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DVD-Rの安いものにデーターをバックアップしましたが、その後安いものは保存期間が極めて短いものがあると聞きました。なぜでしょうか?焼いたDVDを使わないでとっておいても、あるとき突然データーがなくなるのでしょうか?また一流メーカーのDVDへ焼きなおそうと思いますが安物メーカーに焼いたものからコピーで一流メーカーのDVDへ焼きなおしてもよいでしょうか?それとも、ハードデイスクから再度やきなおしてほうがよいでしょうか?

A 回答 (4件)

安いメディアには2種類あります。

1つは高いメディアと同じラインで製造され、その後何らかの選別を経て安売りされるもの、もう1つは最初から「安いメディア」として製造されるものです。

高いメディアと同じラインで製造された「安いメディア」の場合、保存期間に関するもともとの能力は高いメディアと変わりません。ただし、安いメディアは流通過程で安いなりの扱いを受けますので、その間に劣化(=保存期間が短縮)し、結果としてユーザの手元に渡った時点で残っている保存可能期間(残り時間とでも言うべきもの)が高いメディアよりも短くなっている場合があります。

最初から「安いメディア」として製造されている場合、製造直後の時点で既に保存期間が短い可能性があります。

保存条件を同一に保った場合、保存期間はメディアに使用されている色素の特性とメディアの製造上の精度に左右されます。色素の色の濃さは何もしなくても時間とともに変化するのですが、色素の特性が悪いとこの変化が速くなり、それだけ早くデータが読み出せなくなります。製造上の精度が悪いと、データを読み出す際の余裕が小さくなり、やはりそれだけ早くデータが読み出せなくなります。

最初から「安いメディア」として製造する場合、製造装置は最先端の新品ではなく中古払い下げ品が主流になります。また製造時に使用するスタンパ(金型のようなものです)はどんどん製造していると少しずつ消耗してくるものなのですが、これを限界まで(時には限界以上に)使用します。これらの理由から、メディアの製造上の精度はどうしても落ちてしまいます。

また、製造時に使用する色素にもいろいろな種類があり、特性の良いものは当然値段も高くなります。最初から「安いメディア」として製造する場合は、製造コストを下げるため特性の良くない安い色素を使うことがあります。

こういった理由から、もともと保存期間が短いメディアが製造されてしまうわけです。


データを書き込んだDVD-Rは、書き込んだ直後で既にデータが読めない場合(DVD-Rメディア自体に欠陥がある場合)を除けば、徐々に「正常に読めないデータ(読み込みエラー)」が増え、データが失われていきます。ある程度まではDVD-Rドライブのエラー訂正機能でデータが復元されるので問題は起きません(読み込みエラーが発生していることすら気付かない)が、その「ある程度」を超えると使用者にも分かる形でエラーが発生します。

ですので逆に言えば、使用者によってはある日突然エラーが発生してデータが失われたように見えますが、実はそれまでにもずっとエラーが発生していて、ただ使用者には分からないように自動的にデータが復元されていたということになります。


使用者に分かる形の読み込みエラーが発生している場合、その部分のデータは既に失われて復元できない状態になっていますから、コピーを作成するためにはハードディスク等、元になったデータを使用する必要があります。

エラーが発生していない場合、使用者に分からないように復元されたデータは間違いなく正しいデータ(書き込んだのと同じデータ)ですから、そのデータを他のDVD-Rにコピーしても全く差し支えありません。
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この回答へのお礼

さらに詳しいご回答ありがとうございます。非常に参考になります。

お礼日時:2005/08/07 22:26

Q/その後安いものは保存期間が極めて短いものがあると聞きました。

。なぜでしょうか?

A/どんなメディアでも多少はあることですが、画質が悪くなったり、音質が低下したりというのもカセットテープなどで知っている人は多いでしょう。カセットならば音声は音声として収録されているため、再生すればよほどテープが伸びたり、磁性体が劣化しない限り聞くことができます。まあ、接触するため劣化は当然なのです。

では、DVDなら劣化はしないのか、100%データは完璧に保存されているのかという点が問題になります。実際、カセットとは違い接触しないから劣化はしない、デジタルデータは劣化しないというのが一般には浸透していますが、データを記録するというのはあくまでアナログ手法になります。
デジタルのデータを凹凸をつけて識別するそれがDVDです。わかりやすくいえばレコードと同じです。ただ、針が直接触れないだけなのです。

針が触れなければ確実にデータが記録されてさえいえれば問題ないはずなのですが、メディアとドライブ双方の性能が適正に作用しない場合(一般に相性が悪いといいます)には、書き込みに失敗したり記録精度が低下し次に読めないケースがあります。

また、記録には光と熱を使うという特性から直射日光を浴びれば記録に用いた色素が劣化しデータが消える可能性が否定できないのです。記録品質がぎりぎりなら特に意図的に直射日光などを受けなくとも多少の放置でデータが読めなくなります。

廉価なメディアはどうしてもどこかで価格を抑えるために、妥協があります。たとえば1000円のメディアなら普通は問題ない程度の不具合でも欠品にし、流通量やコストが上がりますが、製品としての耐久性が上がるということもあるのです。逆に1枚10円のメディアなら、普通は書き込みもまともにできないが、コスト削減のために欠陥として扱わず出荷する可能性があります。

そういった点があります。

Q/あるとき突然データーがなくなるのでしょうか?

A/記録の瞬間からすでに一部のデータは化けている場合がほとんどです。実際にエラー0のメディアやドライブは存在しません。ただ、エラー訂正と呼ばれる技術によってそれを修正しているから読めるのですよ。エラーが極端に増えるとその訂正も効かなくなり読めなくなります。そのため、消えるという言い方は正しいといえます。まあ、セルDVDなどの工場で直接基盤に凹凸をつける方式ではデータは消えませんけどね。自分で映像を記録して作るDVD-RやRW、RAMといったメディア、およびCD-R/RWなどはありえることです。ただ、高ければそれが絶対にないわけではなく直射日光を避けるなど保存性も大事になってきます。また、消えることを前提によほど大事なデータなら同一内容のバックアップを複数枚作るということも重要かもしれません。

Q/安物メーカーに焼いたものからコピーで一流メーカーのDVDへ焼きなおしてもよいでしょうか?それとも、ハードデイスクから再度やきなおしてほうがよいでしょうか?

A/元データがハードディスク上にあるならば、ハードディスクからをお勧めしますが・・・まあ、エラーが表示されることなく特に問題なくできるならどちらでもよいかと思いますよ。
どちらも、変りはないでしょう。後は直射日光、紫外線を避ける。高温になる場所や極端に湿度が高い場所を避けるなどの対応をすることですね。
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この回答へのお礼

非常に詳しいご回答まことにありがとうございます。参考にいたします。

お礼日時:2005/08/07 12:08

やはり、コストを下げるため、使っている薬品が安物だったり、管理が悪かったりするからでしょう。



>焼いたDVDを使わないでとっておいても、あるとき突然データーがなくなるのでしょうか?
あり得ます。なくなると言うより読めなくなることが多いです。一応経験者です。

>また一流メーカーのDVDへ焼きなおそうと思いますが安物メーカーに焼いたものからコピーで一流メーカーのDVDへ焼きなおしてもよいでしょうか?それとも、ハードデイスクから再度やきなおしてほうがよいでしょうか?
どちらでもいいと思います。ただ、コピーだと安物から読み出しができなくなる場合が考えられるため、エラーが起こるかも…。ハードディスクに移してからが望ましいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/08/07 12:09

焼き直し時点で既に「安物が劣化」していると、アウトですね。



「ハードデイスクから再度やきなおし」が可能ならベストでしょうね。

劣化する要因はいろいろあるでしょうが、保存状況が悪いとメーカ品でも劣化するようですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/08/07 12:09

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