が巡って来た場合には良い運になり、忌神が巡って来た場合には悪い運になると説明されているものが多いと思います。

 特に武田考玄氏の奇門遁甲の考え方は、これら四柱推命における喜神・忌神の考え方をかなり極端にしたもののようです。

 したがって、このような考え方からすれば、「こういった星を持つ人と常に一緒に居たほうが良い」とか、「それら十干の回座する方角に行けば吉」といった考え方が出て来ると思いますが、そのような単純なものではないのです。

 これらについては、いずれご自分で、現実に起きた実態とそれらをつぶさに比較してご覧になるとお分かりになると思います。一般に喜神とされているものであっても、行運(大運・年運・月運・日運・時運)と命式との関係で悪く作用する場合もありますし、忌神とされているものであっても、行運と命式との関係で良い方向に作用する場合もあるのです。

 つまり、特定の五行や十干を喜神や忌神などと決め付けて、それを絶対視するような考え方をしていても実態とは必ずしも適合せず、行運と命式の全ての関係を詳細に分析して、初めて実態と適合する判断結果を得ることが出来るのです。

 ですから、「こういった星を持つ人と常に一緒に居たほうが良い」などとは必ずしも言えるものではないのです。


>つむじの件ですが、私のつむじは正中線上にあります。しかし、母子手帳には早朝4時生まれとあります。母の話によると、確かに明け方に生まれたということなので、ひょっとしたら5時以降に生まれた可能性もありますが・・

 一般には、現在世界中で用いられている時間の考え方(日本で言えば兵庫県明石市を基準にして定められた時刻)が、占術を用いる上でもそのまま通用すると考えられています。しかし、実は、現在私達が使っている時間や時刻の考え方と、占術で用いるべき時間の考え方とは必ずしも一致しないのです。

 前回の回答中で、なぜわざわざ卯刻生まれの話を持ち出したかと言いますと、兵庫県明石市付近であれば午前4時36分頃、東京辺りで午前4時17分頃からは、占術上では卯刻生まれの特徴を有して生まれて来ていると考えられたことと、私のこれまでの経験上、このような計算から導き出した生時もさることながら、「つむじ」の特徴から推定される生時の方を基に判断した方が、実態と適合する結果が得られているからです。

 feretto_usakoさんの場合、「つむじ」の特徴から考えて、また、占いのような分野の学問が好きというような思考傾向から考えても、母子手帳上の生時の記載がどのようになっていようと、卯刻生まれの性格と運命をお持ちであると考えられます。

 そうしますと、前回お話したような吉力をうまく発揮できない正財などは命式中から消え、性格および運命に重要な働きをしている十干は、良化した壬・劫財と同じく良化した甲・傷官と考えられます。また、この場合、食神・傷官ともに大過となりますので、推命にあたってはそれらについても考慮する必要があります。

 もっとも、判断方法については様々な流派が様々な方法を唱えていますので、それらについては、おいおいご自分で研究なされば良いとして、少なくとも生時が卯刻である可能性が高いという点についての認識をお持ちになった上で、今後の勉強を進めて行かれれば良いのではないかと思います。


>高木乗という方が創始した五行推命・・・・・マスターできるまで勉強してみようと思っています。

 がんばって下さい。


 それでは、お元気で。
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この回答へのお礼

丁寧に回答して頂き、大変感謝しております。なかなかこういった内容については親身になって教えてくださる方が居ないため、とても有り難く思っております。

>この命式中に壬も丙も存在しているのです。壬は月支蔵干に、丙は時支蔵干に。

蔵干を重視するかしないかという問題だけではなく、蔵干の出し方についても色々と知る必要がありそうです。月支蔵干については私の場合必ず傷官が来ると思っていましたので。

>吉力をうまく発揮できない丙・正財

私としてはこの性質も持っているような気がします。

>「こういった星を持つ人と常に一緒に居たほうが良い」などとは必ずしも言えるものではないのです。

良く理解できました。喜神や忌神は流動的に変わるということなのですね。

>卯刻生まれの性格と運命をお持ちであると考えられます。

私が勉強している流派の中にもつむじについての記述があります。それも生時が不明の場合に確定させるためのものですが、詳しい内容について理解していませんので、もっと勉強する必要がありそうです。

>食神・傷官ともに大過となります

過傷官の特徴が顕著に現れていますので、間違いなくこれは正しいと思います。

色々とご指導いただき有難うございました。本だけでなく直接疑問に答えてくださる存在というのは非常に大きく、理解のスピードが全く違うということが解りましたので、いずれ指導教室にも通おうと思っております。

お礼日時:2005/08/09 22:03

 この問題は、結論を出すためにはそれぞれの流派の秘術を尽くしての大戦争になると思います。

私としては是非やってもらいたいものだと思いますが、なかなか適当な人材がいないのではないかと思います。何しろ、自分ではその流派について分かったつもりになっていても、実際にその流派の創始者の目から見れば、全く理解していないとしか思えない人も多いと思いますので。

 お話の、蔵干をあまり重要視しない流派というのは、台湾の明澄透派・張耀文氏の教えを受けて独自の流派や理論を確立して広めている武田考玄氏、佐藤六龍氏、内藤文穏氏などの系統のものだと思います。台湾の明澄透派の考え方は、昭和40年代に武田氏らが張耀文氏を日本に招いて教えを受けて以後、日本で広められました。

 この明澄透派というのは、高根黒門氏によると台湾の占術界でもほとんど知られていない流派らしいのですが、日本においてだけは武田氏らの働きによって、「本場中国の占術」として広まっているようです。
この明澄透派においては、空亡(別名:天中殺)の考え方も用いないようです。

 他方、月柱蔵干を元命として最重要視する流派というのは、おそらく四柱推命でも入門書レベルの考え方だと思います。1000円ちょっと位で買える入門書の場合、このような説明がなされている場合が多いと思います。また、とりあえず一応の知識だけ与えて占い師として開業させるようなビジネスもあるようですから、そういう所でもそのような考え方を広めている可能性はあると思います。

 私は蔵干を用いて判断しますが、蔵干は一つに決めずに判断しています。そして、元命として月柱蔵干を最重要視するような見方はしていません。さらに、空亡と、その空亡を解く解空の判断要素は外せないものと考えていますし、行運に巡ってきた干支は命式全体に影響を与えると考えています。したがって、元命と行運に巡ってきた干支(またはその通変星)の関係のみから行運の判断をすることが出来るというようにも考えていません。

 判断のために重要な要素は、天干、蔵干を含めての、干合・妬合・生・剋と、十二支同士の支合・三合・半合(会)・方合・冲・刑・害、空亡・解空などと考えています。
 通変星・十二運星・吉凶神殺星などについては、上記の分析が終了した後に初めて考慮すべきと考えてます。行運の判断方法は、命式を判断する場合の方法と何ら違いはありません。

 ただし、これらの説明を初心者の方にも分かるように説明しようとすると、少なくとも本一冊分程度の説明は必要になると思います。

 ちなみに、お話の命式の場合、私は良化した壬・劫財と、吉力をうまく発揮できない丙・正財とが重要と判断しますが、この説明をするのにも先ほどの判断のために重要な要素について理解しておいて頂かないと分からないと思います。

 また、行運を判断する場合には、単にこれらの星だけ見ていれば良いというものではなく、行運に巡って来た干支(かんし:十干と十二支を合わせて言う言葉。俗に十二支のことを「えと」として「干支」の文字を用いますが、本来はこの使い方は間違いです)が命式全体にどのような影響を及ぼすのか、命式中のそれぞれの干がどのような働きをするようになるのか、というようなことを詳細に分析してみないと出せないのです。ですから、ここでそれらの説明をしようとすると膨大になり過ぎるのでご勘弁願いたいと思います。

 ちなみに、寅刻生まれならば、「つむじ」は正中線(身体を正面から見た時に、眉間-鼻の頭-お臍を通る中心線)から外れた位置にあると思われます。それに対し、卯刻生まれであったならば、「つむじ」は正中線上に1つだけあると思われます。

 なお、人の身体は完全に左右対称に出来ているわけではないため、正中線から1cm程度のずれはずれとは考えません。2cmや3cm以上ずれている場合に、初めて正中線から外れているという表現を用います。

 当然のことながら、生時が異なれば性格も運命も全て異なります。

 どの流派においても自己の優位性を主張して止まないと思いますが、私が考えますに、その分かる内容や程度、詳細さ、正確さなどの点においては違いがあるように思えます。

 ご自分で様々な流派について、得心の行くまで研究なさってご覧になればよろしいのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

私はやはり本で勉強しました。
透派かどうか解りませんが、高木乗という方が創始した五行推命という占法です。
こちらでは命式から五行図を割り出します(干支中の蔵干を五行に変換します)。
通変星は天干を重視して、五行のばらつきによって安定大過を判定します。身旺身弱の判定も泰山式とは違うようですが、非常に分かり易く、マスターできるまで勉強してみようと思っています。

>私は良化した壬・劫財と、吉力をうまく発揮できない丙・正財とが重要と判断します

泰山式では確かに癸は壬を喜び、私のように冬生まれだと丙が必要だということですが。。これはただ単に大運流年だけではなくて、こういった星を持つ人と常に一緒に居たほうが良いということでしょうか。

つむじの件ですが、私のつむじは正中線上にあります。しかし、母子手帳には早朝4時生まれとあります。母の話によると、確かに明け方に生まれたということなので、ひょっとしたら5時以降に生まれた可能性もありますが・・

大変参考になりました。有難うございます。

お礼日時:2005/08/07 21:05

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