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初めて質問させて頂きます。
今、留学中でギリスにいるのですがヨローッパ内を旅行する際の方位が
気になり情報が得られないのでここに書き込みさせてもらいました。
私は本・月とも二黒土星の女です。イギリス全体もしくはイギリス中部を軸とした場合に
パリとスペインはどの方位にあたるのでしょうか?
今年は西・東が暗剣殺で東南・北西が本命殺になっていています。
友人が両国にいて数日間ですがどうしても会いに行きたく計画は立てているものの方位が気になって仕方ありません。それとイギリスから東京は西だとする所もあれな北西ところもあり……。どうなんでしょうか?
そもそも、日本で祐気とりなどをしていて、海外に出て数年の場合の影響力などはどう変わってくるのでしょうか、疑問です。
長く分かりづらい文になってしまって申し訳ないですがどなたかにアイデアでも頂けると嬉しいです。

A 回答 (1件)

 まず、方位効果の発生原因を何と考えるかによって、方位のとり方も結論も全く異なって来るのです。



 方位効果の発生原因を地磁気であると考えた場合、北は磁石の示す北(磁北)であり、ロンドンは日本から見て西、ロンドンから日本を見ると東となります。

 方位効果の発生原因を地磁気ではなく地球の自転運動に起因するものであると考えた場合、北は磁北ではなく地図上の北となり、自分のいる地点と同緯度の地点は、必ず真東か真西にあたります。そのため、上とほぼ同様に、ロンドンは日本から見て西、ロンドンから日本を見ると東となります。

 方位効果の発生原因を地磁気ではなく、また地球の自転運動のみによるのでもなく、地球の自転・公転の両運動に起因するものであると考えた場合、上と同様、北は地図上の北となるものの、方位は地球が球体であることから球面三角法という方法を用いて定めることになります。
 この場合、日本から見てロンドンは北西にあたり、ロンドンから見て日本は北東にあたります。
 気学でも現在は様々な流派が存在しており、その中でもこの立場を採っている流派が多いようです。

 球面三角法については、ネット上で無料でダウンロードできるフリーソフトとして公開されていますので、gooやYahooなどで「球面三角法」で検索なさればすぐにお分かりになると思います。自分のいる地点の緯度・経度、目的地の緯度・経度を入力することにより、細かな方位を知ることが出来ます。


 ところで気学についてですが、気学は、それまで日本にあった八門遁甲・九星方鑑学などを元に、中国の五行思想などを取り入れて園田真次郎氏が大正時代に作り広めたもので、非常に簡単で素人にも分かりやすかったために日本では広まりましたが、他の国や地域ではほとんど知られていません。

 日本以外の国において方位術といえば、奇門遁甲や金函玉鏡が用いられています。当然のことながら、気学による判断結果とそれらを用いて出した判断結果とは異なるのが普通です。
 ただ台湾の場合は特殊で、日清戦争後から太平洋戦争終結時まで50年間、台湾が日本の領土であったこともあってか、日本の気学の影響を受けたと思われる奇門遁甲の流派(明澄透派など)もあり、それらの流派においては気学と同様の要素(九星)を判断要素の一つとして用いています。
 もっとも、それらの流派においても、日本の気学のように、九星の要素(五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺などを含む)や破の要素のみをもって吉凶を判断することはしていません。

 台湾は別にして、中国や朝鮮半島における奇門遁甲の流派においては時盤のみを用いているものが多く、気学や明澄透派の影響を強く受けて日本で広まっている日本版奇門遁甲のように、年盤・月盤・日盤・時盤の全てが揃い、ある方位が1年間とか一ヶ月間とかの長期間に渡り、常に良かったり悪かったりするといった考え方はしません。
 つまり、それぞれの方位が持つ象意は、地球の自転・公転運動(地上の観測者から見た場合、太陽・月を含めた天空の動き)に伴って時々刻々変化していると考えています。

 私は気学の考え方は採っておらず、これまでの研究結果から考えて、方位効果の発生原因は地球の自転・公転運動に起因するものと考え、時盤のみを用いる考え方を採っています。そして方位効果の持続時間も、気学が主張するように長期間続くとは考えておらず、距離や期間に関わらず、良くも悪くも、よほどの特殊な偶然が重ならない限りごく短期間しか無いと考えています。
 なお、ここで言う「特殊な偶然」の成立条件についてここで詳しく述べる訳には行きませんが、普通の人が普通に生活している分においては通常起こり得ないことですので、気になさらなくて良いと思われます。

 もっとも、どのような考え方を信じるかはkina80さんのお考え次第です。
 ご参考まで。
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この回答へのお礼

詳しい説明をどうもありがとうございました。お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。球面三角法など、インターネットで調べたりもしたのですが、かえって混乱してしまったのです。気学そのものの起源を紐解いてゆくと、ただ単にこっちが悪い、あちらが良いではないのだと考えさせられました。nobitattaさんのおっしゃる「特殊な偶然」については聞きかじった程度ですが一応知っています。ただ、それとは関係なく方位取りをしているのもあり、不安と混乱をどうにかハッキリできないか?とここに相談させて頂きました。
足を突っ込んでいなければどこへ行こうと全く気にしないのですが……。やはり気学一つをとっても様々な流派があったり、奇門遁甲という元があったりと気にし始めたらキリがない学問ではありますよね。『あまり気にしすぎない』のが一番なのかしら?とも思っています。
nobitattaさんの詳しいご説明のお陰で、その辺のもやもやとしたものが少し晴れたような気がします。どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/03/20 04:53

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